永遠の唄 -5ページ目

孤独


期待せず信じなければ 裏切られることもないと

温もりを知らなければ 冷たさに傷付くこともないと

瞳を閉じていたなら 悲しみを見ることもないと

耳を塞いでいたなら 言葉に怯えることもないと



思い出なんて ない方が幸せなんだと

感情なんて 出さない方が楽なんだと

そんな風に思っていた 君に会うまでは



期待せず信じなければ 信じられる喜びを知らないままだった

温もりを知らなければ こんなに温かい気持ちになれなかった

瞳を閉じていたなら 優しささえこの目で見ることもなかった

耳を塞いでいたなら 素直な想いも感じることが出来なかった



君を知らなければ あんなに色んなものに傷付くことはなかった 

・・・けれど

君を知らなければ こんなに満たされることはなかったのだろう



今ここにいる私と 深い海の底にいた私

その境界線には いつも君がいる気がする

忘れない 君の声

忘れない 絶対に




ポジティブ


正直、無理にポジティブに考える必要はないと思うのが心情。

それはポジティブシンキングというのは、

自身や外部からの干渉により生まれるのではなく

結果として自ずと自分に返ってくるものだと思うから。



人間誰しも多かれ少なかれネガティブな面というのは持っている

・・・心というものはそういうものでしょう?

ネガティブに陥れば、考えたくないことまで無意識に考えてしまうし

過去に縛られながら出るはずのない答えを求めてしまうだろう。

けれども人はそれをあまり他人に見せようとはしない。

きっとそうすることが人の弱さだと思っているから。

きっとそうでないこと、ポジティブであることが強さだと思っているから。



ポジティブに生きるということは勿論大切だとは思う。

けれども、何でもかんでもポジティブに考えればいいというものではない。

行き詰って苦しいときに明るく前向きに生きることというのは、心身に無理を強いる。

それを強いるのは取り巻く時代なのか、周りなのか、それとも自分自身なのか。

強迫にも似たそんな行為で己を傷付けて何になるという。

気付かないことと気付かないふりをすること

感じないことと飲み込んでしまうことは、似ているようで全然違うもの。



人間は悲しむ感情がある故に落ち込むときもあるだろう。

そんなときは無理に明るく振舞おうとせずに、その感情に浸ってみるのも

大事なことなのではないだろうか。



「ポジティブシンキングは感情を隠すための道具なんかじゃない。」

・・・これは以前私が、とある友人に言った言葉。

自分の殻から抜け出せないという意味では、

ネガティブシンキングも強制的ポジティブシンキングも同じだ。





気持ちの切り替えの早い人、そうでない人、様々だと思う。

切り替えの早い人から見れば馬鹿らしいのかもしれないけれど

それもひとつの個性なのだと認めてみるのはどうだろう?

勉強が出来る人・そうでない人、足が速い人・そうでない人は様々

そんなのと同じレベル。



心に無理をかけずに生きていけたらいいね

青


無邪気に笑いあった日々

もう戻ることのない日々

季節外れの花火と共に

音もなく散ってゆく






久しぶりに会えた友と

あの日と同じ海辺で花火をした。

昔と変わらないのが楽しかったのか

それともただ話せたことがよかったのか

こうして書いている今となっても

それは分からないでいる。

月明かりのお陰か

顔がはっきり見えなかったのが

せめてもの救いなのかな。



もう会うことはないと思っていただけに

すっかり自分でも忘れかけていただけに

言葉になりそうでならない言葉を

伝える代わりに波の音でかき消した。



伝えるより伝えない方がいい言葉

聞くよりは聞かない方がいい言葉

沢山あるんだと思うから。



君も僕も旅立つのなら

荷物は少ない方がいいと思うから・・・。





空が海の青に染まる

燃え尽きた花火と心の太陽が

その青を感じてキラキラと輝いていた

迷い


大事なものが自分の手の中から

ポロポロとこぼれ落ちていくのがわかる

それとも自分で落としているのだろうか



『元気にしてますか?』

返事が出せないままの手紙

開いては閉じ

再び引き出しに入れる



揺れるな、揺れちゃいけない

私にはやらなくちゃいけないことがある

もう戻らないと決めたからあの日 すれ違った

それを曲げたらあの日の涙は何になる



願いは遠く

そして儚くもろい

遠い日の唄が奏でる

忘れたはずの物語

その終幕に


私は自分の目を疑った。そんなはずはない、と何度も疑った。



私は学内の図書館でレポートを作成していた。

今週の頭から作り出したものだけれど、なんとか間に合いそうだ。

完成したものを印刷し、机から離れたところにあるプリンターへと向かった。

その途中で私は"それ"を目にすることになる。

チラっと見えた、机が3つ隣の人のPCのディスプレイに映っていたのは

見慣れたよく晴れた青空が背景のWebページ・・・『永遠の唄』だった。



私はドキリとした。

時間にすればほんの数秒だったのだろうけれども、随分長い時間止まっていた気がする。

勿論それを見ていた彼も私のことを知らないだろうし、私自身も彼のことを知らない。

もし仮にBlogをくまなく読んだとしても"towa"を私だと断定するものなんて皆無に等しい

というか残すはずが無い。リアルの友人でもこの存在を知っているのはほんの数人なのに。

正直、私="towa"と断定されると私のような日記の場合、書きたいことも書けなくなるから。

だからまさかそのBlogの"towa"が自分のすぐ後ろにいるなんて彼は思いもしないだろう。

こんな隣にいる人の名前さえはっきりしないような環境で、私だと分かるはずが・・・

「・・・いません」

後ろを振り返ると女性が立っていた。

「すいません、通していただけますか?」

PCベースの細い通路で突っ立ってたらそれは邪魔だよな。私は彼女に謝って道を譲った。



勿論見られちゃまずいようなことは書いていないけれども

すれ違う人に自分の内面を見透かされているようで何か変な感じ。

ただでさえ私は、普段の自分と日記の自分とが違うというのに。

とにかく今は気にしないのが一番かな。

私は印刷したレポートをバックに入れ、図書館を後にした。



図書館を出て、近くで遅めの昼食をとった。

そしてその日の予定を全てこなし、長かった私の一週間も終わった。

思えばGW明けのせいか、この一週間は辛かった。

寄り道して帰ろうかと思ったけれども、肌寒かったので真っ直ぐ帰ることにする。

家に着くとPCを立ち上げ、お風呂に湯が溜まるまでの間、時間を潰した。



Webページのリンクからリンクを辿り、そこからまたリンクし、そこからまた・・・

いくつ目だっただろうか、多分5つか6つ目だったと思う。

私は気になるページにアクセスした。

「これって・・・」

…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…
私には忘れられない人が2人いる。

忘れたくても忘れられない、

いろんな意味で私をズタズタにした人。

ひとりはよくこのサイトを見てくれている○○

そしてもうひとりはとあるBlogを書いている△△(私の本名)

(Webページより抜粋)
…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…

○○と△△という名前、そしてこの文章の内容

・・・こんなこと知っているのは、彼女しかいないじゃないはず。

私は何が何だか分からないでいた。

頭の中が真っ白になって、音が遠くなった。



○○と私は昔からの友達で、今はそれぞれ遠くで生活している。

十数年の付き合いだった○○とも、ひとりの女性、つまり彼女を巡ってもめ

それぞれの関係が終わってから、それ以後さっぱり口を聞いていない。

付き合いが途絶えてから早いものでもう4年になるのか。

○○は地元にいるはずなのに成人式にも出ず、友人の結婚式も欠席していた。

避けられているなんていうのはきっと私の考えすぎだろうけれど。

そんな○○が彼女と今でも繋がっているのはビックリしたし

何よりそんな彼女が私のBlogを知っていることにビックリした。

そして『忘れたくても忘れられない、いろんな意味でズタズタにした人。』

心臓の上の方にグサリとその言葉が突き刺さった。

どこで知ったとか、そんなのはもうこの際どうでもよかった。

確かめたかった。

私は深呼吸をし、そしてその記事にコメントを書き込んだ。

遠くから水音が響いてくる

どうやらやっと音が戻ってきたようだ。



案の定お湯は溢れかえっていた。

一体どれだけの時間が過ぎたのだろう?

溢れ出したそばから流れて消えていくそれからは

私の中の空白の時間の長さを測ることは出来なかった。



友人の持っているものが欲しくなる

その時は特別好きじゃなくても、それだけで欲しくなる

人間にはきっとそういう心理があるのだろうな。

そして長い時間をかけて積み上げた友情なんてものは

まるで積み木でも倒すが如く容易く壊れてしまう。

恋愛とは偉大だ、いろんな意味で。

のぼせてしまいそうなので、その前にあがることにしよう。

それにしても動揺しすぎか、らしくないな。



お風呂からあがるとコメントにレスが付いていた。

『ずっと待ってたよ。』

――それを読んだ瞬間再び私の中から音が消え去った。







・・・ここで私は目覚めることになる。

なんていう夢だ・・・リアル過ぎるのにも程がある。

いや、目覚めて少しの間は夢だったなんて思えなかった。

いろんな想いが頭の中を駆け巡ってしばらく立ち上がれないでいる。



深く考えれば考えるほど泥沼にはまる気がした。

深い意味なんて無い、そう言い聞かせるので精一杯。

いちいち夢と現実の繋がりを求めていたら心がもたない。



ずっとその先をたどっていけば・・・

もしかしたらそこには私のよく知っている彼女がいるのかもしれない。

もしかしたらそこには見て欲しくない知り合いがいるのかもしれない。

そう思うと不思議で仕方がない

嬉しかったり、嫌だったり。



他人のようで近くにいる

忘れているようで知っている

気付いて欲しい女心と男心

もどかしさと素直な気持ち



ところで夢の住人じゃない方の彼女は元気にしているかな?

そんな風に思ってメールを久しぶりに送ってみることにした。

『勝手に夢に出てこないでよ(笑)』

本当のことなんて言えない

今ここにいるのは"外の私"だから。







さてと、今日も頑張りますか!

そう言って夢では終わったはずの金曜日を私は再び繰り返した。

ジレンマ


『forbidden lover』    wards:hyde music:ken

 あぁ凍える暗い海へ
 流されてゆく歴史の波にのまれ

 やがて幕は上がり
 儚い夢を連れて争いに火をつける

 いつの日に見失った心は 繰り返す忘れ去られた罪を
 あやまちを育てその汚れた愛で 瓦礫に築く楽園

 forbidden lover...... 淡い記憶
 強く抱いても重なり合えぬ色彩
 息をひそめ誓う
 甘い恋の果ては予期せぬ時の悪戯

 燃え上がる炎に取り囲まれ 崩れゆく船に命つかまれ
 怯えた瞳は天を仰いで 叫ぶ神の名を

 空高く舞い上がれこの心 渦巻いた悪い夢より高く
 解き放つ貴方へのこの想い 遠い地へ輝きを放って
 新たなる国に やがて来る日にも
 同じ道をまた通るだろうか

 forbidden lover......




これはL'Arc~en~Cielの12thシングル『forbidden lover』の歌詞。

私は彼(hyde)の詩の世界が好きだ。

恋愛系に結び付けがちなのがちょっと気になるけれども、

ダークなものだったり思想的・宗教的なものだったり

根本の世界観とでもいうのであろうか、凄くいいと思う。



"繰り返す人間の過ち"

"同じ道をまた通るのだろうか"

「禁断の愛」というタイトルから入ると薄れがちになるが

この詩はやはり戦争をうたったものだろう。

読むと最近の日中問題などの世界状勢だとか

過去の無数に及ぶ国と国、人と人の争いを想ってしまう。

>新たなる国に やがて来る日にも
>同じ道をまた通るだろうか


解き放たれ 新たなる国に平和がやがて来る日にも

歴史は再び同じ道を通るのだろうか

繰り返すと分かっているのに重ねる過ち。

なんて愚かなんだろうね、人間って。



認めようとしない者たちが争いを繰り返す。

野心、欲望、妬み

人間の心理で真理。

人々が切に願っている世界の平和

神が私たちに禁じたのはそれなのか?



人間ってハリネズミのようだ。

心は繊細なのに体中に無数の刺を持っていて

近づこうとすれば傷付け合わずにはいられず

傷付けることでしか分かり合えない。

傷付いて傷付いて、そして気付く。

ところがしばらくするとそんな痛みさえ忘れ

近づきたいが故に再びそれを繰り返す。



進んだ道は戻ることが出来ない

だからこそ慎重に選ばなくちゃ。

選ばなかった道など無かったと同じ

無かったものに後悔しても仕方ない。

誤ったら正せばいいだろう?

同じに見えてもそれは違うんだ。

瞳に映るのが同じような景色でも

その花はあの時と同じ花じゃない。

それでも歴史は繰り返す?

それでも歴史を繰り返す?


        さだめ
それが例え運命だとして

人はその先に何を見るだろう・・・



散りゆく光
      プレリュード
滅びへの前奏曲

命の花


君が生まれたとき

みんなは君を見て微笑んで

君は泣いていた



君が死するとき

君が微笑み

みんなが君を見て泣いていた



私達は痛みを乗り越えて

そして生まれてきた

この生に意味があるからこそ

みんな祝福してくれたのかな



私達は痛みを乗り越えて

そして還ってゆく

この生に意味があったからこそ

みんな涙してくれるのかな

君は笑っているのかな



君の生きた証がそこに残っているから




生きることは戦いだ

向き合って生き抜いて

笑顔で逝けるような

私もそんな人でありたい

ずっと


風流れる丘の上

目と目が合って

惹かれるかのように

唇と唇を合わせた



再び目と目が合って

照れ笑いする君を

ぎゅっと抱きしめた

腕の中に確かに君はいた



あの時交わした約束

「ずっと一緒にいようね」

そうそんな幸せな日々が

続けばいいと思ってた



君と僕の"ずっと"は

それから間もなく終わりを告げた

時として6ヶ月

たったの6ヶ月

君のいない"ずっと"を

僕は今生きている



臆病で強がりを繰り返す

ちっぽけな存在

あの日に聞いた言葉

約束の欠片が僕に問いかける






『ずっと』

誰かを好きになったり好かれたり

誰かを嫌いになったり別れたり

誰かと口付けたり抱きしめたり

そんなことをする度に考えるであろう言葉。

私自身もやはりそうだと思う。

この季節になると思い出す

あの丘と風と淡い思い出。



そんなものはないと吐き捨てる私と

それを求めて止まない私

どちらも私であることに変わりはない。



好意を持ってくれるのは確かに嬉しいけれども

最初から失うことを考えてしまう私に

心から幸せと思える日々はもう来ないのかもしれないな。

恵まれた人


久しぶりに吐き気がした。

私が見たのは先日のJRの事故を面白おかしく書いていた記事

「人間として終わってるな」それを見た瞬間そう感じた。

きっとこれを読んでいる人、大多数が気分を悪くすること間違いないと思う。

リンクはあえて表示しない、これ以上誰にもこんな嫌な気分になって欲しくない。

『起こったことをネタにして何が悪い、おもしろければいいじゃん』

それが奴らの理屈らしいが・・・どの辺が笑えるのか是非とも教えて欲しいものだ。



「残された遺族の痛みが分からないのか?」

そんな偽善っぽくて大層なこと、きっと私には言えないのかもしれない。

どうやったって私なんかには彼らやその遺族の痛みは分からないだろうから。

だとしたら散々不謹慎だとか言われている奴らと、大差ない?

・・・もしかしたらそうなのかもな。

ただ、やっぱり自分の身の回りで起こらなければ分からないことって沢山あると思う。

今回のことだってあの記事の件がなければ、もしかしたら

『外国で日本人観光客が殺されました』それレベルだったのかもしれないのだから。

例え世間を飛び回っている情報とて身に降りかかる火の粉でなければ、恐怖すら感じずに。

・・・愚かなものだね、人間って。



今回吐き気がする程気に障ったのは、七海の件があるからだと思う。

何度か書いているが、私は過去に大切な人と永遠の別れをしている。

その人も交通事故だった。

偶然・運命・必然

何度その言葉を憎んだ

何度その言葉を飲み込んだ

そんな言葉に踊らされながら。



あんな馬鹿げた記事を書く奴には他人の痛みなんて一生分からない。

「大切だ」そう思える人と一生出会わない。

誰かのために涙するなんてこと、一生ないのだろう。

・・・経験しないということは幸せなようで

・・・経験しないということは悲しいこと。



人の痛みの分からない人が私は嫌いだ。

彼らのように、恵まれている可哀想な人間が。

黒い列


「墓だとか死後の世界だとか、そんなものは

 結局残された者達のためだけにあるんだよな」

ついついそんなことを考えてしまう。

死者は何も望まない、何も求めない。

忘れてしまわないように

これ以上悲しまずに済むように

・・・所詮は自分のため。



私が毎日通る道路の片隅に

数厘の花が添えられている。

欠かすことなく、毎日だ。

きっと昔交通事故か何かで

亡くなった人の家族だろう。

通るたびに胸が締め付けられる。



青い空と白い花

混じりあうように

ゆっくりと溶けていく