プロ棋士の存在意義 | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 今回の電王戦は人間側の3勝2敗。



 しかし、これで人間側が勝ったとは言い難い。

 負けて尚強しと思わせたコンピューターソフトのほうが名を挙げたんとちゃうかな?
 
 升田幸三は言った。

 「棋士はなくても良い商売だ。だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある」




 「面白い将棋を指」していたのはコンピューターソフトのようだったように思う。



 「大切なのは創造です。人真似を脱し、新しいモノを創り出すところに進歩が生まれる」

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 プロ棋士っていうのは、年間に4人ほどしか誕生しない。



 早い人は小学校時代から、遅い人でも19歳までに奨励会に入らないとプロ棋士になれない。
 
 今は編入制度というのがあるから、必ずしもその規定には当てはまらないが、プロ棋士になれるのはホンの一握りの人だけ。

 それも子供の頃から「天才」と呼ばれた人たちが集まっているのが奨励会。

 そこで勝った負けたの将棋を指し、21歳までに初段、26歳までに四段にならないと奨励会を退会する。

 それまで将棋だけしか指してこなかった人がプロになれなかった時の挫折感はどれほどのものか。

 奨励会に入ってもプロになれるのは2割弱と言われてる。





 米長邦雄前将棋連盟会長のお兄さんたちは東大に行ったんやけど。



 米長は「兄たちは頭が悪いから東大に行った」と言い切った。

 確かに東大は毎年何百人の人が卒業するけど、奨励会を卒業出来るのはたった四人。

 それを考えれば東大に入るよりもプロ棋士になるほうが難しい。

 今現在、将棋界のトップは羽生善治。

 その羽生と史上最強の棋士と呼ばれた大山康晴は同じような言葉を残してる。


 「一時期強いというのは一時力(いっときぢから)といって誰にでもある。頂点を維持してこそ強者である」大山康晴

 「私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」羽生善治


 誰でも人生の中で輝く瞬間というのはあるけども、それを維持させることのほうが難しいという言葉や。


 大体、プロ棋士というのは150人くらいしかいない。



 囲碁に比べてプロが少ないのは将棋が囲碁よりも難しいからではなく、将棋の世界は囲碁と違って日本国内に限られたものだから、その狭い世界の中でプロの既得権益を守らないといけないからなんやね。

 プロ棋士のトップで年収約一億くらい(タイトル数に拠る)、トップ10で一千万くらい。

 平均年収が一千万と言われてるから、下のほうの棋士の年収は3~400万くらいの人もいる。

 棋士は基本給と歩合給の二本立て。

 基本給というのは、名人戦の場合、どの階級に居るかで変わる。

 A級で月収65万弱、B級で50万弱、C級1組で32万弱、C級2組で16万弱。(←島朗著「将棋界が分かる本」より)

 他にもタイトルの予選みたいなものがあるから、強い棋士ほど対局数が増えて歩合給が増える。

 そのほとんどは新聞社が出してる。



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 そうしたプロ棋士の棋譜を見て将棋ファンは喜んだり、唸ったりするわけやけど。



 それでもファンの目に触れるプロ棋士の棋譜というのはホンの一部。

 150人居る中の4~50人くらいしかプロ棋士というのはファンに認識されていない。

 羽生とか渡辺とか森内とか佐藤とか郷田とか丸山とか木村とか。

 若手では糸谷とか豊島とか。

 他の棋士は一山ナンボの存在。

 西川慶二七段とか室岡克彦七段とか浦野真彦八段とか、そういう高段者でもファンにほとんど認識されていない。

 こういう棋士を知ってる人はよっぽどのマニアか、関係者のみ。

 
 プロ棋士っていうのはプロになるのも大変やけど、プロになってからも大変なんやね。


 
 一生勝負の世界で生きていくわけやから。

 中にはプロになっても自分の才能に見切りをつけて、将棋に対する情熱が薄れてしまってる人もいるんやないかな?

 40歳50歳になっても将棋に情熱を持ってる人っていうのは、極一部やと思う。

 そうやって考えるとプロ棋士っていうのは厳しい仕事なんやね。


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 電王戦に出てくるような棋士はそれなりにファンに認識されてるプロや将来有望な若手やけど。

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 棋士の本を読む度にプロの世界って大変やと思うわ。

 永世名人の称号を得た森内でさえ羽生や渡辺の才能は凄いと言うてる。



 羽生、渡辺というのはプロ棋士の中でも抜けた存在なんやね。

 それじゃあ、FXにも通ずるプロ棋士の名言を。


 「どんな世界でも同じだと思う。プロとアマの違いはアマは真似でも通用するが、プロの道は独創。またそうでなきゃ通用しない。だから苦しいが喜びも計り知れない」升田幸三

 「イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という」升田幸三

 「決断に後悔なく、くやしさには落ち着きを」大山康晴

 「人間というのは弱い存在なので、必ずミスしたり、間違えたりするもの」大山康晴

 「反省は、失敗を客観的に分析して、これからに生かせる未来思考なのだ」谷川浩司

 「ミスには、それ以前に、誘発する他の原因がある」谷川浩司

 「勝負の世界に偶然はありません。一夜漬けは通用しない。毎日毎日の積み重ねがすべてなんです」谷川浩司

 「守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる。守りたければ攻めなければいけない」羽生善治

 「漠然とした不安は、立ち止まらないことで払拭される」羽生善治

 
 あんたらもFXで食っていこうと思うたら、これくらいの名言をを吐けるくらいの努力をせんとアカン。

 努力は嘘をつかんで。

 ほなな。



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