永遠の唄
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ラストイグニッション

買い替えの為、車を手放した。
初めて買った車だったので想い出も沢山あった。
感謝を込めて丁寧に洗車と掃除してから約束の時間にディーラーへ。

その道でふと思ったのが、昔に比べてナニカに感謝することが多くなったと思う。
言い換えれば自分の力とか限界とか下方修正した結果なのかもしれない。
無力でちっぽけで、いろんなモノに助けられている。

散々間違い続けてきたけど
きっとこれからも間違い続けるけれど
せめて抱いている感謝の気持ちだけは無くしたくないと思う。

店頭で新しい子と対面。
今日からヨロシクね。

AM4:00

午前4時

何でかな、思い出すのは泣き顔や悲しそうな顔ばかり

お互いどれだけの言葉を飲み込んできたのか

今となってはよくわからない



昔は夜が好きだった

飛躍した思考がもたらす時間がつまらない毎日を消してくれたから

けれども今は…

つまらない流れに身を委ねた方が楽だと思える自分がいた

refrain

「どうせ迷っても結局買うんだから買っちゃえばいいのに」
そんなことを言われたのをある日ふと思い出した

確かにその言葉は正しくて
結果だけ見れば迷っていた時間がもったいないとも言える

でもそれは物だから言えることで
者はそうはいかない

過ぎ去った時間と共に残ったのは
ただ言えなかった言葉だけ

後悔しているのではないと思う
繰り返す季節にただ耐えられないのだ

雨

あの日々は今となっては夢のよう
少しずつ記憶の欠片が消えていく

時が経ち
部屋に新しいものを買い古いものを捨てる

後どれだけの思い出が自分には残っているのだろう



この弱音は雨宿りだ
もうすぐ行かなくてはいけない
だからあと少しだけここで休ませて欲しい

それぞれの領域

もっと気を使え、と彼は言った
様々な所に気を使いすぎて行動に移せないこともある私に
これ以上一体何を望むのか

一瞬、身勝手さに苛立ったりもしたが
人間誰もが自分勝手なのだと思ったとき
そんな些細なこと、どうでもよくなった

自分勝手だからこそ
自分の経験の範囲内で考え
自分の思考の範囲内だけで行動する

かく言う私もはたから見れば
さぞかし自分勝手に映ることだろう

セーブポイントはどこだ

なんで開いてしまったんだろう
ちょっと魔が差した
擦り減った心には少ししみる

言ってみれば鳥かごの鳥だったのだ
開いているのに飛ばない鳥
選ばなかったのではなく
選ばないということを選んでいたのだ

選択を間違い続けてきた私は
きっとこれからも間違えてしまうのだろう

対岸の火事

燃えるまでは熱さなどわからず

燃えてからでは遅すぎる



例えば、自分の将来のこと

例えば、誰かを無意識に傷付けてしまうこと

例えば、何処かで誰かが殺されたと報道されたこと

例えば、東日本で今起こっていること

人は自分の手に届かないところに対してとても鈍感である

そして大抵の場合、気付いてからではもう・・・

それでも選ぶか、それとも・・・

昔、映画か何かで見た爆弾処理のシーン

赤と青のコードどちらかを切断すれば止まる、そんな状況

しかし明確な信念を持たない彼にはきっと

どの選択も結局同じ色に見えてしまうだろう

どちらのコードも同じ灰色に見えるとき

一体どちらを切ればいいのでしょう

方向

世界は淀みないものだと信じて疑わなかった遠い日の記憶

確かに前だけを見つめて歩いていた

過ぎ去った景色の中に大切なものを忘れて来たと気付いたあの頃

後ろに伸びた足跡の中でそれを探し続けていた

そして今

前向きでも後ろ向きでもなく、ただただ横に転がっていきたい

そんなつぶやき

箱

用意された2つの白い箱

片方には「必要なもの」もう片方には「不要なもの」

機械のように敷き詰めていく



2つの箱を見ながらふと思う

本当にこれは必要なのか?

角度を変えて考えてみる



結局、白い箱は1つで済んだ
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