おはようございます。
公立中学の通知表の基準が塾講師歴約24年で今が一番よく分からない重本孝です。
#全体的には昔よりだいぶと取りやすくなってますが
#中学校間の差がオニ
高校1年生に分かっておいて欲しいこと。
1人、また1人とリハビリよろしく新高1生たちが先輩たちに混じって自習室に乗り込んできてくれております。
高校受験のみに留まらず、その3年後を託される塾講師として結構ムズい仕事というのが、進学校で成績上位でいるために、一般的に必要な努力量、しいては生活習慣といったところをどう伝えるんだい?おい俺の筋肉といったところです。
これってある種、野球をやったことのない人に大谷翔平がどれだけスゴイかを伝えるようなもので、言葉にできるっちゃできるのですが、伝えたところで絶対にこう、、、何というか相手に腹落ちの状態にまでなってもらうのってムズイよな・・・と想像できてしまうのと同じと言いましょうか。。。
#今話題の事件が今後に松本清張的展開を見せるのではないかというどこか不謹慎な想像をする自分がいるのを認めます
これを書いている今、めちゃくちゃ眠いので今日は短めに切り上げるのですが、とりあえず新高1生は以下の点をまずは知識として知っておきましょう。
①進学校では基本毎日自習(自ら習得する勉強)する生活でないとまともな成績は取れない。
②中学生の頃と同じテンポで英数を習得することは99%の人間にとって無理。特に数学は中学生のときのようなテンポ感で身についていくことはないです。
このことを知らずに受験産業のミスリードに乗っかって、「分かりやすい授業」によって解決しようとするとお金をドブにホールインワンすることになるので注意。
とかく高校数学は
①いったんザックリ受け入れて概要を掴む。
②基本例題を解いてなんとなく感覚に染み込ませる。
③どうしても納得できない場合は説明系の参考書や、先日紹介した「超わかる数学」などの解説系YouTubeチャンネルなどを参考にする。および学校や塾で聞く。
④演習する。
⑤①〜④のサイクル(特に“解く”という行為)をできるだけ周回する。
中学の定期テストでそこまで準備しなくてもまず80点は切らなかったようなタイプの子というのは、中学レベルの数学だとここでいうところの①②のステップだけで片付いていたと思います。
そしてその感覚でもってして高校数学に対峙するので爆死します。
非常に残念なことに絶対に中学のときのテンポ感では高校数学を身につけられないことはこれまで何人もの人が証明してきています。
逆に言えばすぐできるようにならなかったり、最初、「は????高校の数学マジ意味分かんね・・」となってもそれが普通です。
いわばピアニカで「カエルの歌」が弾ける今の状態から、この3年間で、ピアノで「ラ・カンパネラ」が弾けるようにならなければならないようなものなので、ぶっちゃけこれまでと同じノリで身につくことはまずないです。
私は毎年のように文理学科の成績上位者から頑張れベアーズの皆さんまでその生態を観察しています。
そんな私から言わせれば、中学時代の学年トップレベルの子と学年平均を割るような子との差ってこれはもうまずは圧倒的な暗記能力の差なのですが、例えばこれが同じ高校の人同士である場合、その成績の差を生む要因は「生活習慣」と「集中力」というこの2点につきます。
以前も書いたのですが、大学受験のホントに残酷なところは、
お前が家でスマホをイジっているとき
オレ/ワタシは自習している
お前が東進のブースで動画垂れ流しで居眠りしているときオレ/ワタシは自習している
お前が自習しているとき
もちろんオレ/ワタシも自習している
といった風なフロイド・ジシュウ・メイウェザーが高1高2の段階からふつうにゴロゴロいるところにあります。
#毎年見てるんで間違いないです
とりわけ旧帝クラスの大学に現役で入ったお兄ちゃんお姉ちゃんがいない新高1生で、大手に週5くらい授業通って宿題で追い詰められてたタイプの子、つまり多くの新高1生は下手をするとそのことを知るのが落ちてからの卒業旅行のときの京阪神に受かった同級生との会話だったりするのでなんともはやです。
#ちなみに私が知ったのは自分で塾を開いてから 爆
新高1生の子はこちらの記事なんかも読んでおくとよいかもなので貼っておきます。
良いヒマつぶしになるかも・・・
#これ書いてる後半ほぼ目開いてないのでいつもより読みにくかったらすいません
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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