先日、NewsPicksの宇野康秀さんの特集を見ていて、宇野さんって3度IPOさせててすごいなと思いつつ、USENという会社が気になったので、まとめて見ました。

単位は億円です。

 

 

2006年より放送がカラオケを統合し、業務向け売上になっています。

映像・コン…となっているところは、映像・コンテンツです。

 

基本的にMAで成長してる会社であり、

2004年→ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント、メディア、ギャガ・コミュニケーションズ、KLab、エイベックス(資本業務提携)

2006年→アルメックス、インテリジェンス

を買収しています。

ただ、2008年のサブプライムショック以降、いくつもの会社を売却しています。

 

基本的に、2006年まではBB事業が、2006年以降は、 ギャガをはじめとする映像・コンテンツが足を引っ張る状況ではあったものの、昔から展開していた放送やカラオケをはじめとした業務向けの事業が支える事業構造になっています。

また、MAも基本的に有利子負債に頼ったものでしたが、サブプライムショック時をピークに様々な事業を売却し、そして安定したキャッシュを生み続ける業務向け事業によって、30%を切るところまで有利子負債比率はきています。

 

個人的に、現状のUSENは選択と集中という肥大化した企業に適応されことを行なってきた結果、安定した企業へと変貌を遂げた一方で、成長戦略が描けていないのも事実。

一方宇野さんは、BB事業やM&Aに、カラオケ・放送が生み出すキャッシュや有利子負債を増やしながらも資金を注ぎ込みまくった結果、会社を成長させていました。

 

では、宇野さんがどのような方向でUSENを成長させていたかというと、以下のような方向性での成長を目指していました。

 

そして、その遺伝子は今もなお、U-Nextという会社の方向性もこういった方向な気がするのです。

 

今後のUSEN・宇野康秀さんの方向性が、とても楽しみです。

以前、日本のネット系企業の営業利益ランキングというのを書いたところ反響があり、USの企業についても欲しいとの要望をいただき、まとめてみました。
(半導体・メディアは入れてません)

時価総額は10億ドル以上で、時価総額順に並んでいるものと営業利益順に並んでいるもの、営業利益率順に並んでいるものが続けて乗っています。

 

まず、時価総額順。

次に、営業利益順

 

最後に営業利益率順

 

個人的に、FitbitとGrubhubが気になってます。

 

最後に、先日見つけた、GAFAのパフォーマンスについて。

マイクロソフトもアマゾンも数億ドルでIPOしながらしっかり数千億ドルまで成長していいます。

同じく数千億ドルまで行っているGoogleやFacebookは、数百億ドルでIPOしています。

同じ数千億ドルでも、パフォーマンスがここまで異なってくると、上場株でしっかり儲けるには、これまでの上場してからではなく、その前のVCからやらなくてはいけないのではないか?という思惑で、ユニコーン企業に投資した資産運用会社やヘッジファンドですが、そのパフォーマンスやいかに!?

 

ユニコーン企業に投資してる企業のランキング

あけましておめでとうございます。

以前のブログからかなり時間が経ってしまいましたが、今回は非金融業による金融事業について、軽くまとめてみようと思います。

まず、売上・営利から。

 

ヤマトHD以降が小さすぎてよく見えないと思うので、改めてまとめたのが以下。

そして営業利益率が以下。

売上こそ小さいものの百貨店における金融事業の利益率はかなりのものです。

そして最後に、金融事業への依存度について。

 

金融は利益率が他の事業と比べて高く、物を売買している以上金融は使わざるを得ないので、どんな事業であってもある程度のシナジーはありそう。(メーカーであればリース、小売であればクレジットを与えて購入単価を上げるなど)

ただ、ことto C向け金融については、歴史を見ていると全てが全てうまくいっているわけではなく、バブル崩壊や総量規制に苦しんだ企業さんも沢山あります。

 

今年も一年、よろしくお願いいたします。

先日マネーフォワードの方と、「来年のFinTechのホットスポットはチャレンジャーバンクですよね!」っていうお話をしていたのですが、そういえば日本にも数社あったし、中国にもBAT+Xiaomiが銀行やってたなぁと思い出し、今回はこれらについて少しずつ調べてみました。

 

まず日本のネット銀行が創業された時の株主

ジャパンネット銀行出資比率
さくら銀行50%
富士通10%
住友銀行10%
日本生命10%
東京電力5%
NTTドコモ5%
三井物産5%
NTT東日本5%

 

ソニー銀行出資比率
ソニー80%
さくら銀行16%
JPモルガン4%

 

イーバンク銀行
エリクソン
おりこんダイレクトデジタル
クレスコ
ダイテック
ニッセン
ぴあ
ヤマト運輸
伊藤忠テクノサイエンス
伊藤忠商事
三井海上火災保険
住友商事
森ビル
大和生命
電通
日本テレコム
日本信販
日立製作所

 

住信SBIネット銀行出資比率
住友信託銀行50%
SBIHD50%

 

じぶん銀行出資比率
三菱東京UFJ銀行50%
KDDI50%

 

大和ネクスト銀行出資比率
大和証券グループ本社

100%

 

イーバンク銀行の株主すごいな…w

続きまして中国のチャレンジャーバンクについて。

 

 Alibaba Tencent Baidu Xiaomi 
銀行名MY Bank We Bank Baixin Bank Sichuan Hope Bank 
創業時資本金400億元 300億元 200億元 300億元 
ローンチ日2015/6/25 2015/1/18 2015/11/18   
創業時株主ANT FInancial30%Tecnent30%CITIC Bank51%New Hope Group30%
 Fosun International25%

Shenzhen

Baiyeyuan Investment

20%Baidu49%Xiaomi29.50%
 Wanxiang18%Shenzhen Liye Group20%  Chengdu Hongqi Chain15%
 Ningbo Jinrun Asset Management16%Other   Other 

 

合弁相手のご紹介

・Fosun International

中国のバフェットとも名高いコングロマリット。

以前まとめたのでご覧いただけると!

 

・Wanxiang

自動車部品メーカー。

子会社に、破綻した電池メーカーのA123・システムズや破綻した電気自動車のフィスカー・オートモーティブを抱えています。

 

・Shenzhen Baiyeyuan Investment

医薬品メーカー。

 

・Shenzhen Liye Group

投資会社。

広東発展銀行やChinalion Securities、平安保険などのトップ10に入る大株主です。

 

・New Hope Group

コングロマリット。

農業から畜産、酪農、不動産、インフラ、化学、資源、食肉加工、不動産まで幅広く展開しています。

 

・Chengdu Hongqi Chain

物流やコンビニエンスストアを220店舗展開しています。

 

興味深いなぁと思うのは、AlibabaもTencentもBaiduもそれぞれウォレット(決済)・資産運用・融資をするためのツールを持っているにも関わらず銀行に参入していることです。

例えばAlibabaの子会社のANTのバリューチェーンは本当に素晴らしく以下のようになっています。

 

個人的にANTはホットなので、今後もリサーチしていこうと思っています!

 

先日、Spotifyの創業者のDaniel EkがSpotifyの「友達のアクティビティ」というものに出てきて興奮し、そのついでにwikipediaを見たらなんと33歳!

「若過ぎw」と思いつつ、「じゃあこの際他のユニコーン企業創業者の年齢調べてみよう!」ということでまとめてみました。

順番は、創業者名・会社名です。

 

1944年David HindawiTanium    
1949年Moshe YanaiInfinidat    
1950年Stepan PachikovEvernote    
1959年Robert HaririHuman Longevity    
1961年Peter DiamandisHuman Longevity    
1964年Jerome ArmstrongVox Media    
1967年Peter ThielPalantir TechnologiesAlex KarpPalantir Technologies  
1968年Patrick GradyDeem    
1969年Jun LeiXiaomiMartin LorentzonSpotifyShane SmithVice Media
 Suroosh AlviVice MediaBrad KeywellUptakeEric LefkofskyUptake
 Dwight MerrimanMongoDB    
1970年Gavin McInnesVice Media    
1971年Elon MuskSpaceXRony AbovitzMagic LeapSanghyuk LeeYello Mobile
1972年Michael G. RubinFanaticsAdi TatarkoHouzz  
1973年Stewart ButterfieldSlackJosh JamesDomo TechnologiesRagy ThomasSprinklr
1974年Jonah PerettiBuzzFeed    
1975年Dhiraj RajaramMu Sigma    
1976年Travis KalanickUberFrédéric MazzellaBlaBlaCarTomer Bar-ZeevironSource
1977年Nicolas BrussonBlaBlaCarShintaro YamadaMercariMin-Liang TanRazer
1978年Garrett CampUberBomseok KimCoupangDavid HelgasonUnity Technologies
1979年Xing WANGMeituan-DianpingAdam NeumannWeWorkVijay Shekhar SharmaOne97 Communications
 Tom Preston-WernerGitHub    
1980年Frank WangDJIOrion HindawiTaniumParker ConradZenefits
 Kristo KäärmannTransferWise    
1981年Brian CheskyAirBnBJoe GebbiaAirBnBSachin BansalFlipkart
 Cal HendersonSlackJessica AlbaThe Honest CompanyJoachim AnteUnity Technologies
 Paul SciarraPinterest    
1982年Joe LonsdalePalantir TechnologiesStephen CohenPalantir TechnologiesBen SilbermannPinterest
 Laks SriniZenefitsIlia PapasBlue ApronMatthew WadiakBlue Apron
 Anthony TanGrab Taxi    
1983年Cheng WeiDidi ChuxingEvan SharpPinterestDrew HoustonDropbox
 Brandon LeonardoInstacartDaniel EkSpotify  
1984年Nathan BlecharczykAirBnBJohn ZimmerLyftHooi Ling TanGrab Taxi
 Matt SalzbergBlue Apron    
1985年Bhavish AggarwalANI TechnologiesJoshua KushnerOscar HealthChris WanstrathGitHub
1986年Apoorva MehtaInstacart    
1988年Bobby MurphySnapPatrick CollisonStrip  
1989年Kavin Bharti MittalHike Messenger    
1990年Evan SpiegelSnapJohn CollisonStrip  

 

「UberとBlaBlaCarの創業者って同じ年に生まれたんだなぁ」と思ったり

「StripとSnap若いw会社名にSがつくと早熟なのかなw」とか思ったり

「Peter Thielってもう49歳なのかぁ」とか思ったり

「20代で起業してそのまま30代に突入したケースが多いなぁ」とか思ったり

「Hike若いなwさすがインドw」とか思ったり…

 

BloombergとかCrunchbaseに載ってない人が結構いて、

重要な人がのっていなかったりして申し訳ないです。

 

「この人の生年間違ってるよ!」や「この人の生年はこの年!」とかありましたら

ご連絡ください。

 

2008年のサブプライムショックにおいて、150億ドル以上を利益を出し自らも37億ドルもの報酬を得たジョン・ポールソン氏。

その後も銀行株の空売りや欧州危機で利益を莫大な利益を叩き出していたわけですが、欧州危機以降ボロ負けが続いております。

ヘッジファンド資金流出、著名ファンド狙い撃ち-機関投資家心変わり

そんなポールソン氏は何をずっと保有しているかというと、基本的に製薬と金です。

合併アービトラージやイベントドリブンで運用しているので、ここ数年MAが多かった製薬で運用してるんだなぁと思うのですが、その結果が散々な結果に…

そういえば、ドラマの「Billions」も製薬で最後の方負けてたなぁなんと思ったり。

 

トップ10のポートフォリオの中でも気になったものについて。

・ALLERGAN

シワ取りの「ボトックス」を提供。

ファイザーに1600億ドルで買収される計画は消滅。

これまでMAで大きくなってきただけに、気になります。

 

・AIG

2016年の2月よりポールソン氏が社外取締役に。

 

・VALEANT PHARMACEUTICALS

まだ持ってるのか…

武田薬品工業への事業売却が頓挫。

 

・AKORN

ジェネリック医薬品メーカーでなんとポールソン氏が外部筆頭です。

 

 

 

売却銘柄

B/E AEROSPACE INC-58,973
QUINTILES IMS HOLDINGS INC-12,863
CIGNA CORPORATION-8,331
RITE AID CORP-4,903
PRICELINE GRP INC-2,649
EAGLE PHARMACEUTICALS INC-1,593
PERRIGO CO PLC-1,031
K2M GROUP HLDGS INC-981

 

どこが伸びるかなぁと思いつつ正直厳しそう

そんなことを超にわかながら思っております。

本日は外資系PE5社についてまとめてみたいと思います。

何をまとめるかというと、どこの大学・大学院・MBAを卒業して、どこの企業に入り、今のPEに入ったのかということ!

就活生の中には、ドラマのハゲタカや先輩がPEに行ってうん千万円とかうん億円稼いでるなんて話を聞いて興味を持たれている方もいらっしゃると思いますが、でもその世界にいくにはどうやって行ったらいいのか!

表面的ではありますが、まとめてみようと思います。

(ちなみに銀行には、投資銀行や証券会社、商業銀行が含まれています)

 

 

5社のデータをまとめると

 

圧倒的に銀行とコンサルが多いですね。

ちなみに企業ごとでいくと…

 

圧倒的なマッキンゼー感w

慶應義塾大学出身方が多いみたいです(意外)

たまに医学部とか薬学部出身の方がいらっしゃいました(意外)

 

さて、私はどこかのタイミングでこの業界に行けるのか。

今後期待です。w

 

※あくまでも公開情報をもとに作成しているほか、如何せん私が作っているので漏れなどがあるかもしれませんがその際はご連絡またはご了承ください。

スタートトゥデイの業績が絶好調で時価総額も絶好調ということで、今回はスタートトゥデイの顧客分布をなんとなくまとめてました。

個人的には、WEARが気になっていたのですが、数値が落ちておらず…

2015年10月時点で月間10億円に到達しているみたいです。

 

まず、取扱高と売上と時価総額の推移

時価総額の推移

 

顧客の平均年齢の推移

少しずつですが上がっているようにも思えます。

従業員と顧客の平均年齢の推移を見ると、

意外に従業員さんの方が若いことがわかります。

顧客の男女比率で言うと、

始めこそ男性比率が48%ありましたが、徐々に女性比率が上がっています。

 

購入者数推移

 

地域別購入者の推移

会員全体が伸びている中で、近畿・東海が特に伸びています。

ただ、東北と北海道の比率が下がりつつあります。

 

最終的に、スタートトゥデイとしては、5000億円を目指すそう。

 

先日、ブラケットさんがMBOしたり、アパレルECの領域ではCROOZのSHOPLIST、フリマアプリではメルカリ、楽天・フリル連合も伸びてきていますが、果たしてどういう戦いになるのか。

そしてこれによって食われる市場はどこなのか

今後とも楽しみです。

CtipがSkyscannerを17億4000万ドルで買収したとのことで、世界の旅行代理店を比較してみました。

Skyscannerには、Yahoo Japanも入れていたので、次回のIRが楽しみ。

単位は100万ドルです。

 

 

 

 

 

 

Tripadvisorは元々、Expediaの子会社だったのですが、2011年にIPO。また、Expediaの子会社のTrivagoも近々上場する予定です。

Ctripはかつて、2004年に楽天が20.3%を1.09億ドルで取得していましたが、2007年に5.74億ドルで売却。現在は、Priceline Groupが15%取得しています。

 

最後に2016年6月に旅行サイトの全世界訪問数について(wikiより)

 

にしてもPriceline groupも伸びてるなぁ。

個人的に好きなTiger CubsでもあるCoatue Management。

ベンチャー投資の方では最近あまり聞かなくなりましたが、とりあえず上場企業のポートフォリオについて。

ゲームに投資している珍しいファンドです。

 

 

売却銘柄

 

全体的にポジションを減らしつつ、新たに13銘柄を購入しています。

ここで新たに購入した銘柄の中でも気になったものについてまとめてみようと思います。

・Apple

2003年から保有していたAppleを2016年2Qに売却してしまいましたが、今期買い戻しています。

時価総額:595.99億ドル

PER:13.45倍

 

・Time Warner

スピンアウトし続け綺麗にしていたTime Warnerがついに、AT&Tに854億ドルで買収されることに。

時価総額:718.7億ドル

PER:16.58倍

 

・Alibaba

様々な機関投資家が今期買っている銘柄の一つ。

売上高成長率は前年同期比で55%ととんでもない企業。

ANTが上場するからそれでまた伸びるのかもっていう期待かな?

時価総額:232.53億ドル

PER:48.93倍

 

・NVIDIA

半導体メーカー。新製品のPascal GPUが、ゲームやVR、自動運転、データセンターのAI分野で活躍するそう。

時価総額:50.38億ドル

PER:48.11倍

 

・インテル

セキュリティーソフトのマカフィーを売却しつつ、IoTの世の中に備えてIoTに関するメーカーやディープラーニング、ドローン、コンピュータビジョンの領域で買いまくっています。

時価総額:1679.5億ドル

PER:16.63倍

 

・ZAYO Group

2007年設立の企業向けファイバー網を手がけていて企業。

時価総額:85.2億ドル

PER:-181.55倍

 

・Thermo Fisher Scientific

世界最大の科学機器・試薬メーカー。EPSがここ5年間で2倍弱になっているみたいです。

時価総額:569.5億ドル

PER:28.82倍

 

・Allegiant Travel

超格安航空会社。中古機材を使って低価格を実現しているみたいです。

時価総額:27.9億ドル

PER:11.95倍

 

Stratasys

イスラエルの3Dプリンターメーカー

時価総額:10億ドル

PER:-3.37倍

 

・Acacia Communications

通信ネットワークメーカー。

時価総額:29.2億ドル

PER:35.84倍

 

Snapが今度上場するとのことですが、どのくらいの保有比率なのか。

楽しみですね。