東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」を観た! | とんとん・にっき

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東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」を観てきました。観に行ったのは、2月11日のことです。もう1ヶ月半も前のことです。



ヴェネツィアには、僕は2度ほど行きました。

イタリア紀行-6 ベネチア、サンマルコ広場等

「冬のベネツィア紀行」

ウフィッツイ美術館にも2度ほど行きました。

今回の展覧会でウフィッツィ所蔵のものは、過去にウフィッツィで観ています。


最初にヴェネツィアに行ったとき、1990年夏のことですが、「ティツィアーノ展」が開催されていて、ヴェネツィアの街のあちこちで垂れ幕が貼られているのが目に付きました。



ヴェネツィアに関連する展覧会は、今までいくつか観ています。

(ブログを始める前にも、いくつか観ています。)

国立新美術館で「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」を観た!

江戸東京博物館で「世界遺産 ヴェネツィア展」を観た!

「ヴェネツィア絵画のきらめき」展を観る!


ティツィアーノの「マグダラのマリア」、観ていました。

国立西洋美術館で「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展―ルネサンスからバロックまで」を観た!


岩波新書では、宮下さんの下記のものを読みました。

宮下規久朗の「ヴェネツィア 美の都の一千年」を読んだ!

展覧会の構成は、以下の通りです。


Ⅰ 1460-1515

   ヴェネツィア、もうひとつのルネサンス

Ⅱ 1515-1550

   ティツィアーノの時代

Ⅲ 1550-1581

   テッツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーズ―巨匠たちの競合

   ヴェネツィア派の版画―スキアヴォーネを中心に



みどころは下の三つ

1. ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ

ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠ティツィアーノは、その圧倒的な技量と巧みな売り込み戦略によって、ヨーロッパ中で人気を博しました。本展には、初期から後期までのティツィアーノ作品7点(うち2点はティツィアーノと工房による)が出品されます。

2. 《ダナエ》日本初公開

ユピテルが黄金の雨に姿を変え、美しい娘ダナエと交わる官能的な場面を描いた《ダナエ》。この絵画を見たミケランジェロは、ティツィアーノの色彩と様式を称賛しました。ティツィアーノの見事な腕前で描き出された神話画の傑作が初来日します。

3. 色彩の絵画

ヴェネツィアでは、明るく大胆な色彩と、自由でのびやかな筆触が好まれ、近代絵画につながる「絵画的(ペインタリー)」な絵画が生み出されました。ヴェネツィア派の画家たちの多様な作品を通じて、豊かな色彩感覚と絵具の存在感、光に包まれたような柔らかな造形をお楽しみください。



Ⅰ 1460-1515

   ヴェネツィア、もうひとつのルネサンス




Ⅱ 1515-1550

   ティツィアーノの時代






Ⅲ 1550-1581

   テッツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーズ―巨匠たちの競合






   ヴェネツィア派の版画―スキアヴォーネを中心に


日伊国交樹立150周年記念

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」

水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて海洋交易により飛躍的に繁栄し、異文化の交わる国際都市として発展を遂げるなかで、美術の黄金期を迎えます。政庁舎や聖堂、貴族の邸宅のための絵画まで、公私の場のためにさまざまな主題の絵画が制作され、明るい色彩と自由闊達な筆致、柔らかい光の効果を特徴とする、ヴェネツィアならではの絵画表現が生み出されました。本展は、ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノを中心に、黄金期を築いた多様な芸術家たちの絵画をとおして、ヴェネツィア・ルネサンス美術の特徴とその魅力を紹介します。

「東京都美術館」ホームページ


titi1 日伊国交樹立150周年記念

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」

図録

編集:

東京都美術館

NHK

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発行:

NHK

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発行日:

2017年1月20日