フェルール(セル)の仕上げ | ◆ 知ったかぶりーマンゴルファー シーズン2 ◆ since 2006

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すみません、情報の根拠はありません。
知ったかぶりの知識で綴ってます。
中古クラブと自家用工房、ラウンドのネタばかりで恐縮です。
適当にお付き合いください・・・

2006年06月19日(月)
  
こんばんわ
  
今日は、フェルール(ソケット)の再使用、仕上げなどのついて書いてみますね。おそらく、この方法については、よく知られていると思いますが、私も、なるほど、とかなり感心してしまったやり方です。ちょっとした工夫でフェルール(ソケット)を簡単に仕上げる方法なんですが。

その前によくリシャフトされている中古クラブ などをみるとフェルールがピカピカに磨かれているものを見かけることがあります。このフェルールですが、ゴルフ工房では、リシャフトする際に切り取ったりして再使用することは、ほとんど無く新品を使用していると思いますが、私のような貧乏性にとっては、「もったいない再使用できるのに」などと思ってしまうんです。それに最近の純正タイプのフェルールは1個300円ぐらいしたり、結構、価格も高めです。できることなら再使用したと思ってしまうのは、私だけでは無いはずです。
  
私も、この方法を知るまでは、苦労して、フェルールを磨いていたように思えます。おまけに艶を出そうとコンパウンドなどで磨いたりして仕上げていました。そんなことをしていたので、かなり時間がかかったり、何個も仕上げをすると結構疲れてしまいます。また、外径が大きい他のヘッド用のフェルールを使うときなんかは、ヘッドのホーゼルの外径に合わせるため、ヤスリで削ったりもしなければなりません。
  
ちょっとした工夫とは、今回はカーボンシャフト用のやり方をご紹介しますが。

①いらないカーボンシャフトのチップ側を適当な長さでカットする
 

 
これは、シャフトなら何でもいいんですが、スチールシャフトなどでもアイアン用のセルを仕上げるときにいいかもしれません。
  
②そのシャフトに手で押し込める程度の強さでフェルールを装着する
  

 
これも適当なところまで挿入すればOKです。あまり強く押し込めると、はずすときに大変です。それに適度に動かない程度で構いません。
 
③さらに、フェルールを装着したシャフトをドリルに装着する
  

 
このドリルを万力などに挟んで固定すると、さらに作業が楽になります。外径などを削るときも、徐々にヤスリをあてれば、適度に削れていきます。さらに細かいサンドペーパーで表面をならして、最後にアセトンを湿らせたウエスをフェルールにあてがって艶を出します。これはちょっとドリルで回転している最中に表面にウエスをやさしくこすりつける程度ですぐにピカピカになります。コツはアセトンがすぐに乾いてしまうので湿っているうちに終わらせることです。(乾いてしまうと艶がくもってしまうことがあります)

④ピカピカのフェルールの出来上がり
  

 
ピカピカになった、再生フェルールが出来上がります。この方法だと本当に簡単です。フェルールを抜くときも暖めてから万力などでフェルールを挟んで抜くんですが、やはりどうしても、その際に表面にキズや痕がついてしまいますが、この方法で仕上げれば、ほとんど目立たなくすることが可能です。

いかがですか。
結構、簡単なことですが、飛躍的に作業が楽になります。同時に仕上がりもとてもきれいになります。個人でクラブ をいじったりする方は、機会があれば、試してみてください。
    
それでは、今日はこのへんで失礼します。
おやすみなさい・・・zzz
 
=PS=
クロアチア戦は残念ながらドローとなってしまいましたね。
また全米OPENではミケルソン は悪夢の18番でしたね。(今田は頑張りました)
おかげで、今日一日、すっかり寝不足のまま仕事をしていました。
今日は早めに寝ることにします。