夏用に、車多酒造「天狗舞 涼吟 純米大吟醸」 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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元日の大地震で被災した能登の酒蔵のひとつである数馬酒造が、4月1日から看板品の「竹葉 能登純米」の酒造りを再開し、5月の末にようやく出荷を始めることが出来、応援の気持ちを込めて4合瓶を2本買った。

 

 

 

数馬酒造が仕込んでいた醪の中には被災直後に救出されたものもあり、石川県内外のいくつかの酒蔵がその後の酒造りを代行し、現在無事に流通している品もある。

 

代行してくれた酒造の一つが車多酒造(白山市)。

 

車多酒造を代表する銘柄は天狗舞

 

天狗舞の銘には思い入れがある。

 

大学入学後、学部の先輩とのコンパがあり、そこでえらく不味い日本酒を飲まされた。

 

それがトラウマになり、「日本酒は不味い」との先入観が植え付けられ、30歳を過ぎる頃迄はブランデー・ウイスキー・焼酎など蒸留酒を飲んでいた。

 

そんな私に美味い日本酒を教えてくれた親友がいた。

 

それが「天狗舞 山廃仕込純米酒」だった。

 

日本酒には味も香りも幅広く色々なものがあること、そして吟醸酒を知り、私はお酒は吟醸系の日本酒を好んで飲むようになった。

 

 

 

「能登の酒蔵を支援している酒造も応援しよう」との気持ちで車多酒造が今出荷している品を調べると、5月中旬から7月末までの季節限定販売の「天狗舞 涼吟 純米大吟醸」を見つけた。

 

この夏は、先日買った「竹葉 能登純米」4合瓶2本と合わせて「天狗舞 涼吟 純米大吟醸」を飲もう。

 

というわけで、追加で買ったのが「天狗舞 涼吟 純米大吟醸」4合瓶2本と「竹葉 能登純米」4合瓶1本。

 

これだけあれば、6月と7月が過ごせる。

 

 

 

<後日追記>

 

「天狗舞 涼吟 純米大吟醸」を開栓。

 

口に含むと爽やかで淡麗な風味が広がる。

 

甘味・旨味・酸味の中で最も感じるのは酸味だが、酸味が強いのではなく甘味・旨味とのバランスに於いて感じやすいということ。

 

酸味が引いていく中で少し苦味が現れる。

 

フルーティーな風味の主な要素としてメロン・マスカット・バナナが上げられるが、本品はマスカット。

 

車多酒造のウェブサイトでは「洋梨を思わせる」とあるが、私にはマスカット。

 

舌に軽く刺激があり、マスカットの風味や酸味と相まって、まさに「涼吟」の銘の通り夏に相応しい品だ。