小さな悟りを求めて -19ページ目

たわむれに仏典翻訳

好きも嫌いも迷いも捨てて
すべてのくびきを解き放ち

死にまみえても怖れを知らず
犀の角のごと一人歩まん

(勝手訳・パーリ語仏経典「スッタ・ニパータ」)

☆下記の英訳から翻訳してみました。

Lust, hatred and delusion gone,
all the fetters having snapped,
then at life's end, one trembles not,
fare singly as the rhino's horn.

易占いの初歩 #3 実践編

[記事タイトルを訂正しました]


この記事では実際に占いをしながら、易の読み方を解説します。

占う内容は「今日は外食してよいか」という軽いものにしました。

今日はコイン一枚で占いました。
→コインを三回投げれば、コイン三枚分になるので、一つの爻ができます。

一つ目の爻は、裏・裏・表で、少陽(普通の陽)。
二つ目の爻は、表・裏・裏で、また少陽。
三つ目の爻は、表・表・裏で、少陰。
これを下から順に並べて、下卦は「☱、兌(だ)、沢」になります。

四つ目の爻は、表・裏・裏、少陽。
五つ目の爻は、表・裏・表、少陰。
六つ目の爻は、裏・裏・表、少陽。
下から並べて上卦は「☲、離(り)、火」を得ます。

全体の卦は


となり、「38 火沢睽(かたくけい)」です。

今回は六つの爻の中に、老陽(三枚とも表) も老陰(三枚とも裏)もありませんから、変爻がありません。したがって爻辞は読まず、卦辞を読みます。

http://joe.g1.xrea.com/iching/iching.html#hyoshi
(ちなみにこのページは、ドイツのWelhelmさんの解釈を アメリカのBaynesさんが英語に訳し、それをさらにユング派の秋山さと子さんが訳したものを底本としています)

を見ると、「イメージ」の項には、湖の上の花火、二人の姉妹が背き合う、とあります。
上卦の「☲」は火であり上に昇ろうとする性質があります。また、真ん中のみ陰爻(女性を示す)なので、(下から数えて二番目と考え)次女を表します。

下卦の「☱」は沢で水の性質を持ち、下に下がろうとします。(下から数えて三番目が陰爻なので)三女です。

つまり、登ろうとする次女と、下がろうとする三女の意見が合わない、次女と三女の軽いいさかいというわけです。

外食しようか、やめといたほうがいいか、と心の中で気持ちが決まらない様子を表しているようです。

「託宣の言葉」を見ると、「小さいことなら悪くない」とあります。ページの右の絵の下の「詳細」をクリックして、もとの中国語の書き下し文を見ると、「睽(けい)。小事(しょうじ)は吉(きち)」とあります。
「この卦は『そむく』の意味だが、小さいことなら問題ない」ということです。

「外食してもいいか」という小さいこと占ったのに対して、まさにぴったりの託宣です!

あとはざっと飛ばして、「アドバイス」の項の最後、「自分の心のままに生きればいいのだ」が目に飛び込んできました。

外食するかしないかくらいの小さなことは、考えすぎずに、気の向くままにすればいい。

これが今日のお告げだったのです。

このお告げを受けて、ぼくは宿の部屋を出ると、大通りの向かいにある一番近い露店の食堂で、邦貨60円ほどのターリーと呼ばれるインド定食を 昼ごはんに食べたのでした。

無為泰然

易占いについて書こうかと思い、少しネットで下調べをしましたが、ならず。
その他、適度にネット遊びをしているうちに、今日も一日が過ぎていきました。

てなことで、ナマステジーっ♬

この世界の完璧さについて

この世界はあるがままで完璧である。その上、自分の心身を整えることで、その完璧さに磨きをかけることもできる。

(とfacebookに書いたら、「完璧さはみがけない、だってそれ以上に完璧なものはないから。完璧なものを磨いたらすり減って完璧じゃなくなっちゃう」というコメントをもらったので、以下を追加)

概念は自由なので、磨きをかけることのできる完璧さも、ぼくの心の中には存在する。
今でさえ深みのある世界に、さらに深みを加えていくことができる、と言ってもいいけど。

あるいは、完璧ではあるけれども、局所的にはくもりが生じるので、そのくもりに磨きをかけることもご自由に、という話。

あるいは元の比喩を使えば、この完璧な世界は、磨きをかけることで仮にすり減ったとしても、別の完璧さに移行するだけで、完璧さ自体が損なわれることはない。

……とまあ、そんなことをやってるうちに、今日も一日が過ぎていきましたとさ。
(明日は易占い最終回、書けるかな)

易占い #2 コインを投げる

3枚のコインを使って、八卦を下・上の順で作ります。

コインは数字が書いてあるほうが裏、その反対が表です。

・表3枚が出たら「老陽(ろうよう
)」、変爻として陽爻の右に印をつけます。
・表1枚裏2枚は(変爻でない普通の)陽爻。
(この2つは、表が多いから「陽」なのではなく、表が奇数だから「陽」)

・裏3枚は「老陰(ろういん)」、変爻として、陰爻の右に印をつけます。
・裏1枚表2枚は(普通の)陰爻。

3枚のコインを一回投げると1つの爻ができ、それを下から順番に並べて3回で下卦(かか)ができます。
もう3回で上卦(じょうか)ができます。

これをこちらのリンク先の表に当てはめて結果を解釈すればよいわけです。

このとき、変爻が1つもなければ、卦辞(卦全体に対する宣託)を読み、変爻が1つの場合は、爻辞(上のリンク先では「ライン」を読みます。数字は下から何番目かを示します)

変爻が2つ以上の場合は、変爻なしとして卦辞を読みます。

コインの投げ方の説明が分かりにくければ、こちらのページもご参照ください。

無常と人情

すべてのものごとが無常であることを知れば、変化するものを不変であるかのごとくに思ってしがみつくことの愚かさを知るようになる、というのが仏教の見方なのだけれど、変化してしまう儚いものだからこそ、そのつかの間の存在を味わいたいと思うのが人情だと思ってしまうほくは、やっぱり日本的な情緒にどっぷり浸かってますかね?

(易占い入門の第二回は、もう少々お待ちください)

易占いの基礎知識 #1

☆易占いは、陰か陽かを示す6つの爻(こう)で占う。

陰爻(いんこう)は、真ん中で区切られた水平の2本線(偶数は陰)で、陽爻(ようこう)は1本線(奇数は陽)で表す。

☆縦に重ねた3つの爻で1つの卦(か)ができ、2つの卦を上下に並べて、全部で6つの爻が縦に並ぶ。
上の卦を上卦(じょうか)あるいは外卦(がいか)、下の卦を下卦(かか)あるいは内卦(ないか)と呼ぶ。

☆3つの爻でできる卦は次の8種類で八卦(はっか)と呼ぶ。
(当たるも八卦(はっけ)当たらぬもはっけ、は俗な言い方)

☰ 天 = 乾(けん)
☷ 地 = 坤(こん)
☳ 雷 = 震(しん)
☴ 風 = 巽(そん)
☵ 水 = 坎(かん)
☲ 火 = 離(り)
☶ 山 = 艮(ごん)
☱ 沢 = 兌(だ)

この順序は、文王八卦次序(後天八卦)と呼ばれ、卦の象徴の意味にもとづいており、父母(乾☰ 坤☷)が陰陽二気を交合して長男長女(震☳ 巽☴)・中男中女(坎☵ 離☲)・少男少女(艮☶ 兌☱)を生むという順を表す。ここで子は下爻が長子、中爻が次子、上爻が末子を表し、陽爻が男、陰爻が女を象徴している。この順番の通りに「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌 (けん、こん、しん、そん、かん、り、ごん、だ)」と呼ばれるが、実際に使われる値の「一坎, 二坤, 三震, 四巽, (五合太極,) 六乾, 七兌, 八艮, 九離」も併せて呼ばれる。(この段落、ウィキより)

☆八卦を上下に並べることで、全部で64種の組み合わせになり、これを六十四卦と呼ぶ。

こちらに六十四卦の表あり。
http://joe.g1.xrea.com/iching/iching.html#mokuji
「乾為天」のように六十四卦の名前が書いてあるマスをクリックすると、その卦の解説に跳びます。

☆八卦の覚え方。
・☰ 天は空のように陽が3本
・☷ 地はみんなバラバラで土の性質をあらわした形
・☳ 雷は地面の上に点々で雷のギザギザを表現している
・☴ 風は凹が逆さになっていてトンネルのように風を通します
・☵ 水は水の漢字を90度横に寝かせた形
・☲ 火は、中央部分が暗くなっている
・☶ 山は山の形
・☱ 沢は凹で水を流しやすくなっている形

(この項、こちらのページよりお借りしてます、ペコリ)


以上が基本の説明です。
分かりにくいところはご質問ください。

次回は具体的な占い方を書きます。

消えた「初めての易占い」

「初めての易占い」と称して、ニ、三のページを使って、易占いができるように、最低限の解説をした記事を、ほぼ書き上げたところでキータッチを誤り、全滅。
村上春樹氏ではありませんが、あのすべての言葉は、どこへ行ってしまったんだろう、と物思いに耽けるハリドワルの夜です。

借金の話

高校のころ、何気なく友だちにお金を貸してくれないか、と頼んだことがあります。
すると彼は「自分が人に金を貸すのは、返してもらわなくてよい、と思ったときだけなのだ」と言うのです。
つまりそれは「お金は簡単には貸せないよ」という意味の断りの言葉なのですが、なるほどと思うところがありました。
それ以来、ぼくは基本的に貸し借りをしませんし、ものをローンで買ったりもしません。
大学のとき、アルバイトで貯めたお金で60万円ほどの中古車を買ったときに、別の友だちが「きみはローンを組んだりせず、即金で車を買うんだからすごいな」と言われたことがありますが、自分としてはまったく自然なことだったのです。
就職したのちにその彼が、ローンを組んでマンションを買いました。数十年に渡る返済計画の分厚いコンピュータ・プリントアウトを、飲み屋のテーブルの上でめくりながら、彼が「まいったな」という表情をしていたのが忘れられません。

というようなことを書いていると、まるでぼくが金銭感覚のしっかりした人間のように思われるかもしれませんが、実のところは経済感覚の欠けらもない、まったくデタラメそのものの人間です。
今の奥さんと結婚してしばらく経ったころ、何を間違ったか株に手を出して、百万の単位で損をしました。しかもそのお金が奥さんから借りたものでしたから、まずかった。その上、もう長い年月が過ぎ去っているのに、未だに返済が終わっていません。
島尾敏雄の「死の棘」
ではありませんが、奥さんに頭が上がらない状態が続くぼくの人生です。

以上、yoruさんの投稿に刺激を受けて書いてみました。

今ここにある幸せ

あなたの人生は、あなたが自由に決められる。だから、あなたが選び取ってきた人生は、幸せそのもののはずだ。それなのにそのことに気づいていないとすれば、そのことこそあなたの最大の不幸なのだ。 
……というわけで、もうちょっとのところで未だに幸せをつかみかねているワタクシです(笑)。