< このブログではニュースをご紹介していますが、筆者が紹介したいと思うものを選んでおり、全ての記事を公平平等にご紹介しているものではありません。また文中意見は筆者個人のものであり、同意できない方と議論するつもりはありません> 

 

トロントより

おはようございます。

新聞には、連日住宅の話題ばかりです。今日の朝刊紙面トップには、トロントの東に位置するピカリング市の北部で10年前から進められている住宅プロジェクトが当初の形、期待から大きく乖離した形で進められており、当初謳い文句だった自然環境に配慮した住宅開発という姿がまったくなくなっているという内容です。さらに、オンタリオ州が強硬に進めるグリーンベルト宅地開放にもかかっており、大きな関心が集まっているようです。

 

そうした状況にあるピカリング市も含め、トロント市とその外郭地域で住宅価格の下落が激しさを増しているようです。昨年2月につけた住宅価格のバブルピークからすでに21%下落しているとのこと。

特に、リモートワークの普及で人気のあった遠隔地住宅の下落が大きいようです。コロナが収まり、職場復帰が進んでいます。通勤が必要なかった仕事環境から、少なくとも週数日は通勤しなくてはならない状況となったことから、通勤に時間がかかる地域の住宅の人気が落ちてきていると見られています。

 

そうした動きが住宅価格全体の販売価格を押し下げる力の一つとなっているようです。

住宅市場価格が下がる傾向になると、購入を計画している人もまだ下がるかもしれないと様子見に入りますので、供給が増える中、需要が減りますので、価格はますます下がります。

さらに注意が必要なのが、住宅価値。

市場取引価格が大幅に下がると、住宅ローンなどの担保価値も下がります。これから住宅ローン更改を迎える場合、残高に対し住宅の担保価値が不足する事態も想定されます。その場合には、残高全額のローン更改ができない可能性もあり、高い金利の追加ローンを組まざるを得なくなるケースが出るかもしれません。

 

金利が引き上げられ、しばらくは高いレベルで維持されることを想定すると、さらに高い金利のローンを組むのは家計への二重、三重の負担です。

 

既に住宅をもっていても、その維持はますます大変になってきているようです。

 

 

31日の話題

(1) あと2か月、どう乗り切るか

(2) マッカリオンさんへの弔意記帳が行われている

 

30日の話題

(1) 元・ミシサガ市長 101歳で逝去

(2) 長期不在にした自宅が勝手に売られる

(3) トロント市内住宅価格はいつ反転するのか

 

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