上野の森美術館で「ゴッホ展」を観た! | とんとん・にっき

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来るもの拒まず去る者追わず、
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昨年、9月から12月にかけて、諸般の事情によりブログにアップできなかったものを、備忘録として載せておきます。

 

「ゴッホ展」チラシ

 

「ゴッホ展」掲示板

 

上野の森美術館で「ゴッホ展」を観てきました。観に行ったのは、2019年10月23日のことでした。人気が高いらしく、美術館の前は長蛇の列でした。

 

ゴッホといえば、海外で僕が観たなかでは、纏まって観ることができる以下の二つの美術館は外せません。

「クレラー・ミューラー美術館」を観た!

クレラー・ミュラー美術館で「至高のファンゴッホ」を観た!

アムステルダムで「ゴッホ美術館」を観た!

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

Part1 ハーグ派に導かれて

  1-1 独学からの一歩

  1-2 ハーグ派の画家たち

  1-3 農民画家としての夢

Part2 印象派に学ぶ

  2-1 パリでの出会い

  2-2 印象派の画家たち

  2-3 アルルでの開花

  2-4 さらなる探求

 

フォトコーナー

 

Part1 ハーグ派に導かれて

  1-1 独学からの一歩

 

「籠を持つ種まく農夫」1881年10月

 

「疲れ果てて」1881年9-10月

 

  1-2 ハーグ派の画家たち

 

ヨゼフ・イスラエルス
「貧しい人々の暮らし」1903年頃

 

アントン・マウフェ
「雪の中の羊飼いと羊の群れ」1887-88年

 

アントン・ファン・ラッパルト
「ウェスト=テルスヘリングの農婦たちの家」1884年

 

  1-3 農民画家としての夢

 

「農婦の頭部」1885年

 

「ジャガイモを食べる人々」1885年4-5月

 

「器と洋ナシのある静物」1885年

 

Part2 印象派に学ぶ

  2-1 パリでの出会い

 

「パリの屋根」1886年春

 

「ブリュット=ファンの風車」1886年春

 

  2-2 印象派の画家たち

 

アドルフ・モンティセリ
「陶器壺の花」1875-78年頃

 

クロード・モネ
「花咲く林五の樹」1873年以前(?)

 

ポール・ゴーギャン「水飼い場」1886年

 

  2-3 アルルでの開花

 

「タンギー爺さんの肖像」1887年1月

 

「アニエールのヴォワイエ・ダルジャンソン
公園の入口」1887年

 

「サント=マリー=ド=ラ=メールの風景」
1888年6月

 

「麦畑」1888年6月

 

  2-4 さらなる探求

 

「サン=レミの療養院の庭」1889年5月

 

「糸杉」1889年6月

 

「夕暮れの松の木」1889年12月

 

「薔薇」1890年5月

 

静謐の「ハーグ派」と躍動の「印象派」

―人生を変えた2つの出会い

強烈な色彩で人々を魅了し続ける画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)。その短い画業にもかかわらず、唯一無二の表現を獲得しえた背景には、大きな二つの出会いがありました。

27歳で画家として生きることを決意したファン・ゴッホをまず導いたのが、「ハーグ派」です。農村生活を静謐な筆致で描いた彼らから、ファン・ゴッホは画家としての基礎を学びました。これまでファン・ゴッホとの関わりの中で焦点を当てられる機会が少なかったハーグ派ですが、ファン・ゴッホの画業の中でとても重要な役割を果たしたのです。その後ファン・ゴッホはパリに出て「印象派」と出会い、躍動する色彩のとりことなりました。

本展では、約40点のゴッホ作品に加え、マウフェやセザンヌ、モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品約30点や、ファン・ゴッホが手紙の中で語った言葉を交えながら、独自の画風にたどり着くまでの過程を掘り下げて紹介します。

ゴッホはいかにしてゴッホになったのか―。2つの出会いによって導かれた、短くも濃密な10年間をご覧ください。

 

「上野の森美術館」ホームページ

http://www.ueno-mori.org/

 

「ゴッホ展」

編集:

小野尚子、岡本弘毅(兵庫県立美術館)

岡里崇、坂元暁美(上野の森美術館)

藤本聡、河野朋子、和泉さなえ、櫟原千寿帆(産経新聞社)

制作:

石塚肇、遊馬奈歩、中村友代(美術出版社デザインセンター)

発行:

産経新聞社

©2019-2020産経新聞社

 

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朝日新聞:2019年10月20日