最近、Google(Alphabet)・Amazon・Facebook・Appleの頭文字をとってGAFAと呼ばれることあります。
そんな4社の通期の決算が出たので、今回は4社の売上・営業利益・R&D費についてまとめてみようと思います。
 
まず、売上(単位は100万ドル)
Appleが天井を打った一方、GoogleとAmazonは成長を続けています。
中でもAmazonは2009年以降、一気に業績を伸ばしています。
 
ただ、売上だけ見ても面白くないので、IPO以来の売上成長率を纏めたものが下
GoogleとAmazonがIPO後は成長率を下げている一方、Facebookは安定的に50%近く成長を続けています。
成長率を下げていると言及したGoogleとAmazonですが、そもそも売上規模が大きい中、なんだかんだで20%成長を続けています。要するに化け物。
 
次に、Google・Facebook・Amazonの売上を創業から比べて見たもの。(単位は100万ドル)
成長率では安定的にFacebookが伸びていましたが、売上の推移ではGoogleがトップです。
 
次にAmazonの苦手な領域の営業利益(100万ドル)
別にAmazonは営業利益を出そうとしてないのでいいのですがw
Appleが、2007年にiPhoneを売り出して以来、営業利益を大幅に増加させています。
 
GAFAの営業利益率
 
利益率トップは45%のFacebook。(ただ会計処理を変えて9億ドル以上押し上げたなんて指摘がWSJでされています)
Appleは1997年に、CEOをSteve Jobsに交代してからラインナップを整理し、iMAcを1998年に、iPodを2001年に投入します。ちなみに、現CEOのTim Cookがオペレーション担当のシニアバイスプレジデントとしてジョインたのは、1998年。これらの努力により、2000年にそこを打って以来、利益率をあげ続けています。(最近は限界に達したためか特に伸びず。)
 
最後に、R&D費(単位は100万ドル)と対売上推移について。
いくら今、稼げていても未来へのタネがないと厳しいもの。
(と言って無駄なものを開発されても困るんですが…w)
 
AmazonがGoogleを超えてR&Dに資金をつぎ込んでいます。
Facebookが少し日和ったようにも見えます(売上・営利共に伸びてるのに…!)。
 
Googleが上昇傾向にあったものの、2015年3月にモルガン・スタンレーから来たおばちゃんCFO(ルース・ポラット氏)によるリストラによって少し比率が下がりました。
 
ビジネスモデルが異なる4社(FacebookとGoogleは広告か)を比較するというなかなか雑なことをして見たのですが、個人的にはとても面白かったです。
次はPayPal・Netflix・Salesforce・Adobeの時価総額500億ドルラインの企業が気になりますねぇ