2017年4月に「EDC Japan 2017」が開催されるわけですが、そのEDCのイベントプロモーターがLive Nation Entertainmentという会社です。(SUNDAY APRIL 30の下の方にロゴが少し入ってますw)
筆頭株主は、メディアコングロマリットのLiberty Mediaで34.2%です。
 
そんなLive Nation Entertainmentには、4つの事業があります。
1つ目が、コンサート事業
EDCなどのフェスやコンサートの運営や管理をやっている事業で、全体売上の68%を占めています。ただ、膨大な赤字を出しているのも事実…
2015年にはEDCのほか、U2やAC/DC、One Direction、Maroon 5、Ariana Grandeなどのコンサートも行っています。
2つ目が、チケッティング事業。
イベントのためのチケット販売や料金徴収などを行う事業で、2010年にIAC系だったチケット販売最大手だったTicketmasterを買収することで拡大させています。
コンサート事業に次ぐ売上を上げており、利益でもLive Nation Entertainmentを支えています。
3つ目が、アーティストネーション事業。
アーティストのマネジメントを行う事業で、350人ほどのアーティストが所属しています。
4つ目が、スポンサー&アドバタイジング事業。
イベントのスポンサーやオンライン広告などで、3.3億ドル近く売上を上げており、利益でもLive Nation Entertainmentを支えています。
パートナーはなんと900以上だそう。
 
てことで数値的なもの。
 
売上と営業利益(単位は1000ドル)
左軸が売上、右軸が営業利益
売上構成(1000ドル)
営業利益(単位は1000ドル)
営業利益は、調節する前の利益なので、合計値が最初のグラフと異なります。
 
そういえば、「TomorrowLand」「TomorrowWorld」「Sensation」「electric zoo」などのEDMフェスを展開し、「Beartport」なども運営していたSFX Entertainmentは2016年2月に倒産しています。
一方のLive Nation Entertainmentは、Ticketmasterを買収することで安定的な収益源を得つつ拡大しています。
また、エイベックスも一時期ライブで売上を伸ばしている時期があったり(最近は伸び悩んでますが)。
 
 
日本でも成長しているFes市場ですが、Fes自体をやるだけではやっぱり儲からなくて、チケットとかイベント限定品を売るなどの周辺をしっかりやって行かないと厳しいなと思った一方、チケット儲かるなぁwと思った今日この頃でした。
(EDC行きたいなぁ。)