昨年、9月から12月にかけて、諸般の事情によりブログにアップできなかったものを、備忘録として載せておきます。
上野の森美術館で「ゴッホ展」を観てきました。観に行ったのは、2019年10月23日のことでした。人気が高いらしく、美術館の前は長蛇の列でした。
ゴッホといえば、海外で僕が観たなかでは、纏まって観ることができる以下の二つの美術館は外せません。
展覧会の構成は、以下の通りです。
Part1 ハーグ派に導かれて
1-1 独学からの一歩
1-2 ハーグ派の画家たち
1-3 農民画家としての夢
Part2 印象派に学ぶ
2-1 パリでの出会い
2-2 印象派の画家たち
2-3 アルルでの開花
2-4 さらなる探求
フォトコーナー
Part1 ハーグ派に導かれて
1-1 独学からの一歩
1-2 ハーグ派の画家たち
1-3 農民画家としての夢
Part2 印象派に学ぶ
2-1 パリでの出会い
2-2 印象派の画家たち
2-3 アルルでの開花
2-4 さらなる探求
静謐の「ハーグ派」と躍動の「印象派」
―人生を変えた2つの出会い
強烈な色彩で人々を魅了し続ける画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)。その短い画業にもかかわらず、唯一無二の表現を獲得しえた背景には、大きな二つの出会いがありました。
27歳で画家として生きることを決意したファン・ゴッホをまず導いたのが、「ハーグ派」です。農村生活を静謐な筆致で描いた彼らから、ファン・ゴッホは画家としての基礎を学びました。これまでファン・ゴッホとの関わりの中で焦点を当てられる機会が少なかったハーグ派ですが、ファン・ゴッホの画業の中でとても重要な役割を果たしたのです。その後ファン・ゴッホはパリに出て「印象派」と出会い、躍動する色彩のとりことなりました。
本展では、約40点のゴッホ作品に加え、マウフェやセザンヌ、モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品約30点や、ファン・ゴッホが手紙の中で語った言葉を交えながら、独自の画風にたどり着くまでの過程を掘り下げて紹介します。
ゴッホはいかにしてゴッホになったのか―。2つの出会いによって導かれた、短くも濃密な10年間をご覧ください。
「上野の森美術館」ホームページ
「ゴッホ展」
編集:
小野尚子、岡本弘毅(兵庫県立美術館)
岡里崇、坂元暁美(上野の森美術館)
藤本聡、河野朋子、和泉さなえ、櫟原千寿帆(産経新聞社)
制作:
石塚肇、遊馬奈歩、中村友代(美術出版社デザインセンター)
発行:
産経新聞社
©2019-2020産経新聞社
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朝日新聞:2019年10月20日