松田聖子「Private School」を聴いて思い出した | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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松田聖子の8番目のアルバム『Canary』は 1983年に発売された。

 

CD でのオリジナル盤の品番は 38DH 62で、LP レコードやカセットテープと同月内の発売だったが少し遅れた。

 

1987年再発 CD(32DH 791)と 1990年再発 CD(CD 選書、CSCL 1272)はオリジナル盤と同じマスタリングで収録されている。

 

21世紀になって再発された Blu-spec CD や Blu-spec CD2 では、リマスタリングにより収録音量レベルが上げられ、オリジナル盤に比べて楽曲の持つダイナミックレンジが減少しているとともに、中音域から低音域にかけてブーストされている(他のアルバムでも同様)。

 

 

 

 

本格オーディオシステム・スピーカーで聴くにはダイナミックレンジが広い収録の方が良い音なので、私が買ったのはオリジナル盤と同じマスタリングの CD 選書盤。

 

 

『Canary』の曲の中でメジャーなのはシングルカットされた「瞳はダイアモンド」「蒼いフォトグラフ」だが、私が注目しているのは「Private School」

 

私立高校の女子生徒の、英語担当教師に対する恋心と失恋の過程を描いた歌。

 

歌詩の中に2か所、松本 隆の巧みな言葉遣いがある。

 

1番の「やさしい恋の動詞活用」と、2番の「失くした恋の過去分詞たち」のところ。

 

先生の頬に First Kiss をしたなんて、ませ過ぎとは思うけれど。

 

 

高校(福岡県立筑紫丘高等学校)の時、教育実習で数人の教育実習生の方々が来た。

 

皆さん、高校の先輩。

 

「現代国語」の実習生の方は、九州大学4年生の女性だった。

 

生徒よりも4~5歳年上かな。

 

綺麗で雰囲気も素敵な方で、それだけでなく、黒板に書く字がこれまた綺麗で。

 

一度、授業で当てられた時は胸がドキドキしていた。

 

「Private School」を聴いて、年上の異性へ恋心を抱いた経験を思い出した。

 

 

さて、オリジナル盤と同じマスタリングの方が良いと述べたが、SoundEngine で「Private School」の収録音量を解析してみよう。

 

最大音量 0.00 dB、平均音量 -20.71 dB

 

本格オーディオシステム・スピーカーで聴くのに理想的な完璧なマスタリングだ。

 

楽曲の持つダイナミックレンジが非常に良好に収められていることが分かる。

 

 
音質はどうか、周波数分析を。
 
1分 11.453秒の「プライベートスクール 教えて」の「クー」の部分
 
3分 30.502秒の「プライベートスクール 卒業」の「クー」の部分
 
非常に良好な音域バランスだ。