ココントコ東京は天気がよいですよ。
昨日までは。
ねびです。
先日、私の通うSFCのデザインっぽい研究が一同に会した展示会「XD Exhisibition 2013(XD展)」に「のりもの」を出展して参りました。
展示した「のりもの」とは、これ。
"着るホバークラフト"
すげー簡単に説明するとこうです。
「背中に掃除機を背負って、2機のホバークラフトに片足ずつ載せる乗り物」
もっと簡単に説明するとこれです。
「陸戦型ドムごっこマシン」
陸戦型っていうかリックドムじゃないよってだけです。
両足にホバークラフトつけてフォォオオオ…っと移動できるマシーンです。
…正直に言うとそこまで完成度高くないので、大して移動出来ません。
摩擦の低減を感じながらジタバタできる程度。
どうだアホっぽいだろう。
じゃあ、なぜそんなものを作ったのか。
もともとは今回のXD展、その準備が始まった頃にさかのぼります。
本来、XD展はSFCの大学院で行われているデザイン教育の展示会で、大学側が運営していたのですが、今回からは学生による運営になりました。
運営スタッフをされている先輩に「出してもいいよー」と言って頂けたので、出展します!って声を上げた次第です。
ですが、出展を決めた時点では、自分たちでも何を作るかよく分かってませんでした。
とりあえず、手元に壊れた掃除機が会って、のりものが作りたい。
何が出来上がるかわかんなかったので「のりもの」なる出展名をつけました。
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さて、本題にもどりまして。
事の発端は大学の研究室で壊れたダイソンを発見したこと。
ちょうどXD展出展者を募り始めた頃。
画像のは新しいやつですが、これの旧型「DC12」。
研究室には別の掃除機があり、壊れたそれは部屋の片隅で惰眠を貪っていました。
余った掃除機あらば、ホバークラフトを作るのは男子の道理でございます。
早速分解。
分解するにあたって大変参考にさせて頂いたのはこちら。
たっくんぱぱの電動ヘリ奮戦記「ダイソンの掃除機DC12修理パート1」
http://takkunpapa.air-nifty.com/blog/2010/07/dc12-461f.html
まさしくこれです。研究室にあったのは。
車輪を外すと本体を外すネジが現れるんですが、この記事なくしては気づかなかったでしょうね…。助かりました。
分解してみると、すべてのネジが同じものだったり。
モーターにカンが無くて磁石むき出しだったり。
分解するだけでも中々面白い工業製品でした。
それぞれの設計意図を考えると楽しかったし、部品点数も少なくて、すごい機械だ!って思いました。
で、ホバークラフトにしたいなぁと思ってるわけです。
本来、空気の流れ的にモーターの手前で仕事をさせる構造になっている掃除機を、モーターの後ろで仕事をさせるように構造を変えます。
ダイソンの掃除機はサイクロン式なので、ここでも面白い構造してました。
ホースから吸気された後はこんな感じの経路を取ります。

有名な「20万Gの遠心力を生むサイクロン」部分がこの画像のA~B間。
モーターをB~C間で挟んで、本体の下から後方に排気されます。
ホバークラフトのDIY作例を探すと99年ごろの古い記事がたくさん出てきます。
しかもかなり丁寧に解説されています。
気になったらググってください。
それらの記事と今回の大きな違いは「紙パック式の掃除機じゃない」こと。
紙パック式の場合はホースのつながるAから吸気された空気は、
ホース⇒フィルター(紙パック)⇒モーター⇒排気口
と、前から後ろへ、一直線に空気が通ります。
どうやら紙パック式だと、一直線に吸気・排気が為される構造がゆえ、モーターユニット単体でも平らな面に取り付け易い形をしているみたい。99年ごろはサイクロン式の家庭用掃除機なんかなかったわけで…。
でも今回のダイソンDC12は、Z字型の空気経路を持つがゆえ、モーターユニット単体で使うより本体の外装を使った方がやりやすそう。
とりま、どう考えても不要なサイクロン部分と、他の外装を剥がします。
ネジはずしていくと簡単に取れます。
使われてるのがT15のトルクスネジ。
それだけどこぞで買ってくればおっけー。
私はビット交換式のドライバーを使いましたが、普通にL字型レンチの方が狭い所も使いやすいと思います。
カムアウトしにくいトルクスネジですが、反面、舐めるの覚悟で無理やり回すには厳しいです。
プラスだったら回せるんだけどなーっていう奥まったところにあるネジもダメ。
どうやらモノはM4の木ねじと近そうなので、普通のプラスネジに変えてしまおうかしら。
ささ、というわけで、上記画像のC付近から排気を取り出す構造にします。
ダイソンの裏蓋を外すとこんな感じ。
本来ここにはホコリまみれの紙フィルターが入ってました。
だから外周部分に発泡ウレタン?みたいなパッキンが施してあります。
微粒子まで濾し取るのはサイクロンだけではないようです…。
これ外すのにめっちゃ鼻水でた。
ここを塞いでしまいます。
図面なんか無いので、厚紙を切っては押し込み、穴のサイズを確認。
手持ちの2mm厚のアルミ板を切り出します。

暑さ2mmもあると、2000番台のアルミでも弓のこ手切りはけっこう疲れますね…。
「シャーリングで大まかに抜いて上の凸部分だけ造作」が簡単なんでしょうが、全部手切り!
のこぎりの切り跡をヤスリで整えて整形完了です。
ハマりが良すぎて外せなくなったので、掃除機の電源入れて吹き飛ばしました。
気持ちが良いですわ。ふははは。
ここは後から接着剤で接着します。
で、本来の排気口の蓋ができたわけです。
今度はこの空洞部分の上から、空気を取り出すダクトを設けます。
今回は4本のホースをつけて空気を取り出すことにしました。
2本でも良かったんですが、ホースがいっぱい出てるとかっこよさげなので。
本当のところは、できるだけ排気側の抵抗を減らしてモーターに余計な負荷を掛けたくないのが理由ですが、どのくらい負荷がかかってるか調べてません。
ダイソンパワーなら大丈夫だろう。放っておきます。
先ほどのふたと同じように厚紙にだいたいの形状を写しとったら、図面でダクトの配置を検討。
こんなかんじかしら。
印刷してスプレーのりで本体に固定。
ミニ四駆の肉抜きで培った「小さい穴をたくさん開けて大きい穴をくり抜く作戦」で穴を広げます。
画像で作業してるのは一緒に作った後輩。
ニッパでちぎった跡をヤスリで整えて完成。
ここには、直径29mmの水道用パイプを差します。
結構な勢いで空気が出るので、できるだけ太いホースを使いたかったのです。
4本出しにしたのと同じ理由。
で、調べたら内径32mmのホースがあるらしい。
これを使うことを想定して、ハンズで出てきた外径29mmの塩ビパイプを加工します。

太さが足らない分は、ビニテぐるぐる巻きでごまかしゃ良いだろ。
この塩ビのパイプジョイント、ホムセンで探すと一個40円くらい。
うっかり値段を調べないで買ったら160円近くしました。
ひぃいー4倍。
ん?そういえばここにはきっとすごい勢いで空気が流れるんだろうな…。
バイクや車のキャブレターを思い出して、リューターでファンネル状に加工。
ケーヒンCRとか萌えますよね!
リューターがあるとこういう加工が簡単でいいわ…。
多分、ほとんど意味ないです。
ドリーム。ドリーム。気分。気分。
ダクトができた所でさっきの穴に指すのですが、差込時の空間の余裕を考えなかったせいで上段2つが入らず、突き出しを短縮。
どうにか頑張ってさっきの掃除機本体に差し込んで…
こんな感じ。
ビニテで太らせます。
やっぱ、無理やりはめるに当たって切断した右下が短い…。
大丈夫かな…。
長くなったのでまた今度。
なんかまた今度がいっぱい溜まってきたな…。
























































































