昨日、今は全くインターネットはとは関係のない方と話す機会があり、その際にアスキー出身者の存在を知りましたので、今回はそのアスキーマフィアについてまとめてみようと思います。
 
・宮川 洋氏
イード代表取締役
 
・工木 大造 氏
イード取締役
 
・藤村 厚夫氏
アットマーク・アイティ創業者
元アイティメディア代表取締役
SmartNews執行役員
 
・板倉 雄一郎氏
ハイパーネット創業者
 
・加藤 貞顕氏
ピースオブケイク
 
・林 信行氏
リボルバー取締役
 
・藤原 洋氏
インターネット総合研究所代表取締役
ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 
 
・西 和彦氏
アスキーマイクロソフト創業者
元マイクロソフト米国本社・新技術担当の副社長
デザインドメイン社長
 
・成毛 真氏
元MSKK(現日本マイクロソフト)代表取締役社長
インスパイア取締役創業者
 
・古川 享氏
元MSKK(現日本マイクロソフト)元社長
元マイクロソフト米国本社極東開発本部長・コンシューマ戦略担当VP
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
 
・塚本 慶一郎
アスキー創業者・元代表取締役副社長
インプレス創業者・最高相談役 
 
・郡司 明郎氏
インプレス創業者
元インプレスHD監査役
 
・深瀬 弘恭氏
IIJ会長
 
・広瀬 禎彦氏
元日本アイ・ビー・エムコンシューマ事業部長
元セガ・エンタープライゼス代表鳥取締役副社長
元アットネットホーム代表取締役兼CEO
コロンビアミュージックエンタテインメント取締役名誉相談役 
 
・浅田 一憲氏
オープンループ創業者、代表取締役
 
・薗部 博之氏
パリティビット創業者
「ベストプレープロ野球」「ダービースタリオン」を開発

・河野 真太郎氏
元ログイン編集長
元ソフトバンクモバイルモバイルメディアコンテンツ統括部長

・高橋 義信氏(高橋ピョン太)
元ログイン編集長
元コンポジット取締役(ドワンゴ子会社で「いろメロミックス」を運営)
元ドワンゴ執行役員
オレンジリーフ創業者
 
・金矢 八十男氏
元ファミコン通信編集者
フリーライター
 
・田尻 智氏
元ファミコン通信ライター
ゲームフリーク代表取締役
「ポケットモンスター」の生みの親
ポケットモンスターの主人公の名前の「サトシ」は田尻智のサトシから。
 
・松本 隆一氏(ステルス松本)
元ログイン編集長
4Gamer.netライター
 
・塩崎 剛三氏
元ファミコン通信編集長
アイスコメット社長
 
・遠藤 諭氏
角川アスキー総合研究所
 
・小島 文隆氏
アクセラ創業者
 
・宮崎 秀規氏
アクセラ創業者
 
・小笠原 直樹氏
アクセラ創業者
 
ズラーっと並べて見たわけですが、そもそもこのアスキーができたのは、工学社の「月刊I/O」という雑誌の創刊で、西和彦氏・古川享氏・塚本慶一郎氏が関わったことからだそう。
 
かつてないほどに日本で資金調達をしているFinTech。
クラウド会計で約180億円・決済で約90億円・ロボアドバイザーで約72億円(廣川調べ)と恐ろしい額を調達してるわけですが、そんなFinTechの元祖を遡ってみると、90年台後半のネット銀行・ネット証券になるのかなと思います。
ネット銀行は全て買われてしまった中、一人息を吐いており、金融機関でもトップクラスの収益を上げてるのが、ネット証券でございます。
 
そんなネット証券の先駆けとも言えるマネックスグループの創業者である松本大氏は以前BOSSの中で、
「我々においては東証があり、ほふりがあり、どの証券会社で買っても、同じ株が同じ値段で買え、ほふりに預けられるので安全。根幹の部分は公的な機関により供給されていますから、ユーザーは安心してどの証券会社からでも株の売買ができます。だから我々は野村證券等の大手証券会社と戦うことができた。ユーザーは手数料の部分や情報、使いやすさ等で選べばよかったわけです。サービスさえ持ち込めば、大企業と同じ土俵で戦えました。」
とおっしゃっています。
なるほどなぁと思いつつ逆に言うと、同業種で比較しやすいのも事実かなぁなんて思い、まとめてみました。
 
 
(GMOクリックはFX口座も含む)
(単位は100万円) 
 
松井証券が頭一つ飛び抜けていますね。
そして綺麗に、口座数と比例してますね。
次に、費用構造から。
取引関係費には、口座開設のための広告宣伝費が含まれています。
マネックスグループは、人件費が少し多いように感じます。
SBI証券は事務費が少し多く感じます。
 
売上に当たる営業収益について。
営業収益から金融費用を引いたものが純営業収益というものになります。
世界最大のFX業者のGMOクリックは、トレーディング収益で圧倒的です。
利益率が圧倒的な松井証券は、トレーディング収益は0です。
 
次に、売上の半分近くを占める受入手数料について。
 
 利益率が圧倒的な松井証券は、引受も募集も行っていません。
 
GMOクリックってもう少し時価総額高くてもいんじゃないかなぁなんて思うけど親会社の関係かななんて思ったり、GMOクリックの高島秀行さんすげぇ!なんて思ったり、無理にグローバルに出て行くのではなく国内で集中してやったほうがいいんだろうなぁなんて思ったり、to C経験者が役員にいない証券会社は厳しそうだなぁなんて思った日曜日の夜でした。
最近、Google(Alphabet)・Amazon・Facebook・Appleの頭文字をとってGAFAと呼ばれることあります。
そんな4社の通期の決算が出たので、今回は4社の売上・営業利益・R&D費についてまとめてみようと思います。
 
まず、売上(単位は100万ドル)
Appleが天井を打った一方、GoogleとAmazonは成長を続けています。
中でもAmazonは2009年以降、一気に業績を伸ばしています。
 
ただ、売上だけ見ても面白くないので、IPO以来の売上成長率を纏めたものが下
GoogleとAmazonがIPO後は成長率を下げている一方、Facebookは安定的に50%近く成長を続けています。
成長率を下げていると言及したGoogleとAmazonですが、そもそも売上規模が大きい中、なんだかんだで20%成長を続けています。要するに化け物。
 
次に、Google・Facebook・Amazonの売上を創業から比べて見たもの。(単位は100万ドル)
成長率では安定的にFacebookが伸びていましたが、売上の推移ではGoogleがトップです。
 
次にAmazonの苦手な領域の営業利益(100万ドル)
別にAmazonは営業利益を出そうとしてないのでいいのですがw
Appleが、2007年にiPhoneを売り出して以来、営業利益を大幅に増加させています。
 
GAFAの営業利益率
 
利益率トップは45%のFacebook。(ただ会計処理を変えて9億ドル以上押し上げたなんて指摘がWSJでされています)
Appleは1997年に、CEOをSteve Jobsに交代してからラインナップを整理し、iMAcを1998年に、iPodを2001年に投入します。ちなみに、現CEOのTim Cookがオペレーション担当のシニアバイスプレジデントとしてジョインたのは、1998年。これらの努力により、2000年にそこを打って以来、利益率をあげ続けています。(最近は限界に達したためか特に伸びず。)
 
最後に、R&D費(単位は100万ドル)と対売上推移について。
いくら今、稼げていても未来へのタネがないと厳しいもの。
(と言って無駄なものを開発されても困るんですが…w)
 
AmazonがGoogleを超えてR&Dに資金をつぎ込んでいます。
Facebookが少し日和ったようにも見えます(売上・営利共に伸びてるのに…!)。
 
Googleが上昇傾向にあったものの、2015年3月にモルガン・スタンレーから来たおばちゃんCFO(ルース・ポラット氏)によるリストラによって少し比率が下がりました。
 
ビジネスモデルが異なる4社(FacebookとGoogleは広告か)を比較するというなかなか雑なことをして見たのですが、個人的にはとても面白かったです。
次はPayPal・Netflix・Salesforce・Adobeの時価総額500億ドルラインの企業が気になりますねぇ
2017年4月に「EDC Japan 2017」が開催されるわけですが、そのEDCのイベントプロモーターがLive Nation Entertainmentという会社です。(SUNDAY APRIL 30の下の方にロゴが少し入ってますw)
筆頭株主は、メディアコングロマリットのLiberty Mediaで34.2%です。
 
そんなLive Nation Entertainmentには、4つの事業があります。
1つ目が、コンサート事業
EDCなどのフェスやコンサートの運営や管理をやっている事業で、全体売上の68%を占めています。ただ、膨大な赤字を出しているのも事実…
2015年にはEDCのほか、U2やAC/DC、One Direction、Maroon 5、Ariana Grandeなどのコンサートも行っています。
2つ目が、チケッティング事業。
イベントのためのチケット販売や料金徴収などを行う事業で、2010年にIAC系だったチケット販売最大手だったTicketmasterを買収することで拡大させています。
コンサート事業に次ぐ売上を上げており、利益でもLive Nation Entertainmentを支えています。
3つ目が、アーティストネーション事業。
アーティストのマネジメントを行う事業で、350人ほどのアーティストが所属しています。
4つ目が、スポンサー&アドバタイジング事業。
イベントのスポンサーやオンライン広告などで、3.3億ドル近く売上を上げており、利益でもLive Nation Entertainmentを支えています。
パートナーはなんと900以上だそう。
 
てことで数値的なもの。
 
売上と営業利益(単位は1000ドル)
左軸が売上、右軸が営業利益
売上構成(1000ドル)
営業利益(単位は1000ドル)
営業利益は、調節する前の利益なので、合計値が最初のグラフと異なります。
 
そういえば、「TomorrowLand」「TomorrowWorld」「Sensation」「electric zoo」などのEDMフェスを展開し、「Beartport」なども運営していたSFX Entertainmentは2016年2月に倒産しています。
一方のLive Nation Entertainmentは、Ticketmasterを買収することで安定的な収益源を得つつ拡大しています。
また、エイベックスも一時期ライブで売上を伸ばしている時期があったり(最近は伸び悩んでますが)。
 
 
日本でも成長しているFes市場ですが、Fes自体をやるだけではやっぱり儲からなくて、チケットとかイベント限定品を売るなどの周辺をしっかりやって行かないと厳しいなと思った一方、チケット儲かるなぁwと思った今日この頃でした。
(EDC行きたいなぁ。)
連続起業家特集3回目はメルカリです。
 
左軸がDL数で万、右軸が資金調達額で億円です。

順調に伸びてるなぁ〜ではなく、桁が違うんですw

更に2016年7月以降も数が大きくて成長しにくいはずなのに成長が加速してる…

 

2013年2月 登記、富島寛氏参画 

2013年5月 石塚亮氏参画、石川篤氏がアドバイザー就任

2013年7月 「メルカリ」Android版、iOS版リリース、イーストベンチャーズから5000万円調達 

2013年8月 ユナイテッドから3億円調達

2013年9月 日経ビジネスに初掲載

2013年10月 掛川紗矢香氏参画

2013年11月 メルカリに社名変更、日経MJ一面に掲載

2013年12月 小泉文明氏参画、Google Play「ベストアプリ2013、ベストショッピングアプリ」を受賞、「App Store Best of 2013 今年のアプリ」を受賞

2014年1月 ITmedia、週刊アスキーに初掲載

2014年2月 Tech in Asiaに初掲載

2014年3月 米国に子会社設立、本社を新六本木ビルに移転、グローバルブレイン・グロービスキャピタルパートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMOベンチャーパートナーズから14.5億円調達

2014年4月 仙台オフィス設立、ダイアモンドオンライン・女性セブンに初掲載

2014年5月 TVCM、WBS・めざましテレビで紹介される

2014年7月 デザインリニューアル

2014年9月 US進出、JP手数料開始

2014年10月 TVCM、グローバルブレイン、WiL、グロービスキャピタルパートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMOベンチャーパートナーズ、イーストベンチャーズから23.6億円調達

2014年11月 TVCM、リアルフリマ開催(2万6千人が参加)

2014年12月 「CNET Japan Startup Award」の最優秀賞を受賞、Google Play「2014年ベストアプリ」に選定、濱田優貴氏参画

2015年3月 TVCM、本社を六本木ヒルズに移転、伊豫健夫氏参画、CM記念友達招待ポイント増額キャンペーン

2015年4月 TVCM、「らくらくメルカリ便」開始(ヤマト運輸と提携)、キャリア決済追加、現金100万円プレゼントキャンペーン

2015年5月 リアルフリマ開催(4800人が参加)、松本龍祐氏参画、柄沢聡太郎氏参画

2015年6月  長澤啓氏参画

2015年7月 「ありがとう2周年キャンペーン」実施

2015年9月 伊藤錬氏参画、ソウゾウ設立

2015年10月 TVCM

2015年11月 TVCM、おはよう日本で紹介される

2015年12月 TVCM、Google Play「2015年ベストアプリ」受賞、「まとめ売り」出品キャンペーン

2016年1月 BASEに4.5億円出資、リアルフリマ開催(1万8千人が参加)、今夜くらべてみましたで紹介される

2016年2月 TVCM、『渡辺直美のおそうじヒーローズ』をプロデュース、「merci box」導入

2016年3月 ファミリーマートが「らくらくメルカリ便」に対応、川嶋一矢氏参画、グロービスキャピタルパートナーズ・WiL、グローバルブレイン、三井物産、日本政策投資銀行、ジャパン・コインベスト、経営陣から84億円調達、日本初のユニコーン企業へ、Webサイトからも商品購入が可能に、「メルカリアッテ」iOS版リリース、新卒採用開始、

2016年4月 「ZIP!」で紹介される

2016年5月 TVCM、mercan公開

2016年6月 TVCM、Nianticと提携、3億円分のポイントが当たるキャンペーン、

2016年7月 TVCM、米国のiOSランキングで3位、webサイトからも出品可能に、「メルカリアッテ」Android版リリース

2016年9月 TVCM、田中慎司氏参画

2016年10月 TVCM、US手数料開始

2016年11月 「JCB」「Diners Club」「Discover」が決済対応

2016年12月 TVCM、コルクと提携、「BOLD INTERNSHIP in USA」募集開始

2017年1月 スポーツ活動支援

 

未上場なので、SOはわかりませんでした。

UKも2016年の下旬でスタートしています。

 

単位は100万円
 
 
 
iOSから出す会社が多い中メルカリは、Androidからリリースしています。
テレビ番組のプロデュースまでやってたんですね…
FinTechの文脈でも最近出てくるメルカリ。
今後どのような戦略で、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」のか。
滅茶苦茶楽しみです。
 
※連続起業家でこの人調べて欲しい!などありましたご連絡ください。

連続起業家特集第二回

ということで、今回はクラウドワークスについて調べてみました。

 

調達額が左軸、クライアント数と会員数が右軸

 

募集案件総額が左軸、調達額が右軸

 

 

 

 

 

2011年11月11日11時11秒 会社登記

2011年11月 5人から300万円調達

2011年12月 サイバーエージェントベンチャーズから1200万円調達

、「日経BPネット」「asahi.com」「TechCrunch japan」「日本経済新聞」に初めて掲載

2012年3月 案件先行登録開始、岐阜県と提携、ジークラウドと提携

2012年4月 ゴマブックスと提携

2012年6月 「WBS」で取り上げられる、「IVS Launch Pad」で優勝

2012年8月 伊藤忠テクノロジーベンチャーズから2億円調達

2012年9月 夏季インターンシッププログラムに参加した成田氏を執行役員へ(当時慶應義塾大学の4年生)

2012年10月 報酬支払いまでの期間を15日へ、「日本を救うベンチャー100」に選定

2012年11月 東洋美術学校と提携、「日本経済新聞本紙」の一面に初めて掲載、DGインキュベーション・サンエイトインベストメントから1億円調達

2012年12月 クラウドワークスコンペ開始、アクセルビートと提携

2013年1月 ヤフーと提携

2013年2月 南相馬市と協力

2013年3月 ラクスルと提携

2013年4月 BASEと提携、ベネッセ・コーポレーションと提携、ストックオプション発行

2013年5月 大企業向けクラウドソーシング開始

2013年7月 「フリーランス ライフサポート」開始

2013年8月 サムライインキュベートと提携

2013年9月 DGインキュベーションとサイバーエージェントから10億円調達

2013年10月 オートクチュールと提携、テレビ東京と提携、KDDIウェブコミュニケーションズと提携、電通デジタルHDから9909万円調達

2013年12月 サイバーエージェントと提携、デジタルガレージと提携、「クラウドワークスエンジニアバッヂテスト」開始

2014年2月 「クラウドワークスリサーチ」設立

2014年3月 DeNAショッピングと提携、「スマ検」を採用

2014年4月 ストックオプション発行

2014年5月 ストックオプション発行

2014年6月 エスエムエスと提携、サンケイリビング新聞社グループと提携、クレディセゾンとサービス提携

2014年7月 東北の社団法人2社を「クラウドワークス・アンバサダー」に認定

2014年8月 RSPから5000万円調達、FAAVOと提携

2014年9月 オークファンと提携、サイバー・バズと提携、伊藤穰一氏とジェフ・ハウ氏がアドバイザーに就任

2014年10月 AOKIホールディングスと提携、公設コワーキングスペースと提携

2014年11月 ライフネット生命が豊通保険パートナーズと代理店契約をし、フリーランス向けに保険加入機会を提供開始

2014年12月 IPO

 

以上は提携や初めて掲載された〜だけですが、このほかにも吉田さん自体がイベントに参加したり、イベントに協賛することはたくさんありました。

正直、毎月1回程度のペースで提携まとめたりしているのに、こんなにイベントとかメディアに出ててハードワークすぎる…と思った次第です。

また、フリーランスをサポートするためのサービス(保険、カード、福利厚生など)を着々と揃えててすごい…とも思った次第です。

 

単位は1000円

 

今後のクラウドワークスも楽しみです。

ツイッターで有安さんの

というのをみまして、ふと思いついたのがグノシーだったのでまとめてみました。

 

まず、左軸が調達額(100万円)、右軸がユーザー数(万人)です。

 

 

そして施策。

2012年11月 登記

2013年1月 iPhone版開始

2013年2月 Android版開始、6人から3240万円調達

2013年4月 ストックオプション発行、堀江貴文氏がニコニコ超会議で紹介

2013年5月 2人から5000万円調達

2013年6月 iPad版開始

2013年7月 ジャフコ・イーストベンチャーズ・B Dash Venturesから3億5000万円調達

2013年10月 「 Gunosy コンテンツパートナーチャンネル」開始

2013年11月 「Gunosy Ads」開始、ストックオプション発行、木村新司氏が代表取締役に就任

2013年12月 KDDIから12億円調達、ストックオプション発行

2014年3月 TVCM

2014年4月 UK版開始、ストックオプション発行

2014年5月 US版開始、B Dash Venturesから4億950万円調達

2014年6月 KDDI・ジャフコから7億9170万円調達、「Gunosy アドネットワーク」開始、記事のキャッシュ配信開始、媒体者へ広告収益還元開始

2014年8月 ストックオプション発行
2014年9月 木村新司氏退任

2014年10月 ストックオプション発行

2014年11月 「マネースクープ」とコラボ(番組単体として初)

2014年12月 「Gunosy Platform」、 500万円分のamazonギフト券のキャンペーンを開始

2015年1月 TVCM

2015年2月  「Gunosy Native Ads VIDEO」開始

2015年3月  コミック配信開始、「DeNAトラベル」と提携し「Gunosy Platform」で旅行予約が可能に

2015年4月 IPOによって48億円調達

 

DL数:月間の広告費について

20万〜50万(2013年5月〜7月):500万円

50万〜180万(2013年7月〜2014年3月):5000万円〜8000万円

180万〜500万(2014年3月〜8月):1億円〜5億円

 

(単位は1000円)

 

最初は失敗だったテレビCM–グノシーのCOOが語るマーケ戦略とは

Gunosy(グノシー)が考える「チーム論」

定時帰りで組織とサービスを成長させる!Gunosy(グノシー)の経営スタイル

もものすごく勉強になりました。

 

先日も滅茶苦茶良い業績を残され、上場来高値を更新されていたグノシー。

今後ともグノシーから目が離せません。

通称ヴィクシーとも呼ばれる「Victoria's Secret」は、L Brandsに1982年に買収されて以来、L Brandsの収益柱になっています。

L Brandsには現状、「Victoria's Secret」以外にも「Bath & Body Works」「Pink」「Henri Bendel」「La Senza」などを展開しています。ただ昔は、「Abercrombie & Fitch」「Express」「The Limited」なども展開するアパレル帝国だったのですが、スピンオフなどされ現状、「Vicotria's Secret」と「Bath & Body Works」が中核事業となっています。

 

では、「Victria's Secret」について。

元々は、創業者のRoy Raymondが妻に下着のプレゼントをしようと思ったものの、女性のランジェリーショップに入りにくいと感じ、男性目線の女性のランジェリーショップとしてスタートしたという変わった歴史を持っています。

 

そんな「Victria's Secret」ですが、1982年に一つの大きな転換点を迎えます。それは、カタログ通販です。このカタログ通販は現在でもECとして継続しており、「Victria's Secret」の売上の20%を占めるまでになっています。個人的にすごいなと思うのは、日本にもいくつかカタログ通販会社があるものの、EC化に成功したものがほとんどない中、しっかりEC化させていてすごいですね。また1982年はL Brandsに、売却した年でもあります。

 

そして、1995年。この年、一つの大きな転換点を迎えます。それは、「Victoria's Secret Fashion Show」を初めて行ったことです。一回のファッションショーで、通常のファッションショーの10倍に当たる1200万ドルも注ぎ込まれますが、2014年には910万人が視聴し、30秒のCM広告だけで20万ドルもの値がつきます。

 

更に、1997年にもう一つの大きな転換点を迎えます。それは、広告塔ともなる「Victoria's Secret Angels」の誕生です。「Victoria's Secret Angels」には、Snapの創業者のEvan Spiegelと結婚したMiranda Kerrなど、Forbesが選ぶスーパーモデル長者番付にも出てくるモデルやInstagramでフォロワーが数千万いるようなモデルと契約しています。

 

その他、2002年から、Pinkブランドの展開を開始します。

 

利益率を15%近くと高収益率を長らくキープしており、また、リアル店舗の売上も滅茶苦茶伸ばしています。(日本のワコールHDの営業利益率は6%…orz)

また、リアル店舗もただ店舗数を伸ばすのではなく、売上を着実に伸ばしてから、店舗数も増やしている感じですね。

 

ついでに、L Brandsが展開している「Bath & Body Works」についても触れてみようと思います。

利益率が予想以上に高く、石鹸って儲かるんだなぁと。笑

 

これまで「Victria's Secret」は、北米での展開のみでしたが、UKや日本の空港にも展開を開始しています。

正直日本の空港の店舗は微妙だなんて聞くのですが、国を跨いでも今のマーケティング力を維持できるのか。

とても楽しみです。

先日、金融業でないのに、金融で稼いでるプレーヤーについてまとめましたが、今回は不動産業でないのに、不動産でがっちり稼いでいる会社について、まとめてみようと思います。

選んだ基準は、営業利益の10%以上を不動産で稼いでいる企業で、そこそこ規模が大きい企業を選びました。(建設・運送・倉庫などは除いています。)

 

 

不動産事業の売上と営業利益と営業利益率

東宝が飛び抜けていますが、何を運用しているかというと、

・帝劇ビル

・有楽町センタービル(有楽町マリオン)

・東京宝塚ビル

・有楽町電気ビル

・新宿東宝ビル

・新宿文化ビル

などです。

 

純額は、建物及び構造物の減価償却後のものです。

サッポロHDが飛び抜けていますが、何を運用しているかというと、

・恵比寿ガーデンプレイス

・恵比寿ファーストスクエア

・GINZA PLACE

・STRATA GINZA

などです。

 

以上の他にも、東京ガス日本通運が不動産を強化するそう。

不動産は、安定収益を生むため安住してしまいがちで、本業がおろそかになってしまうのではないかなと思っています。

なので、昔は威勢がよかったので都心にオフィスを構えていたが、本業がどんどん縮小しているので、本社機能は少し遠いところに移し、都心の本社があったビルは貸してるなんていう事例がちらほらあります。

 

「不動産」

難しいですね。

題名にもある通り、AT&TとVerizonという会社は、M&Aをもとに大きくなってきました。笑

そもそもなぜ、通信キャリアの二社に興味を持ったかというと、AT&TがTime WarnerをVerizon CommunicationsがYahooを買収したためです。

これが何を表すか。

コンテンツを作る側と配信する側の融合がまた始まったのなぁ~と。

コンテンツを作る側と配信する側の話は別の回に譲るとして、とりあえず今回は、通信キャリア二社について、業績と歴史を交えながらまとめてみようと思います。

単位は100万ドルです。

 

 

 

 

 

 

AT&Tについて。

業績と歴史を結びつける前にまず、AT&Tという会社について。

元々は、日本の日本電信電話とフジ・メディアHDを足したような会社だったのですが、反トラスト法によって分離されます。かつて子会社にあったものといえば、送金のWestern Unicon、POSレジのNCR、The Walt Disneyの子会社のABC、Nokiaに統合されたLucent Technologiesなどがあります。

 

2001年に、Liberty Mediaと携帯キャリアのAT&T Wirelessを分離させます。

 

2002年に、CATV事業であるAT&T BroadbandをComcastに720億ドルで売却されます。

 

2006年に売上が少し伸びていますが、これは、2005年にSBC Communicationによって160億ドルで買収されたことによるものです。ただ、SBC Communicationsは、AT&Tの方がブランド力があるということで買収後もブランドをAT&Tにしています。またこの時、SBC CommunicationsがCingular Wirelessの60%を保有していました。このCingular Wirelessは、AT&T Wirelessを2004年に子会社にしており、3年の月日を経て、AT&Tのもとに戻ってきました。(SBC Communicationsは、1984年にAT&Tから分離されて生まれた企業であり、分離された企業が元々親会社だった会社を買収したという下克上が発生したのでした)

 

2007年も売上が、かなり伸びていますがこれは、BellSouthを670億ドルで株交で買収したためです。このBellSouthは、Cingular Wirelessの40%を保有していたため、Cingular WirelessはAT&Tの子会社になります。(BellSouthも元々、AT&Tから分離された生まれた企業です。)

 

その後は、特に売上は伸びていませんが、2014年に衛星放送のDirecTVを485億ドルで買収したため、2015年に少し売上が伸びています。

 

そして2016年、Time Warnerを856億ドル買収することで合意しており、2017年の決算がとても楽しみです。

 

続きましてVerizon Communicationsについて。

まず、一言にVerizonと言っても、Verizon Communicationsというのと、Verizon Wirelessという2社があります。現在は、Verizon Wirelessの100%をVerizon Communicaitonsが保有していますが、2013年まではVerizon CommunicationsとVodafoneが55:45でVerizon Wirelessの株式を保有していました。

 

まず2001年、Verizon Communicationsが、Bell AtlanticのGTEを647億ドルで買収したことで誕生します。

 

2006年に、Verizon CommunicationsがMCIを67億ドルで買収しています。MCIは元々、Worldcomでしたが破綻。それの名前が改称されてMCIとなりました。また、Verizon WirelessもWest Virginia Wirelessを買収しています。

 

2007年に、Verizon WirelessがRamcellを買収しています。

 

2008年に、Verizon WirelessがRural Cellular Corporationを26.7億ドルで、SureWest CommunicationsのWireless事業を0.7億ドルで買収しています。

 

2009年に有利子負債比率が上がっていますがこれは、Verizon WirelessがAlletelを280億ドルで買収したためです。

 

2013年に有利子負債比率が30%近く上がっていますがこれは、Verizon Wirelessを1300億ドルでVerizon Communicationsが完全子会社にしたためです。

 

2015年に、Verizon CommunicationsがAOLを44億ドルで買収しています。

 

そして2016年、Yahooのインターネット事業を48億ドルで買収を発表しています。

 

コンテンツを作る側を売却した過去を持ちながら、コンテンツを配信する側を買収しつつ、コンテンツを作る側を買収したAT&T。

コンテンツを配信する側や広告を買収しているVerizon Communications。

基本的にMAによって規模を大きくしてきた業界であり、今後どのようなM&Aが起きるのか、楽しみです。

 

今度は、AT&TやTime Warnerの歴史とメディア・通信のMAについてまとめてみよ~