たわむれに仏典翻訳
すべてのくびきを解き放ち
死にまみえても怖れを知らず
犀の角のごと一人歩まん
(勝手訳・パーリ語仏経典「スッタ・ニパータ」)
☆下記の英訳から翻訳してみました。
Lust, hatred and delusion gone,
all the fetters having snapped,
then at life's end, one trembles not,
fare singly as the rhino's horn.
易占いの初歩 #3 実践編
[記事タイトルを訂正しました]
この記事では実際に占いをしながら、易の読み方を解説します。
占う内容は「今日は外食してよいか」という軽いものにしました。
今日はコイン一枚で占いました。
→コインを三回投げれば、コイン三枚分になるので、一つの爻ができます。
一つ目の爻は、裏・裏・表で、少陽(普通の陽)。
二つ目の爻は、表・裏・裏で、また少陽。
三つ目の爻は、表・表・裏で、少陰。
これを下から順に並べて、下卦は「☱、兌(だ)、沢」になります。
四つ目の爻は、表・裏・裏、少陽。
五つ目の爻は、表・裏・表、少陰。
六つ目の爻は、裏・裏・表、少陽。
下から並べて上卦は「☲、離(り)、火」を得ます。
全体の卦は
☲
☱
となり、「38 火沢睽(かたくけい)」です。
今回は六つの爻の中に、老陽(三枚とも表) も老陰(三枚とも裏)もありませんから、変爻がありません。したがって爻辞は読まず、卦辞を読みます。
http://joe.g1.xrea.com/iching/iching.html#hyoshi
(ちなみにこのページは、ドイツのWelhelmさんの解釈を アメリカのBaynesさんが英語に訳し、それをさらにユング派の秋山さと子さんが訳したものを底本としています)
を見ると、「イメージ」の項には、湖の上の花火、二人の姉妹が背き合う、とあります。
上卦の「☲」は火であり上に昇ろうとする性質があります。また、真ん中のみ陰爻(女性を示す)なので、(下から数えて二番目と考え)次女を表します。
下卦の「☱」は沢で水の性質を持ち、下に下がろうとします。(下から数えて三番目が陰爻なので)三女です。
つまり、登ろうとする次女と、下がろうとする三女の意見が合わない、次女と三女の軽いいさかいというわけです。
外食しようか、やめといたほうがいいか、と心の中で気持ちが決まらない様子を表しているようです。
「託宣の言葉」を見ると、「小さいことなら悪くない」とあります。ページの右の絵の下の「詳細」をクリックして、もとの中国語の書き下し文を見ると、「睽(けい)。小事(しょうじ)は吉(きち)」とあります。
「この卦は『そむく』の意味だが、小さいことなら問題ない」ということです。
「外食してもいいか」という小さいこと占ったのに対して、まさにぴったりの託宣です!
あとはざっと飛ばして、「アドバイス」の項の最後、「自分の心のままに生きればいいのだ」が目に飛び込んできました。
外食するかしないかくらいの小さなことは、考えすぎずに、気の向くままにすればいい。
これが今日のお告げだったのです。
このお告げを受けて、ぼくは宿の部屋を出ると、大通りの向かいにある一番近い露店の食堂で、邦貨60円ほどのターリーと呼ばれるインド定食を 昼ごはんに食べたのでした。
この世界の完璧さについて
(とfacebookに書いたら、「完璧さはみがけない、だってそれ以上に完璧なものはないから。完璧なものを磨いたらすり減って完璧じゃなくなっちゃう」というコメントをもらったので、以下を追加)
概念は自由なので、磨きをかけることのできる完璧さも、ぼくの心の中には存在する。
今でさえ深みのある世界に、さらに深みを加えていくことができる、と言ってもいいけど。
あるいは、完璧ではあるけれども、局所的にはくもりが生じるので、そのくもりに磨きをかけることもご自由に、という話。
あるいは元の比喩を使えば、この完璧な世界は、磨きをかけることで仮にすり減ったとしても、別の完璧さに移行するだけで、完璧さ自体が損なわれることはない。
……とまあ、そんなことをやってるうちに、今日も一日が過ぎていきましたとさ。
(明日は易占い最終回、書けるかな)
易占い #2 コインを投げる
無常と人情
易占いの基礎知識 #1
☆易占いは、陰か陽かを示す6つの爻(こう)で占う。
陰爻(いんこう)は、真ん中で区切られた水平の2本線(偶数は陰)で、陽爻(ようこう)は1本線(奇数は陽)で表す。
☆縦に重ねた3つの爻で1つの卦(か)ができ、2つの卦を上下に並べて、全部で6つの爻が縦に並ぶ。
上の卦を上卦(じょうか)あるいは外卦(がいか)、下の卦を下卦(かか)あるいは内卦(ないか)と呼ぶ。
☆3つの爻でできる卦は次の8種類で八卦(はっか)と呼ぶ。
(当たるも八卦(はっけ)当たらぬもはっけ、は俗な言い方)
☰ 天 = 乾(けん)
☷ 地 = 坤(こん)
☳ 雷 = 震(しん)
☴ 風 = 巽(そん)
☵ 水 = 坎(かん)
☲ 火 = 離(り)
☶ 山 = 艮(ごん)
☱ 沢 = 兌(だ)
この順序は、文王八卦次序(後天八卦)と呼ばれ、卦の象徴の意味にもとづいており、父母(乾☰ 坤☷)が陰陽二気を交合して長男長女(震☳ 巽☴)・中男中女(坎☵ 離☲)・少男少女(艮☶ 兌☱)を生むという順を表す。ここで子は下爻が長子、中爻が次子、上爻が末子を表し、陽爻が男、陰爻が女を象徴している。この順番の通りに「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌 (けん、こん、しん、そん、かん、り、ごん、だ)」と呼ばれるが、実際に使われる値の「一坎, 二坤, 三震, 四巽, (五合太極,) 六乾, 七兌, 八艮, 九離」も併せて呼ばれる。(この段落、ウィキより)
☆八卦を上下に並べることで、全部で64種の組み合わせになり、これを六十四卦と呼ぶ。
こちらに六十四卦の表あり。
http://joe.g1.xrea.com/iching/iching.html#mokuji
「乾為天」のように六十四卦の名前が書いてあるマスをクリックすると、その卦の解説に跳びます。
☆八卦の覚え方。
・☰ 天は空のように陽が3本
・☷ 地はみんなバラバラで土の性質をあらわした形
・☳ 雷は地面の上に点々で雷のギザギザを表現している
・☴ 風は凹が逆さになっていてトンネルのように風を通します
・☵ 水は水の漢字を90度横に寝かせた形
・☲ 火は、中央部分が暗くなっている
・☶ 山は山の形
・☱ 沢は凹で水を流しやすくなっている形
(この項、こちらのページよりお借りしてます、ペコリ)
以上が基本の説明です。
分かりにくいところはご質問ください。
次回は具体的な占い方を書きます。