先日マネーフォワードの方と、「来年のFinTechのホットスポットはチャレンジャーバンクですよね!」っていうお話をしていたのですが、そういえば日本にも数社あったし、中国にもBAT+Xiaomiが銀行やってたなぁと思い出し、今回はこれらについて少しずつ調べてみました。
まず日本のネット銀行が創業された時の株主
| ジャパンネット銀行 | 出資比率 | 
| さくら銀行 | 50% | 
| 富士通 | 10% | 
| 住友銀行 | 10% | 
| 日本生命 | 10% | 
| 東京電力 | 5% | 
| NTTドコモ | 5% | 
| 三井物産 | 5% | 
| NTT東日本 | 5% | 
| ソニー銀行 | 出資比率 | 
| ソニー | 80% | 
| さくら銀行 | 16% | 
| JPモルガン | 4% | 
| イーバンク銀行 | 
| エリクソン | 
| おりこんダイレクトデジタル | 
| クレスコ | 
| ダイテック | 
| ニッセン | 
| ぴあ | 
| ヤマト運輸 | 
| 伊藤忠テクノサイエンス | 
| 伊藤忠商事 | 
| 三井海上火災保険 | 
| 住友商事 | 
| 森ビル | 
| 大和生命 | 
| 電通 | 
| 日本テレコム | 
| 日本信販 | 
| 日立製作所 | 
| 住信SBIネット銀行 | 出資比率 | 
| 住友信託銀行 | 50% | 
| SBIHD | 50% | 
| じぶん銀行 | 出資比率 | 
| 三菱東京UFJ銀行 | 50% | 
| KDDI | 50% | 
| 大和ネクスト銀行 | 出資比率 | 
| 大和証券グループ本社 | 100% | 
イーバンク銀行の株主すごいな…w
続きまして中国のチャレンジャーバンクについて。
| Alibaba | Tencent | Baidu | Xiaomi | |||||
| 銀行名 | MY Bank | We Bank | Baixin Bank | Sichuan Hope Bank | ||||
| 創業時資本金 | 400億元 | 300億元 | 200億元 | 300億元 | ||||
| ローンチ日 | 2015/6/25 | 2015/1/18 | 2015/11/18 | |||||
| 創業時株主 | ANT FInancial | 30% | Tecnent | 30% | CITIC Bank | 51% | New Hope Group | 30% | 
| Fosun International | 25% | Shenzhen Baiyeyuan Investment | 20% | Baidu | 49% | Xiaomi | 29.50% | |
| Wanxiang | 18% | Shenzhen Liye Group | 20% | Chengdu Hongqi Chain | 15% | |||
| Ningbo Jinrun Asset Management | 16% | Other | Other | 
合弁相手のご紹介
・Fosun International
中国のバフェットとも名高いコングロマリット。
以前まとめたのでご覧いただけると!
・Wanxiang
自動車部品メーカー。
子会社に、破綻した電池メーカーのA123・システムズや破綻した電気自動車のフィスカー・オートモーティブを抱えています。
・Shenzhen Baiyeyuan Investment
医薬品メーカー。
・Shenzhen Liye Group
投資会社。
広東発展銀行やChinalion Securities、平安保険などのトップ10に入る大株主です。
・New Hope Group
コングロマリット。
農業から畜産、酪農、不動産、インフラ、化学、資源、食肉加工、不動産まで幅広く展開しています。
・Chengdu Hongqi Chain
物流やコンビニエンスストアを220店舗展開しています。
興味深いなぁと思うのは、AlibabaもTencentもBaiduもそれぞれウォレット(決済)・資産運用・融資をするためのツールを持っているにも関わらず銀行に参入していることです。
例えばAlibabaの子会社のANTのバリューチェーンは本当に素晴らしく以下のようになっています。
個人的にANTはホットなので、今後もリサーチしていこうと思っています!

