●ECB 早ければ9月に利下げ、利下げするとユーロ安?
こんばんは、鳥居万友美です。
ECBが利下げに動きそうですね。
欧州中央銀行(ECB)は25日に開いた理事会で、主要政策金利を据え置くと同時に、追加利下げや資産購入の再開を検討する方針を明らかにした。早ければ9月の会合で利下げに動く可能性がある。 (ロイター)
金利の変化は、FXをしている者にとっては知っておきたいことのひとつです。
では、金利が下がると通貨はどのように動くのでしょう?
一般的には、
利下げは通貨安を呼ぶ
と考えます。
ユーロ圏が利下げすると金利が下がり、ユーロは売られます。
つまりユーロ売り=ユーロ安となるわけですね。
では、ドラギECB総裁が会見を行なったときのユーロの動きを見てみましょう。
ユーロ安なら円高になるはずですが、全く逆の動きをしていますね。
思いっきり円安方向に動いています。
一方、ユーロドルは乱高下しています。
どうしてでしょう?
じつは、利下げ局面ではもうひとつ違う捉え方があります。
それは
利下げで金利が下がる
↓
企業は設備投資などのための借り入れコストが下がる
↓
企業は利益を出しやすくなる
↓
株価上昇
↓
通貨も上昇(ユーロ高)
つまり、「利下げ」というひとつの事実に対して
売る理由、買う理由がそれぞれあるというわけです。
でも、長期的に見ると、やはり金利と通貨は連動していくことが多いものです。
ブログ更新情報や先行情報など
鳥居万友美からのすべてのお知らせが届きます♪
【オススメ記事】
どんなに儲けている投資家だって正解がない世界で日々試行錯誤と努力を重ねている
チャンスを待っている時に考えていること