先の記事で、この夏はラニーニャが発生しそうなことを紹介した。
先の記事では気象 サイト earth の当時の最新データである5月15日における海面水温異常レベルを示したが、3週間が経った今日6月5日の時点での最新データ(6月3日の分)を見ると、以下の図のようになっている。
6月3日における海面水温異常レベル
(異常低温)水色ー青ー黒(平年並み)ー赤ー黄(異常高温)
ラニーニャの兆しは5月15日よりもまた少しはっきりしてきているようだ。
しかし、今回、もっと気になるものが。
「海洋熱波」。
北太平洋の北緯30°~45°の海域が日本から北米大陸近くまで広く黄色(平年よりも 3.0℃ 以上高い異常高温)で示されている。
その海域を拡大して各場所を細かく調べると、異常高温レベルが最も高いのは北海道の南東沖(以下の図の緑の円で示された場所)で、何と平年よりも 9.8℃ も高い。
北緯 41.11°、東経 145.05°、海流の流向 85°(東)、海流の速度 0.90 m/s
異常高温のレベル: 平年比 +9.8℃
今週、イカ・サバ・カツオが記録的な不漁との報道があるが、そのことと何か関係があるのだろうか。
水の比熱は空気の約4倍大きいので、水温の 1℃ の変化でも水生生物にとっては一大事。
後日記事