ひさしぶりのカヤック......
遠征は前回の琵琶湖以来です
そして今回は、**初めての「カヤック+キャンプ」**です。
以前から、
「カヤックで無人島に渡ってキャンプしてみたいな」
「島を点々としながらアイランドホッピングできたら最高だな」
そんなことをずっと考えていました。
将来的には、離島でキャンプをしながらのアイランドホッピングしたい
ただ、なにぶんにも初めてのこと
いきなり無理はせず、今回はまずキャンプ場を利用することにしました。
今回の舞台は日生(ひなせ)。
実は日生に来るのは初めてです。
出艇場所を事前にGoogleマップで探してみたものの、
「ここだ!」という場所がなかなか見つからない。
西片上からスタートすることも考えましたが、
念のためいくつか候補を考えておくことにしました。
少し古い本ですが、
**『シーカヤッキング55マップ』**も一応参考に。
こういうとき、やっぱり紙の情報は助かります。
前日はワクワクしすぎて…
ほとんど眠れず(笑)
遠足前日の子供とまったく同じ状態です。
当然のように、朝は起きられませんでした(笑)
ということで、予定より少し遅めのスタート。
神戸駅を7時34分発の新快速で姫路へ。
姫路で播州赤穂行きに乗り換え、
さらに播州赤穂で岡山行きに乗り換えます。
そして出艇場所を変更
スタートが遅くなったこともあり、
改めて『シーカヤッキング55マップ』の日生諸島にあった
出艇場所「入電(いりで?)海岸」に変更することにしました。
(読み方は間違いかもしれません……)
備前福河駅に9時13分到着。
ローカルな雰囲気のよい駅です
(電車から降りる時段差があるので注意しましょう)
ここからは徒歩で入電海岸へ向かいます。
Googleマップによると、
徒歩34分、約2.4km。
……まあ、これくらいなら歩けます。
ただし、注意点がひとつ。
途中にコンビニも自販機も一切ありません。
水分と食料は、駅に着く前に準備しておく必要があります。
カートを引きながら、
「これもカヤックキャンプの一部だな」
そんなことを思いながら、海を目指して歩き始めました。
入電海岸に到着。
小さな浜ですが、車を駐車できそうなスペースもあります。
まあ、車のない我が家には関係ありませんがね(笑)
今日の天気は、まさに絶好のカヤック日和。
風もなく、空も穏やかです。
ただし、天気予報を見ると明日は午後から風が強くなる予報。
なので、今回は無理せず明日の午前中で撤収する予定です。
いつも通り、フェザークラフトカヤック カフナを組み立てていきます。
ただ、今回はいつもと違います。
そう、キャンプ道具一式があります。
バックパックは、シートゥサミットのビッグリバードライバッグ50Lを選びました。
完全防水で、中にはテント・寝袋・マット・クッカーなど、
カヤックキャンプに必要なものが一通り入っています。
重量は、食料と飲料水を抜いて8.5kg。
カヤックキャンプ、しかも徒歩移動を考えれば、
まあ、こんなものかな…という重さです。
……が、ここでミス。
バックパックが完全防水なのをいいことに、
カヤック内にパッキングするための小分けドライバッグを、
いつもの分量しか持ってきませんでした。
本来なら、デッキに荷物は載せず、すべて艇内に収納するのが基本。
しかし、ドライバッグは徒歩カヤック用の荷物だけで満杯。
「……しかたがない。」
「……デッキに載せるか。」

とりあえず、デッキにしっかり固定します。
今日はほぼ無風。
なんとかなるでしょう。
冬なので、ドライスーツを着込んで、
いよいよ出艇です。
波はほとんどなし。
まるで湖のような海面を、静かに進んでいきます。
所どころに見える牡蠣のイカダ。
さすが日生です。
当初は、鹿久居島を一周してからキャンプ場へ向かおうと考えていました。
……が、やはりデッキに荷物はよくありません。
中央に載せたつもりでも、
パドリングに微妙に影響してきます。
やはり、荷物は艇内に収納するべきですね。
ひさしぶりのカヤックということもあり、
鹿久居島一周は早々にあきらめ、
そのままキャンプ場へ向かうことにしました。
万が一の沈を考えて、
島の沿岸近くをトレースするようにパドリングしていきます。

波も風もほぼなし。
このコンディションに助けられました。
今回のパッキングは、今後の課題として良い勉強になりました。
備前・日生大橋をくぐり抜け、
今日の目的地へ。
今日のキャンプ場は、鹿久居島にある
**「カクカクシカジカキャンプ場」**さんです。
天候が直前まで読めなかったため、
2日前の夜に予約をしました。
「カヤックでチェックインできますか?」と問い合わせたところ、
快く了承していただきました。
キャンプ場前に接岸し、
オーナー様にご挨拶してチェックイン。
今日は平日ということもあり、
利用者は2組のみ。
「好きなところにテント張っていいですよ」とのこと。
荷物を運ぶのが面倒なので、
**接岸したその場所(ソロサイト)**に決定。
さすが高規格キャンプ場。
設備は何でもそろっています。
詳しくは「カクカクシカジカキャンプ場」で検索してみてください。
テントを設営し、
薪を購入して、
マット・シェラフ・水などを準備。
ひと段落したところで……
管理棟へ向かいます。
そうです。
ここのキャンプ場は、生ビールが飲めるのです!
オーナー様、常連様ともに初対面のわたくしですが、
みなさん快く話しかけてくださいました。
結果……
生ビールを4杯
さらに、お饅頭やおつまみのエイヒレまでごちそうになり、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
落ち着いたとても雰囲気のよいキャンプ場です
フラフラになる前にサイトへ戻り、
夕食の準備です。
クッカーで米を炊き、
薪で火を起こし、
自宅で下準備してきた鳥焼肉を焼いていきます。
(地元・松阪市のB級グルメです)
まあ、外で食べるご飯がまずいわけがありません。

寒いので、
キンミヤ焼酎のお湯割りを飲みながら、
ゆっくりと食事を楽しみました。
食後は、焚き火を眺めながら、
ただただ、まったり
かなり疲れていたのか、
早々にテントに潜り込み、眠りにつきました。
……そして夜中。
事件です
モーレツな風です(笑)
翌日は午後から風が強くなる予報でしたが、
実際には夜中から風が吹き始めました。
テントが「バサッ、バサッ」とたわみます。
かなりの強風ですが、
さすが山岳テント モンベル。
形を保ったまま、しっかり耐えてくれています。
とはいえ、風の音で何度も目が覚め、
結局、朝4時に起床してもぞもぞとテント内で換気をして
バーナーでお湯を沸かしてほうじ茶を飲みます
6時頃外に出てみると、
お隣の方もすでに起きていました。
話を聞くと、夜中にタープが崩れたとのこと。
やはり、かなりの風だったようです。
さて、今日のカヤックですが……
当然、無理
海を見ると、白波が立ち、
いわゆる**「うさぎが跳ぶ」状態**です。
川崎航洋さんの本
『海旅入門』によると、
この状態は風速8~11m。
とてもじゃないですが、
カヤックができる状況ではありません。
「まあ、カヤックたたんで、
日生大橋を歩いて帰るか……」
なんてことを、ぼんやり考えていました。
すると、オーナー様が一言。
「駅まで、車で送りますよ。」
……なんて、ありがたい。
早々に撤収作業をして、
(このあたり撤収作業に集中し写真はありません)
午前8時30分、
日生駅まで送っていただきました。
さらに駅に着いてから、
「そういえば、日生駅はエレベーターがないから大変でしょう?」
と声をかけてくださり、
寒河駅まで、もう一度送っていただくことに。
こうして、
初めてのカヤックキャンプ旅は終了となりました。
天候には恵まれた部分もあり、
厳しさもあり、
そして多くの学びもありました。
パッキング、
風の判断、
撤退の決断。
どれも、次につながる経験です。
無理をせず、
自然に逆らわず、
「また来ればいい」と思えること。
それも、カヤック旅の大事な要素なのだと、
改めて感じました。
また少しずつ、
次の旅を考えながら——
水の上へ戻る日を楽しみにしたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました。


















































































































