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なぜか幽遊自虐の年金生活にさま変わり‥
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2回にわたってアビゲイル・シュライアー(Abigail Shrier)著『トランスジェンダーになりたい少女たち』の読後感を記載しましたが、まだ伝えきれてない箇所があったので、再度記載させていただきます。
LGB と T は異質なもの!
日本に限らず、この問題をあつかうときには「LGBT」として、ひとくくりにする傾向がありますが、「LGB」と「T」はかなり異質なものだと思います。
※上の写真は全米大学体育協会(NCAA)選手権の競泳女子で優勝したリア・トーマス(トランス女子です)選手=2022年3月
ご存知のように、「LGBT」はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取った略語です。
L=レズビアン(Lesbian レズビアンは、女性が他の女性に性的またはロマンティックな魅力を感じる性的指向を指します。)
G=ゲイ(Gay ゲイは、自己の性的指向として同じ性に対する性的、恋愛的魅力を感じる男性を指す言葉です。)
B= バイセクシャル(Bisexual バイセクシャルは、男性と女性の両方に性的または感情的な魅力を感じる性的指向を指します。)
T=トランスジェンダー(Transgender トランスジェンダーは、自己が認識する性別が生まれた時の生物学的な性別と異なる人々のことを指します。)
私の勝手な解釈で恐縮ですが、「LGB」は自己認識と生物学的な性別は一致しており、性的嗜好の対象が「同性」または「両性」である人たちのことで、この人たちは「自己が認識する性別と生まれた時の生物学的な性別が一致」しているため、社会通念上それぞれの性別で生活するため、一般の人たちと、ほとんどトラブルもなく生活を送っています(当人たちはそれぞれ悩みや苦しみは抱えているでしょうが)。
対して「T」は、自己が認識する性別が生まれた時の生物学的な性別と異なるため、ときとして自己認識の性別を主張し、それが社会との摩擦を引き起こしています。
トイレ、浴場等、公共施設の使用はもちろん、いまアメリカのスポーツ界では、トランス女性の女性競技への進出が大きな問題になっています。
『トランスジェンダーになりたい少女たち』には、「全米の高校で優秀な成績を収めた女子スポーツ選手が、トランス女子選手のために大学進学や奨学金獲得の機会が奪われている」。
そして「不公平さに異議を唱えても簡単にかたづけられるか、偏見だと非難される」と、書かれています。
それについて、女子プロテニス界の元女王であり「LGB」の当事者であるマルチナ・ナブラチロワ(自身がレズビアンであることを公表しています)が「トランスジェンダーの選手に女子スポーツで競技させるのは生物学上の女子に不公平だ」とサンデー・タイムズ紙に書いた事実を紹介しています。
NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics 全米大学体育協会)は、「女子大会に出場できるのは出生時の性別が女性の選手とホルモン治療を開始していない選手」という規定を新設したそうです。
生き方や、性的嗜好は自由で構いませんが、それが他の人の権利や人権を侵すことまで許されることではありません。
トランスジェンダーの主張が、じつは「他の人の権利を侵している」、自称「人権活動家」の活動が、じつは「他の人の人権を侵している」‥‥
そして「LGB」と「T」は、明らかに別物である‥‥
これが、『トランスジェンダーになりたい少女たち』を読んだ、私の感想です。