ご訪問ありがとうございます。
前回は、
警察を退職してからのToyoとNatsukoが、どう動きだしたのか?
について、お話ししました。
>>前回の記事はこちら⇒ いよいよふたりの新しい挑戦が始まりました。エステサロンの開業と黒ガリンガル製品の開発が始動!!
Natsukoは、自宅でリンパマッサージのエステサロンを開業して、順調にお客さんを増やしておりましたが・・・
とよの方は、2014年4月に化粧品&サプリメント製造・販売会社である株式会社レーネ(RENE)を立ち上げた友達Kちゃんの元で、役員として黒ガリンガル製品の開発に乗り出しました。
この黒ガリンガルという、聞きなれない名前の生薬について・・・
前回の記事では少しだけご紹介させていただきましたが、Toyoのその後の活動をお話ししていく上で、この生薬は絶対に欠かせないものなので、もう少し詳しくご紹介させてくださいね。
今回は、Toyoのお話しになりますが、よろしくおつきあいくださいね。
さてさて・・・Toyoは、警察を辞めてから親友のKちゃんが起業した化粧品とサプリメントの製造販売会社で働くことになりました。
Toyoの親友のKちゃんが、黒ガリンガルを使用して、化粧水とサプリメントを製造・販売しようと考えたのは、KちゃんのおじさんであるS氏が
薬草ハンター
と呼ばれるくらい、薬草好き、生薬好きだったことがきっかけでした。
このおじさんは、Toyoが出会った時、姪のKちゃんと一緒にカンボジアのプノンペンでホテルを開業しておりました。
もともとKちゃんは、本業がホテル業であり、大阪天王寺駅のすぐ近くでビジネスホテルを経営しておりました。
そして、叔父さんのS氏は東京の方で、50代まではインテリア関係の仕事をされておりましたが、私が出会った頃には、
病気のオンパレード
状態の方でした。
痛風は、毎日のたうち回る位ひどくて、日常生活には車いすが必要になることもあり、
心臓疾患も抱えているので、ニトログリセリンを常に持ち歩く
という方でした。
そのせいもあり、なんとか健康になりたいという思いから、様々な生薬の勉強をされ、世界中を生薬探しで駆け巡るという方だったので、周りの人からは、いつしか薬草ハンターと呼ばれるようになりました。
そんな薬草ハンターS氏は、今から10年程前に、ホテル業をしていた姪のKちゃんと一緒にカンボジアにリゾートタイプのプチホテルを始めました。
同時に、広大な農地を購入して、そこでカンボジア名産のコショウを育てていたのです。
そんな折り、大手の製薬会社から
「黄色ウコンを育ててほしい」
という依頼があったそうです。
ところが、農地を任せていた農家のスタッフが、ウコンを栽培することに反対し嫌がって動こうとしません。
理由は、
東南アジアの人にとって、黄色ウコンは日常的に食する安い食材であり、
そんな金にもならない安い食材をなぜわざわざ栽培するのか
ということでした。
そして、その反対意見を聞いた時、同時に
ウコンを植えるのなら、幻のハーブと呼ばれている黒いウコンを植えればいい
と提案されます。
詳しく話を聞くと、その黒いウコンを食べている民族は、男性は80代、女性は60代でも子供を作ることができ、若くて健康であることで有名だそうです。
その話を聞いて、S氏は非常に興味を持ったのですが、その黒いウコンについては、
どこで栽培されており、何という名前なのかわからない
という状態だったのです。
そこからS氏の黒いウコン探しが始まります。
けれど、どうも一部の特殊な地域でしか栽培されていないようであり、なかなかその正体がわからないでおりました。
そうなると、ますますその正体を突き止めたいと思ったS氏は、ついに懸賞金までつけて探し出しました。
そしてやっとの思いで、その黒いウコンの正体を突き止めたのです。
それが
黒ガリンガル
だったのです。
しかし、その黒ガリンガルが栽培されているところは、とんでもないところでした。
東南アジアの奥地に
ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)
と呼ばれる地方があります。
タイ、ラオス、ミャンマーの3国が交わる地域です。
なんと、その地方の山岳民族が住む山岳地帯で栽培で栽培されていることがわかりました。
タイには次のような伝説が残っているそうです。
クメール王朝には、「宇宙と交信し影で王朝を支えたシャーマンがいた」のですが、そのシャーマンたちは、皆、この地方の出身だったそうです。
1200年前に伝染病がこの地方に蔓延しました。
すると、神様がある男の子の前に現れて
黒ガリンガルを皆で食べるよう
というお告げをしたのだそうです。
この地方の人達は、お告げのとおり黒ガリンガルを食べたところ、みるみるうちに伝染病が鎮まったのです。
それ以降、黒ガリンガルは
「山の神様の贈り物」
と呼ばれるようになり、現地の人は毎日これを生で食べる生活を始めたそうです。
そんなことから、黒ガリンガルの栽培地を発見したS氏は、さっそく本物の黒ガリンガルをその目で見るためにその地方へと行きます。
すると、その地方には、なんとも元気な村人達の姿があったそうです。
そして、孫だと思っていた子供達が、80歳を超えるおじいさんの子供だったり、80歳のおじさんが、トラックの荷台にひょいっと飛び乗ったり飛び降りたりという身軽さで、驚きの連続だったそうです。
なんとかして黒ガリンガルの種芋を手に入れて、カンボジアの自主農園で栽培したいと考えていたのですが、村人はなかなか種芋を売ってくれません。
なんと、説得までに数年を要しました。
そして、何度も何度もこの山岳地帯に通って、やっとのことで種芋を手に入れたS氏は、喜び勇んで自分の農園に黒ガリンガルを植え付け、肥料もたくさんあげて、大切に大切に育てたです。
1年経ち、収穫の時がやってきました。
S氏の畑にはふさふさと育った黒ガリンガルの葉が生い茂っていました。
意気揚々と、黒ガリンガルを引っこ抜いたS氏でしたが・・
ない!!
何もない!!
根の部分には、丸々と太った黒ガリンガルがあるはずだったのに・・・何もなくてただの根だけだったのです。
なぜ、黒ガリンガルが収穫できないのか?
その理由を突き止めたくて、S氏は再び山岳地帯へと足を運びます。
そして、村長から教えてもらったのが、
黒ガリンガルは、特定の土壌でしか育たないということ
肥料などを与えてはならず、野生のまま栽培すること
でした。
そうなのです、黒ガリンガルは、朝夕の温度差が非常に激しいコブラが棲む険しい山岳地帯でしか育たなかったのです。
その後、S氏は村の農家と何度も交渉を重ねて、この地で育った黒ガリンガルを独占的に購入することができるようになったのです。
本当は、この先も、黒ガリンガルを日本に輸出できるようになるまでには厳しい道のりが待ち受けていたのですが、いったん薬草ハンターの話はここでおいといて・・・
Toyoと、黒ガリンガルとがどう繋がっていくのかに焦点を移したいと思います。
薬草ハンターの黒ガリンガル発掘物語、さらに黒ガリンガルの驚くべき成分や効能に関しては、別のブログで掲載しておりますので、ご興味のある方は是非ごらんくださいね。
>> 黒ガリンガルとの出会い 薬草ハンターが探し出した幻の生薬
>> 黒ガリンガルを飲んで80歳のおじいさんが子供を作る東南アジアの村
>> 本物の生薬を届けたい! ほんものの黒ガリンガルたる理由
Toyoと黒ガリンガルの出会い
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奮闘記ブログ 「バンコクで愛犬サクラとスパ経営」 toyoがバンコクでスパを開店させた当初の奮闘状況について書いています