トロントより
おはようございます
新聞紙面を飾る衝撃のニュースで。
カナダの通信メディアの大手BELLが、4800人もの解雇を発表しました。
聖域ないレイオフを実行しているようで、45のラジオ局の売却、100店舗以上のSource Storeの閉鎖も計画されているそうです。傘下のCTVの昼のキャスターも、主要都市以外では解雇となるようで、その衝撃は大きいようです。
昨年6月にも1300人が解雇されており、延べ6000人を超えるリストラとなっています。
理由はもちろん業績不振。昨年10-12月期の利益は前年528ミリオンから382ミリオンに激減していることが今回のリストラの引き金となったようです。
企業は株主配当に敏感です。今回のリストラによって見込まれる利益回復を含め配当を96.75セントから99.75ンセントに引き上げています。
日本だと、大量に解雇しておいて、配当を増やすとは何事か、という声も聞こえてきそうですが、企業活動とはそうしたものです。
ここ数年、コロナもあり、大量解雇が目につきます。
2015年 ターゲットカナダの撤退で17600人解雇
2020年 エアカナダ 20000人解雇(16000人は再雇用)
2020年 アルバータ教職員 20000-25000人
2020年 ボンバルディア 12400人
2020年 自動車各社 数万人希望でレイオフ
2024年 ベルメディア 延べ6000人
他にもIT業界では、数百人~千人レベルの解雇は続いています。
雇用不安がどんどん広がり、消費経済への影響も心配されます。
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<このブログではニュースをご紹介していますが、筆者が紹介したいと思うものを選んでおり、全ての記事を公平平等にご紹介しているものではありません。文中意見は筆者個人のものであり、同意できない方と議論するつもりはありません>
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