3月では,JRのダイヤ改正が行われ,それを機に,思い出深い車両の運行が廃止されます.
これから3回に分けて,消えた車両の思い出を綴ります.
記憶に強く残っているのが,関西と北陸を結ぶ特急「雷鳥」のラストランです.
たまたま,仕事で出かけていた新大阪駅近くのホテルで,14時46分,体の揺れを感じました.
近くにいた人が,インターネットで確認し,東北地方で大きな地震が発生したことを知りました.
全国から人が集まる講習会の世話役メンバーだったので,参加者の移動のことを心配して,新大阪駅に向かいました.
15時ごろ,新大阪駅は混乱してませんでしたが,夕方前には運休する列車があることを知り,講習会の終了を早めました.
金沢に帰るために,新大阪駅に向かったところ,その日は特急「雷鳥」のラストランであることを思い出し,始発の大阪駅に移動.
そして,大阪駅のホームにあふれる鉄道ファンに見送られて,特急「雷鳥」最終列車の乗客となりました.
車内は送別会のような賑いでした.
ところが,到着した金沢駅では,予定されていたお別れ式が中止.
その時,初めて,東北地方で大きな被害が発生していることを知りました.
2011年3月11日のこと・・・です.
この3月14日,JR常磐線は,9年ぶりに全線開通しました.
ただ,福島原発事故の被害地域の復興は遅れています.
★特急「雷鳥」については,こちらもご覧ください.
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