“幻の越美線” 未成区間をトコトコ歩きました。 | 夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

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古川 amor 望夢のブログへようこそ !!
ブログ開設は、2008年9月12日、
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ぜひ,お楽しみください !!
※福井県大野市出身、金沢市在住

2009年夏、

九頭竜湖駅(越美北線)から

美濃白鳥駅(長良川鉄道、旧・越美南線)まで歩きました。

かつて、大野市(福井県)と白鳥町(岐阜県)を

結んでいた国鉄バス路線です。

その時は、長良川鉄道で美濃白鳥駅から「北濃駅」まで移動、

大野方面に向かう途切れた線路を見て、ある計画を立てました。

その計画とは、

北濃駅(旧・越美南線)と九頭竜湖駅(越美北線)間の未成区間を歩くこと。

COVID-19 対策の外出自粛のため 2年ほど遅れましたが、

今回(2022年5月19日-20日)、計画を実行 !!

前日は、大垣駅前のホテルに泊まり、早朝、美濃太田駅に移動。

長良川鉄道に乗り換え、終着の「北濃駅」に向かいました。

到着後、12時34分発の列車を見送り、
駅舎内の「北濃駅食堂」で

“みそカツ定食(1000円)”で腹ごしらえ。

13時15分、「北濃駅」を出発。

左折して、宿泊予定地の「石徹白(いとしろ)」に向かいます。

こちらは、長良川に注ぐ清流。

約1時間歩いたとき、分かれ道の所に“阿弥陀之滝”の表示板。

迷いましたが、せっかくなので、ちょっと寄り道。

★動画もお楽しみください♪★

結局、再出発は、14時45分。

“阿弥陀之滝”の広い駐車場から見上げると、

これから越えなければならない檜(ひのき)峠は、はるか上。

大垣で買った地酒2本(約2.5kg)の入ったリュックが

肩に食い込みます。

ヘアピンカーブの急こう配を、一歩ずつ一歩ずつ。

16時45分、峠を上り切りました。

ここからはゆるい下り坂。

急こう配の上りの後だけに、ここからはかなり楽。

そして、寄り道時間を除けば、ほぼ予定通り。

18時に宿泊予定の民宿に到着。

夕食をいただき、お風呂に入って寝ました。

翌朝、石徹白(いとしろ)の在所を30分ほど散策。
これが、豊富な農業用水を利用した小さな水力発電機。

8時30分、ゴールの「九頭竜湖駅」に向けて再出発。

石徹白の在所を過ぎると、道路幅が狭くなります。

九頭竜川の源流「石徹白川」を左手に見ながら、下ります。

道路に沿った石徹白川の渓流は、とてもきれい !!

狭い道路も、ほとんど車が通らないので、問題はありません。

逆に、車が通らないので、もしもの時が心配 !!

標識がないけど、ここは左折、それとも直進 ?

YouTube動画で、このコースを確認していたので、

それを思い出しながら直進。

クマとの遭遇がないことを祈りながら・・・

10時、予定時間通り、石徹白ダムに到着。

ここで、15分ほどダムの様子を撮影。

★動画もお楽しみください♪★

10時43分、前坂キャンプ場(家族旅行村)に到着。

ここから九頭竜湖駅までは路線バスがありますが、

トコトコ歩き続けます。

10時57分、和泉スキー場入口に到着。

石徹白からは、だいたいの半分地点です。

11時30分、「天狗岩」に到着。

ここは、大野高校の先輩 “清水国明(あのねのね)”さんから

聞いたことのある場所。

近くのキャンプ場にいた地元のお兄さんに案内していただき、

その「天狗岩」へ。

いゃあ、これは、少年の度胸試しにぴったり !!
夏なら、飛び込んでみたかったなぁ・・・

11時50分、再び歩き始めました(あと1時間 ?)。

中部縦貫道の工事現場が見えます。

ゴールまで、あと600m。

そして、13時に、ほぼ予定通りに「九頭竜湖駅」に到着。

“幻の越美線”未成区間を完歩 !!

駅近くの道の駅とコンビニで、

名物“まいたけ弁当”と冷たいビールを買い、

駅舎内で“ひとり祝杯”。

寄り道時間を除けば、

全行程を7.5時間で歩いたことになります。

もし、荷物がもっと少なく、途中で写真撮影などしなければ、

7時間で歩けることが分かりました。

2009年夏と今回の経験から、

岐阜県と福井県の間を徒歩移動する場合、

岐阜県側(北濃駅)から出発する方が楽です。

疲れてからの急な下り坂の方が、きつい。