日本人以外で初めて土俵に上がったのが高見山。
その後、小錦、曙、武蔵丸と米国ハワイ系出身の力士が人気を集め、大関・横綱に昇進していく。
貴乃花(二代目)はそうした大型力士に対抗するため、体重を重くしようと毎晩寝る前に500kgの牛肉を食べたという。
しかしやっ!
結局、貴乃花はそこで日本人の限界を知る。
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日本人の骨格では一定の重量以上になると、自らの体重を支えきれなくなるらしい。
貴乃花も膝や腰に負担がかかりすぎて満足な動きが出来なくなったゆえ、体重を戻してる。
重さだけ一緒にしても、それに見合う骨格がないから、却って弱くなってしまうんやね。
昨今の外国人力士の増加によって日本人力士の劣勢が目立つけど、格闘技はウェイトがモノを言う、という法則に従うと日本人はその重さを支えれるような体じゃないということが問題なのかもしれん。
現代において大相撲の番付上位は外国人力士が半数近くを占める。
貴乃花は力士の大型化の中、立派に横綱としての務めを果たしたけども、それじゃあ、過去の名横綱と呼ばれた人たちよりも貴乃花のほうが強いのか?というと実はそうでもない。
確かに昔は純血主義やったけど、実は昭和の大横綱大鵬はウクライナ人と日本人とのハーフやった。
大鵬が産まれた当時、樺太は日本の領土やったから、外国出身力士には数えられてないんや。
大鵬の父親はロシア革命後、亡命したコサック騎兵隊の将校やった。
ウクライナの血を受け継いでいるから、大鵬は150kgを超す体重でも充分に体を支える骨格を持っていたんやな。
因みに身長は187cm。
大鵬は説明するまでもなく昭和の大横綱。
その人気は甘いマスクもあって国民的規模。
「巨人、大鵬、玉子焼き」と当時の子供たちの好きなものに例えられた。
大鵬は大相撲の制度にも多いに貢献した。
「一代年寄」も大鵬が最初なら、勝負判定にビデオを採りいれるようになったのも大鵬・戸田戦での誤審があったから。
45連勝中だった大鵬が平幕の戸田に敗れたんやけど、よく見たら戸田の足のほうが先に出てた。
この世紀の大誤審が相撲にビデオという「科学」を持ち込むことになった。
平成25年に没してから国民栄誉賞を授与された。
このように相撲界にいろいろなモノを持ち込んだ功績を持つ大鵬。
勢い余って、1965年米国から拳銃を密輸入してしまう。
今なら現役の横綱がそんなことしてたら大問題やけど、当時は大らかだったのか略式起訴処分で罰金3万円。
相撲協会も譴責処分に留めた。
大鵬が部屋の親方を引退してから貴闘力に譲ったけど、その貴闘力(大獄親方)が賭博事件を起こして相撲協会から解雇処分を受けてるわけやから、昔は緩かったんやね、いろんなことが。
大鵬は密輸した拳銃をどうしたか?と警察に尋問され、「(他の力士の密輸がバレたので)怖くなって隅田川に捨てた」と供述してる。
すごい緩さを感じるな。
隅田川に捨てちゃうってどうやの?
横綱が?
大鵬は女性に絶大な人気があったから、大鵬の取り組み時間になると銭湯の女湯がガラガラになったという(取り組みを見るため)。
他のスポーツ選手や芸能人とも交流があり、特に王貞治と仲が良く一緒に夜通し飲み歩いたそうや。
酔い潰れた王が寝てしまい目を覚ますと、変わらぬペースで大鵬は酒を飲んでたらしい。
脳梗塞発祥以前までは飲み歩きが趣味というほど大鵬は酒豪やった。
それが結果的に大鵬の寿命を縮めてしまったわけやけど、大鵬の葬儀には王貞治はじめ長嶋茂雄、黒柳徹子、ファイティング原田、白鵬などそうそうたるメンバーが集まった。
王貞治は言った。
「(大鵬と)同じ時代に世の中に出て光栄だった」
大鵬は人格者としても知られていて「世界人道者賞」を1982年に受賞している。
あんまり日本では馴染のない賞やけど、これはローマ法王なども受賞した世界的権威のある賞。
大鵬というのは自分が若い時に苦労したこともあって、慈善事業に熱心やったんやな。
それが評価されたんや。
もし、大鵬が今、全盛期の力を持って土俵に上がったらどうなるか?
充分、大型の外国人力士に対抗出来てたと思うで。
そういう日本人が、また出てきてくれんかな~。
ほなな。
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