山あり谷あり、波乱の人生ドンブラコ!
ようやくたどり着いたあこがれの年金生活‥
夢見た悠々自適の年金生活は、
なぜか幽遊自虐の年金生活にさま変わり‥
だがしか~し転んでもただでは起きないのが団塊育ちのいじましさ!
つかんだ節約テクニックを
余すとこなくご披露いたしましょ~ぅ
日本初の月面着陸を成功させた
小型実証機「スリム(SLIM)」
着陸後に宇宙航空研究開発機構(JAXA)
幹部が下した採点は「60点」でした。
月面着陸成功にもかかわらず
なぜそんな厳しい採点となったのでしょうか?
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最悪 月面衝突の可能性も!
地球から最も近い天体である月への着陸は、実は非常に高度な機体の制御技術が必要とされています。
地球の約6分の1に当たる強さの重力があるためで、機体の降下速度や姿勢を正確に制御しないと、月面に引き寄せられ最悪月面に衝突してしまうのです。
月面着陸の成功国がわずか4カ国にとどまっていたのはこのためですが、スリムは見事に成功しました。
それなのに、なぜ60点なのか。
理由は、着陸自体は成功しましたが、月面到達後に太陽電池が発電しなくなり、月面でのその後の活動を大幅に縮小せざるを得なくなったためだということからです。
スリムには、月の成り立ちを探るため、隕石(いんせき)の衝突などで月内部のマントルが露出しているクレーター付近の斜面に着陸した後、岩石を特殊なカメラで撮影して成分を分析するという使命がありました。
これに必要な電力は太陽電池で供給する予定でしたが、大気のない月に降り注ぐ強い太陽光で100℃以上の高温になって内臓される半導体が壊れるため、活動の限度は数日間だったといいます。
ところが、太陽電池のトラブルで内蔵バッテリーしか使えなくなり、活動可能な期間はわずか数時間に縮小。
岩石の撮影は行われたとみられますが、予定の画像撮影量を大きく下回り、分析結果に影響が出るのは確実だということです。
それが、採点を大きく減点することにつながったということです。
太陽電池が故障した理由は?
いったいなぜ、太陽電池は発電しなくなってしまったのでしょうか。
JAXAでは現時点での可能性として、計画と異なり太陽電池に太陽光が当たらない向きで着陸してしまったケースと、着陸時に機体がひっくり返って太陽電池のある面が下側になったケースをあげました。
スリムは斜面に着陸するため、世界で初めて「2段階着陸方式」を採用しているそうです。
着陸時に機体底面の一端が接地した後、斜面に沿って倒れ込むような形で機体上部の側面を接地させて着陸するものですが、倒れ込む際に勢い余れば、今回のようなケースになりかねないそうです。
機体がひっくり返ってしまった場合は、復旧できる可能性が非常に低い一方、計画と異なる向きでの着陸の場合、月が軌道を周回するうちに太陽光の角度が変わり、太陽電池が復活するかもしれないといいます。
その可能性を確認するため、JAXAでは機体の状態の把握に全力で取り組み、データ分析を急いでいます。
スリムの月面着陸は、日本の宇宙開発における大きな一歩となりました。
しかし、太陽電池の故障により月の成り立ちを探るための貴重なデータの取得が制限されたことは、とても残念ですが、今後の調査結果に注目し、期待したいと思います。
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