将棋とは殆ど関係ないですが、非営利の集団に関してちょっと感じることがあったので、書きます。
阿波おどり「プレミアム桟敷席」建築基準法違反容疑で実行委の幹部男性を書類送検という記事を見かけました。
正直に言うと、阿波おどりに対する印象は悪かったです。台風で警報が出ても強行するし、建築基準法に違反していても無視して20万円の席を売るし、短期間でこれだけ悪い話が出てくる祭りは珍しいと思っていました。
ですが、ちょっと調べてみると、世間からあれだけ責められるのはちょっとかわいそうな気になってきました。
大雑把に言うと、祭りの実行委員会の金銭規模は9桁、台風などで1日でも中止になると影響が大きいので、警報が出ても実施したくなる気持ちも分かります (法的には祭りの中止義務はありません)。数年前までの実施主体はかなりの累積赤字になっていたようですし、金銭的に色々背負ってくれる大きなところがないまま何とか実施しているのではないかという気がします。
書類送検された方は代表代行です。本来の代表者が辞任したために代表代行となったようで、しかも「本来の代表が辞任した際に誰が代表代行となるか」の決まりもない状態だったようです。
充分に調査したわけじゃないのに意見を言うのは気が引けるのですが、今の実行委員会は委員会動画まで公開していて、代表者辞任の際の代行選定順序や安全性の確保などがある程度文書化されているので、実は結構頑張っている状況なのかな、と思います。去年あれだけのことをしでかした祭りとして、今年は色々なことを考えているように見えます。
ただ…もし自分が徳島市民で徳島を愛していたとしても、そして自由時間が充分にあったとしても、この実行委員会の仕事はしたくないなあ、と思ってしまいました。
恐らくは赤字傾向が強い祭りで、収益状況を改善しようとして高価な席 (2023年の20万円席のような席) を用意しようとすると建築基準法など念頭に置くべきことが一気に増え、市内の宿泊施設総定員は多くないのに観光として大量動員を期待されているであろうことが容易に予想できます。
祭りを廃止してしまえば、赤字の可能性を恐れる必要もなくなり、建築基準法などに違反する可能性もなくなり、祭りの準備をする必要もなくなり、色々と楽になるように思えます。でも、恐らく徳島で最大の観光資源だと思われるので、やめたくてもやめられないのではないかと思います。
祭りにかかる費用・労務を踊り手・観客・市民・協賛企業などでうまく分担できればいいのでしょうが、それは難しいのだろうと推測します。門外漢として勝手なことを書きますが、費用や労務が特定の人・団体にしわ寄せとなっているような気がします。
…ということを書いていると、なんだか将棋大会と似ている部分がある気がしてきました。
すみません、今回の話はここまでとさせてください。