もう少し夢想を続けます② | けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

茨城県を犬殺処分ワーストから脱却させるために立ち上げた基金です

あくまでも

現段階ではまだ「夢想」なんだけど


でも

全く実現不可能とも思ってなくて


頭の中で様々なシミュレーションを

繰り広げています。


僕の性格的に

「考えてるより、まずやっちゃえ!」

というのはできません。


むしろ、力の入れ具合のイメージは

「9割考えて、実行は1割」

くらいです。


「けいせつ基金」だってそうでした。

なんてったって前例がありません。

見て学ぶものがない以上

想像力だけが頼りです。


考えて考えて考え抜いて

「大丈夫!」

と思って始めても


想定外のことっていうのは

どうしても起きるものですから


始めるまでに目一杯考えて

なるべく多くの想定外を

あらかじめ想定内にしておくことが必要です。


自分自身で

「できるかもしれない」

と思っていることに対し


自分自身でケチをつけ

「こういう場合はどうするつもりだ?」

というような

ネガティブなケースをできるだけたくさん想像します。


その中の一つに


「お前が子犬なんか集めたら、なおさら成犬たちの幸せが後回しになるじゃないか。今でも、もう何年も待ち続けている犬たちがいっぱいいるというのに…」


というのがあります。

確かにこれは


一時的にはそうなるかもしれません。


でも

その考え方は、ちょっと近視眼的だと思います。


「近視眼的」って言葉、使い方間違ってないよな?と思ってGoogleで確認したら、AIがこう答えました。


「近視眼的」とは、大局の見通しがきかず、目先のことにばかり囚われて、将来を洞察する能力が欠如しているさまを意味する形容動詞です。


…ですって。

かなり強めのワードですな(^^;;

でも言葉を変えずにいきましょう。


僕はこう思います。


「子犬が産まれて困った」という言いにくい事実を、むしろ言いやすい方向に変え、情報を積極的に集めるようにする。


そうすると確かに、子犬たちが「命のイス取りゲーム」に、新たに加わることになります。


「命のイス取りゲーム」は参加者(参加犬)が多く、特に茨城県は、参加者に対してイス(飼い主になる人)が少な過ぎる、あるいは、イスに対して参加者が多過ぎることを、皆さんもよくご存知かと思います。


そこに、コロコロとしたかわいい子犬たちが加わってきたら


もう何年も、どんなに望んでもイスが取れないでいる成犬たちにとっては、さらに望みが遠のく状況になり得る…いや、少なくとも一時的にはそうなるでしょう。それは理解できます。


でも


言いやすくして情報を集めたから

「産まれる子犬が増えた」のでしょうか?


いえ

言いやすくして情報を集めたから

「産まれた子犬の存在がわかった」…というだけで


言いやすくせず

情報を集めようとしなかったら

子犬の存在がわからなかっただけ


僕らが知らなかっただけで

実際には同じように産まれていたんです。


「お前が情報なんか集めなかったら

 産まれてなかったはずだ」

ってな馬鹿なことを、本気で考える人はいないでしょう。


「子犬が産まれて困っ」ている人がいます。この人がその後どうするか、想像してください。


もし、僕が考えているような仕組みがあり、困っていることを言いやすい環境にしていれば


① 子犬は幸せな家族を見つけることができる

② 母犬は不妊手術を受けることができる

③ もう困る原因が無くなる


でも今は、困っていることを言いやすい環境にはありません。


困っていることを誰にも言えなければ、どんな道が残ってますか?


その先は不幸しかありません。


① 多頭飼育崩壊の門が開く

② こっそり捨てて野良犬化させる

③ 川に流すか土に埋めるかして亡き者にする


どれにしますか?


ここは強調させてください。

「情報を集めたら産まれる数が増える」

なんて馬鹿な話はありません。


情報を集めて

しかるべきことをすれば

想定できる幾つかの不幸を

未然に防げます。


情報を集めず

しかるべきことをしなければ…


先ほど書いた「命のイス取りゲーム」を思い出してください。


今日もまた「命のイス取りゲーム」に、1匹の成犬が加わりました。


野良犬生活をしていたのでしょう。

痩せています。

汚れています。

怯えています。


でもこの成犬は

ほんの1年前は子犬でした。


その犬はこう言います。


「あのときすぐに『命のイス取りゲーム』に参加したら、大人の犬たちに迷惑をかけるから、すぐには参加しないようにしてました。

でも僕自身が大人になりました。

これで良かったんですよね?」


いや、

いいわけないでしょ。


そうすれば、センターの収容数は減っていきますか?


「命のイス取りゲーム」の参加者は減っていきますか?


情報を集めようが集めまいが

産まれている


その事実から目を背けるなら

「近視眼的」だと言いたいのです。


もう一つ言うと

僕が今考えていることが実現すれば


「命のイス取りゲーム」の参加者を

結果的には減らします。


それだけでなく


「命のイス取りゲーム」の

イスを増やすことになるんです。


皆さん、そう思いませんか?















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