ジャズ・ソングズ(26) | 日本語で歌うジャズ詩

日本語で歌うジャズ詩

スタンダードジャズ詩の日本語訳詩のためのブログ。

Born to Lose (1942)

Composed & Lyrics by Ted Daffan
Artist: Ray Charles

 

曲名:失くすのが決まり

(美艇香津 訳詩)

 

Born to lose,

 失くしてしまう

I've lived my life in vain

 生きて来た、虚しく

Every dream has only brought me pain

 夢も、傷つくだけ

All my life I've always been so blue

 人生は、いつもブルー

Born to lose,

 失くしてしまう

and now I'm losing you

 今は、あなたを

 

Born to lose,

 失くしてしまう

it seems so hard to bear

 やって行けそうにない

How I long to always have you near

 ずっと、あなたの近くにいたいのに

You've grown tired and now you say we're through

 あなたは、嫌になり、終わったと言う、

Born to lose,

 失くしてしまう

and now I'm losing you

 今は、あなたを 

 

Oh a last scene Is only loneliness

 最後には寂しさだけ

All of my life I’ve always been so blue

 人生は、いつもブルー

Born to lose

 失くしてしまう

And now I’m losing you

 今は、あなたを

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よく知られた名曲ばかり聴いていると、たまに、めざしとのりだけの、何でもないものが食べたくなります。いつも豪華な食事を続けていると、飽きることがあります。

誰も知らない曲を見つけました。とはいえ、パティ・ペイジが歌い、レイ・チャールズ、エルトン・ジョン、それに、トム・ジョーンズも、YouTubeにありました。ディーン・マーチンまでいました。エルビスはいなかったけれど。このラインナップを見ると、「めざしとのりだけの、何でもないもの」ではないようです。

曲が出来たのが、1942年、日本に真珠湾の緒戦を叩かれて、ぐったり来ている時、こんなのを歌って、その後、勝ったのですから、必ずしも、悲しい、寂しいだけの曲ではないか、意外に、よい思い出に繋がっているのかも知れません。

曲は悪くなくて、詩が、一人で、ただただ、悲しそうにしているのが、我々に分かりづらいところですね。功なり名遂げた人が、これを歌って、普段の豪華な食事の胃を休めているらしいところがあります。

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