
こんばんは。
想いを翻訳する「言葉の研究室」、
室長の トオル です。
週明けのバタバタが一段落する火曜日。
……のはずが、もう水曜日ですね。
今日もお仕事、家事、お疲れ様でした。
さて、今日の研究室は、
少し静かなテーマです。
今日は、
「自分では大丈夫だと思っていたのに、
実はかなり消耗していた話」
を書いてみようと思います。
静かに頑張る人ほど、
自分の崩れ方に気づきにくいのかもしれません。
ここ数週間くらい、
なんとなくストレス反応が続いていました。
私の場合、ストレスが強くかかると、
「寝ないとダメだ」
と思いながらも、
なぜか動画を見るのをやめられなくなる。
他には、無性に毛抜きで脱毛してしまう。
頭を掻く回数が増える。
そんな行動が出てきます。
それが続いていることには
気づいていたのですが、
自分では、
「疲れているだけかな」
くらいに思っていたんです。
でも、だんだんと
ブログを書くことも、
他の仕事も億劫になってきて。
人によって、反応の出方は違うと思います。
甘いものを止められなくなる人もいるし、
ぼーっと動画を見続けてしまう人もいる。
必要以上に掃除を始める人もいれば、
逆に何も手につかなくなる人もいる。
そういう、
「いつもの自分と少し違う」
が、案外サインだったりするんですよね。
振り返ってみると、
私のストレス反応が出始めたのは
後輩の訃報を聞いた頃からでした。
大学の研究室で出会った後輩で、
20年近く会ってはいませんでした。
だから最初は、
「そんなに影響は受けていないはず」
と思っていたんです。
でも、どうやら心の奥では、
ちゃんと揺れていたらしい。
「自分は平気」と思ってしまう理由
人って、 心より先に、
身体が知らせてくることがあります。
しかも厄介なのは、
“静かに頑張れる人”ほど、
その変化を見逃しやすいこと。
自分では、
「まだ大丈夫」
「これくらい普通」
「もっと大変な人もいるし」
そう思っている。
でも実際には、
- 睡眠が乱れる
- 集中力が落ちる
- 呼吸が浅くなる
- 身体が重くなる
- 考え事が止まらなくなる
そんな小さな反応が、
少しずつ出ていたりします。
しかも、 それが外から見えにくい。
静かに頑張る人は、
崩れる時も静かだからです。
大声で弱音を吐くわけでもなく、
急に怒るわけでもなく、
表面上はいつも通り動けてしまう。
だから周囲にも、
そして自分自身にも、
限界が見えにくい。
まるで、 防音材の入った部屋で、
静かに何かが壊れていくみたいに。
“崩壊音”が、外に聞こえないんです。
しかも心は、
“出来事の大きさ”ではなく、
“その人にとっての意味”で
揺れることがあります。
だから、
「20年前の知人だから平気」
「もっとつらい人がいる」
そう単純に割り切れるものでも、
なかったりするんですよね。
回復には、「異変に気づくこと」が必要
最近、ひとつ思ったことがあります。
ストレスって、
「我慢できるか」より、
「気づけるか」の方が大事なんですよね。
人は、 完全に動けなくなる前に、
“少しずつ鈍くなる”ことがあります。
感情が鈍る。
身体の感覚が鈍る。
「無理している感覚」そのものが鈍る。
だから、 気づいた時には、
かなり削れていたりする。
しかも、
「まだ頑張れている」は、
「まだ余裕がある」とは違います。
動けてしまう人ほど、
限界を通り過ぎやすい。
これは、静かに責任を背負える人ほど、
起こりやすい現象なのかもしれません。
だから大事なのは、
無理に元気になることではなく、
「あ、自分いま少し削れてるな」
と認識すること。
それだけでも、
人は少しずつ回復方向へ戻れたりします。
だから、自分の“反応パターン”を
知っておくことは大切です。
- 最近眠れなくなる時は危ない
- 考え続ける時は疲れている
- 身体が重い時は、無理を抱えている
そんなふうに、
「最近、こうなってる時は危ないな」
を把握しておく。
そして反応が出ている時は、
ちゃんと回復の方向へ動く。
……とはいえ、
現実には、そんなに簡単に
休めないですよね。
家のこと。
仕事。
人間関係。
やることは止まってくれない。
だから、
完璧に休めなくても大丈夫です。
ただ、
「いま少し削れているかもしれない」
と、自分側の感覚に戻ってくるだけでも、
人は少し楽になれたりします。
もし最近、
「なんだかずっと疲れている」
「考え続けてしまう」
「眠っても回復しない」
そんな感覚があるなら、
少しだけ立ち止まって、
「最近の自分、無理していないかな」
と確認してみてください。
小さな反応を、
“気のせい”にしないこと。
そこから回復は始まるのかもしれません。
人は、急に壊れるわけではなく、
静かに削れていくことがあります。
だからこそ、
ときどき自分の内側の音にも、
耳を傾けてあげたいですね。
それでは、また土曜日に。
今夜は少しだけ、
自分を静かに休ませてあげてください。
想いを翻訳する「言葉の研究室」
室長 トオル
🌱 プロフィールはこちら









