武蔵野市吉祥寺美術館で「萩尾望都SF原画展 宇宙に遊び、異世界にはばたく」を観た! | とんとん・にっき

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武蔵野市吉祥寺美術館で「萩尾望都SF原画展 宇宙に遊び、異世界にはばたく」を観てきました。前回観に行ったのは「生誕200年記念 伊豆の長八」でしたので、あまりのテーマの違いに少々面食らいました。正直言って、まったく僕の知らない分野なので、一つ一つ丁寧に観てきました。それにしても、若い人には大人気だったようで、会場は大混雑でしたが、人なみをかき分けながら観てきました。萩尾望都は、2012年に少女漫画家としては初めて紫綬褒章を受章しているとのこと、これには驚きました。


常設展の浜口陽三記念室の「南桂子―遠くをみる」と、萩原英雄記念室の「萩原英雄・ギリシャ神話への眼差し」は、「萩尾望都SF原画展」とは異なり、興味深い静謐な作品ばかりで、じっくりと見ることができました。


萩尾望都(はぎお・もと)

1949年、福岡県大牟田市生まれ。1969年『ルルとミミ』でデビューする。SF界では、星雲賞コミック部門で3度もの栄冠(1980年に『スター・レッド』、1983年に『銀の三角』、1985年に『X+Y』で受賞)という金字塔を打ち建て、2006年には『バルバラ異界』で日本SF大賞を受賞。また2012年に少女漫画家としては初めて紫綬褒章を受章している。現在「月刊YOU」(集英社)にて『王妃マルゴ』を連載中。


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「萩尾望都SF原画展 宇宙に遊び、異世界にはばたく」

1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都。竹宮惠子や大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築きました。そうした中で1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えます。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了してやみません。本展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、200点を超えるSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描きだした星々が煌きらめく、夢の展示空間が実現します!


「武蔵野市吉祥寺美術館」ホームページ


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