Country Roads (1971)
Composer:DENVER, JOHN / DANOFF, BILL / NIVERT, TAFFY
Lyrics:DENVER, JOHN / DANOFF, BILL / NIVERT, TAFFY
Artist:DENVER, JOHN
曲名:カントリーロード
(美艇香津 訳詩)
Verse:
Country roads, take me home
田舎の道、帰って行く
To the place I belong
ぼくがいた、あの場所
West Virginia, Mountain Mama
ウェストバージニア、マウンテンママ
Take me home, country roads
田舎の道、帰って行く
Chorus:
Almost heaven, West Virginia
楽園さ、ウェストバージニア
Blue Ridge Mountains, Shenandoah River
ブルーリッジマウンテン、シェナンドリバー
Life is old there, older than the trees
ずっと生きて来た、木々より古く
Younger than the mountains, blowing like a breeze
山より新しい、そよ風のように
(Verse) *repeat
Chorus:
All my memories, gathered 'round her
覚えているのは、その思い出
Miners' Lady, stranger to blue water
マイナーズレイディ、遠い、ブルーウォーター
Dark and dusty, painted on the sky
暗く、汚れて、空も塗られる
Misty taste of moonshine, teardrop in my eye
ムーンシャインの曇り味、目に涙
(Verse) *repeat
Chorus:
I hear her voice, in the morning hour she calls me
その声を聞く、朝の時間に
The radio reminds me of my home far away
ラジオが思い出させる遠い家
And drivin' down the road I get the feeling
この道をドライブ、沸く思い、
That I should have been home yesterday, yesterday
そこに、いたんだ、昨日も、昨日も、
(Verse) *repeat
.....
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1971年発表のジョンデンバーの有名曲です。いくつかの英語の語句はそのままにしました。調べると、「ムーンシャイン」は密造酒だということが、すぐ出てきました(Wikipedia)。
「マイナーズレイディ」は調べ残しています。そして、ブルーウォーターは、「海」っていうことになっていますが、これも残しておきます。
面白く思ったのは、この歌に俳味があるところです。「ムーンシャインの曇り味、目に涙」と訳したこともあり、芭蕉の「行春や鳥啼魚の目は泪」と通じるところがあります。
そして、訳しづらい最後のフレーズ、
That I should have been home yesterday, yesterday
現在完了形が「Should」とくっついて、さらに、「yesterday」と、過去をあらわす言葉が添えられています。英語ネイティブなら、「have been home がshould で、それが yesterday だったんだよ」とでも言うでしょうか。その前のフレーズに「I get the feeling 」とあるので、そんな感じだと分かりますが、説明には困るでしょう。
故郷に帰るという分かりやすいテーマと、それに対する思いが意外に大人っぽくて、いわゆる、切り口が一つでない多面体の歌です。
(訳詩について)
原詩で、「she」とか「her」というのは代名詞で、いわば「it」相当の語で、訳しても、訳さなくてもよいようです。語句が文法構造を明示せずに並ぶ、コーラスの2つ目は、俳句ですね。
(歌唱のポイント)
最後の2行、「この道をドライブ、沸く思い、」、「そこに、いたんだ、昨日も、昨日も、」は、「沸く思い、」、「そこに、」を切れ目なく歌い、最後の「昨日も」で、曲に追いつくようにします。
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