山あり谷あり、波乱の人生ドンブラコ!
ようやくたどり着いたあこがれの年金生活
夢見た悠々自適の年金生活は、
なぜか幽遊自虐の耐乏生活にに様変わり
そんな自虐生活の中で
気づき 考察したアレコレを
勝手気ままに綴っております!
こちらからどうぞ
私は現在75歳ですが、スマホやパソコンを日常的に使っているため、Amazon PrimeやGoogle One等のサブスクサービスに加入しています。
ところで最近心配になっているのが「私が死んだあと、支払いはどうなるのか」ということです。
銀行口座は凍結されて引き落としは止まるでしょうが、それで契約が自動的に解約されるわけではないと聞きました。
誰も使わないのに、契約だけが継続し、未払い料金が積み重なってしまうのは、残された家族に大きな負担をかけることになります。
元気なうちに、デジタル時代の終活として、しっかり準備をしておきたいと思っています。
口座凍結だけではサブスクの契約は終わらない!
長年使ってきた銀行口座が凍結されて、引き落としができなくなれば、サブスクも自動で解約されると思っていませんか。
実は、これが大きな間違いなのです。
サブスクサービスと「利用契約」を結んでいることと、「支払い」は、別の問題として扱われるようです。
口座の凍結だけでは契約は解除されません
銀行が口座を凍結しても、サービスの提供会社は契約者が亡くなったという情報を知る仕組みがありません。
サービス会社から見れば、単に「決済が失敗した」という扱いで、契約自体は生きたままになってしまうのです。
そうなると、サービス会社は決済が成功するまで何度も引き落としを試みたり、未払い分がどんどん積み重なってしまったりします。
最終的に支払いが数カ月滞れば強制解約になるサービスもありますが、その場合でも、それまでに発生した未払い料金は、残された家族(相続人)に請求されてしまう可能性があるのです。
「口座凍結=自動解約」にはならないという事実を、しっかり頭に入れておくことがたいせつです。
家族を困らせないデジタル終活で 用意すべきこと
大切な家族を困らせないために、「デジタル終活」としてやるべきことの第一歩は、たいへんシンプルです。
それは、「スマホに家族がログインし、契約内容を確認・解約できるようにしておくこと」です。
故人のスマホのロックを解除できないと、クレジットカードの決済履歴を一つ一つ調べて、どのサービスと契約しているのかを調査しなければならなくなり、家族に大きな手間をかけてしまいます。
スマホのパスコードは
「死後」家族がわかるように
スマホやクラウドサービスには、個人のデジタル資産や思い出、そして経済活動の記録が集約されています。
故人のスマホのロックを解除できないと、「葬儀や相続手続きに必要な情報の確認が難しくなってしまう現状がある」と専門家は話しています。
具体的に用意しておくべき情報は次の通りです。
スマホ・PCのロック解除情報: 最も重要なのが、スマホやパソコンのロック解除パスワードです。これがないと、中の情報に一切アクセスできなくなってしまいます。(すぐに教えるのは気が引ける、という人は、パスワードをメモに書いて修正テープで隠しておく「スマホのスペアキー」のような方法もお薦めです。)サブスクサービスの一覧作成: Amazon Primeや動画配信、音楽、ゲーム、その他アプリなど、毎月料金を支払っているサービスをすべてリストアップします。(クレジットカードの明細や銀行の引き落とし履歴などが、リストを作る上で参考になります。)アカウント情報(ID、パスワード)の記録: サブスクの解約手続きには、ログイン情報が必須です。(ログインIDとパスワードを記録しておけば、遺族がオンラインで解約手続きをスムーズに行えます。)- 支払い方法の記録: どの銀行口座やクレジットカードが、どのサービスの引き落としに使われているかを記録しておく。
市販のパスワード管理ノートを活用したり、万一の時に家族が見られるような「終活ノート」のようなものに書き残すのも、いいかもしれません。
家族に「知られたくない契約」の整理法
さて、頭を悩ませるのが、家族に知られたくないサブスクサービスです。
たとえば、出会い系やエロ系のコンテンツサービスは、誰にも見られたくないプライベートな契約でしょう。
これらの情報を正直にパスワードノートに書くのは、気が引けますよね。
家族に知られたくない「出会い系サイト」
知られたくないデータは暗号化する: 見られたくないデータがある場合は、暗号化機能が搭載された外部ストレージ(アイ・オー・データ機器の「SSPD-SUTCシリーズ」など 171717)に保存し、そのストレージのパスワードだけを家族に伝えるという方法があります。これにより、本体のスマホやPCからはデータを削除できますし、ストレージのパスワードさえあれば、必要な情報だけを共有できます。Googleなどの無効化管理ツールを活用する: Googleの「アカウント無効化管理ツール」を使うと、アカウントが一定期間(3カ月〜18カ月 1919)使われていないと判断された場合に、「フォト」や「連絡先」などの必要なデータだけを受け取る第三者(家族)を指定できます。これにより、プライベートなメールや検索履歴を見られることなく、大切な写真や連絡先だけを残すことができます。ポイントは生前に使い切る: 楽天ポイントやTポイントなど、多くのポイントサービスは規約上、相続の対象外とされていることが多いです。ビックカメラのポイントのように相続の対象外のものもあれば、ヨドバシカメラのポイントのように遺族が使えるもの(合算は不可)、日本航空や全日空のマイルのように相続できると明記されているものもあります。規約を確認する手間を考えれば、ポイントはこまめに使い切っておくのが良いでしょう。
このように、「知られたくない契約やデータ」と「家族に引き継ぐべき情報」を分けて対策を講じることで、自分のプライバシーを守りつつ、家族の負担を減らすことができます。
まとめ
今回は「死んだらサブスクの支払いがどうなるか」という心配から、デジタル終活のたいせつさについて考えました。
スマホのパスワードを家族と共有し、契約中のサブスクと支払い方法のリストを作っておくこと、これが家族を困らせないための「終活の要点」です。
口座凍結だけでは契約は終わらないという事実、そして、使わないポイントは生前に使い切るといった知恵が、デジタル時代の備えになります。
また、マイナンバーと銀行口座をひも付けておけば、「預貯金口座の付番」により、遺族がすべての預貯金口座を一括で照会できるようになるなど、手続きを簡略化する仕組みも整ってきています。
生命保険も同様に「生命保険契約照会制度」で一括照会が可能です。
人生の終わりに備えることは、残される家族への愛情の表れです。
手間をかけることなく、必要な情報だけをスムーズに引き継げるように、今からできる準備を少しずつ進めていきたいと思います。
スマホ・PCのロック解除情報:最も重要なのが、スマホやパソコンのロック解除パスワードです。これがないと、中の情報に一切アクセスできなくなってしまいます。
(すぐに教えるのは気が引ける、という人は、パスワードをメモに書いて修正テープで隠しておく「スマホのスペアキー」のような方法もお薦めです。)






