こんにちは、織田流剣術殺陣師範(創始者)、演出家の織田真己です。

 

【『雨桜』柳生新陰流バージョン ②】

織田流剣術殺陣に於いては、ショーの出し物として作った作品『雨桜』柳生新陰流バージョンの中には、【柳生新陰流】の基本的な殺陣技も多く入っています。【『雨桜』柳生新陰流バージョン ①】の続きです。

 

芯は、【正眼】に構えます。上手の絡みが、【構え・八双】から真向に撃ち掛りますが、芯は、“出合斬り”(殺陣では良くある斬り方です)で、【袈裟斬り】 に斬ります。斬られた絡みは、上手に退場します。芯は、【血払い(血ぶり)をして極めです。下手から、絡みが、出て来ます。芯は、後退りして、センター奥に引きます。上手奥から絡みが出て来ます。芯は、挟まれた状態に成ります。絡み二人は、“八双”に構えます。芯は、“霞の構え”に成ります。

 

下手の絡みが、真向に撃ち掛ります。芯は、右手で【徒上げ】ます。上手の絡みが、真向に撃ち掛ります。芯は、左手に持ち替えて“徒上げ”ます。下手の絡みが、【斬撃・逆斬り上げ】ます。芯は、右手に持ち替えて受けます。上手の絡みが、【斬撃・斬り上げ】ます。芯は、左手に持ち替えて受けます。芯は、右手に持ち替えて、下手の絡みに片手で【斬撃・逆斬り】ます。下手の絡みは、一歩下がって避けます。上手の絡みが、真向に撃ち掛ります。芯は、【斬撃・右薙ぎ斬り】に斬ります。絡みは、下手に退場します。

 

続けて、下手の絡みが、真向に撃ち掛ります。芯は、【流し】て“斬釘截鉄”で絡みの背後を【斬撃・逆袈裟斬り】に斬ります。絡みは、上手に退場します。芯は、センターに戻って居ます。上下から、絡みが出て来ます。芯は、“正眼”に構えて、センター奥に下がります。絡み二人は、“八双”に構えて追掛けます。芯が、【構え・平正眼】に変えると、下手の絡みが、真向に撃ち掛ります。芯は、“徒上げ”ます。上手の絡みが、“真向”に撃ち掛かる所を、芯は、一歩出て“出合斬り”で“袈裟斬り”に斬ります。絡みは、上手に退場します。

 

一旦、中断して、この続きは、後日書かせて頂きます。

 

 歌謡殺陣・『雨桜』柳生新陰流バージョン