森アーツセンターギャラリーで「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展を観てきました。観に行ったのは1月25日のことでした。
タイトルにあるように、この展覧会の注目作は、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の「水差しを持つ女」と、レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)の「ベローナ」でしょう。共に日本初公開の作品です。この2作の前にはたくさんの人だかりができていました。二人はほぼ同じ時代、同じオランダにいました。
森アーツセンターギャラリーのホームページには、以下のようにあります。
17世紀はオランダ黄金時代といわれています。この時代、オランダは歴史上稀にみる発展の最中にいました。1560年代に始まるスペイン支配からの独立戦争に伴って経済が急成長するとともに、1602年に世界に先駆けて設立された株式会社、オランダ東インド会社の貿易網を通して世界に名だたる強国、富裕国として発展していきます。17世紀はまた、新たな芸術文化が発展し、絵画の分野においても多くの優れた画家を輩出し、数多くの傑作が生まれるという、特別の時代でした。絵画は一般市民の手に入るような大きさや価格で出回っていました。
フェルメールやレンブラントと並び、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ピーテル・ホーホなど、オランダ黄金時代を彩った画家たちの作品によって、当時の文化と人々の生活がよみがえります。ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館を中心に個人蔵の作品も加え60点が一堂に会して展示されています。展示は、風景画、建築画、海洋画、静物画、肖像画、風俗画の順に展示されています。オランダ絵画といえば風俗画、実際の生活場面を描いているようで、オランダの格言や教訓を伝えている作品も多く、作品を読み解く面白さが味わえます。
展覧会の構成は、以下の通りです。
Ⅰ ハールレム、ユトレヒト、アムステルダム:オランダ黄金時代の幕開け
Ⅱ 風景画家たち
Ⅲ イタリア的風景画家たち
Ⅳ 建築画家たち
Ⅴ 海洋画家たち
Ⅵ 静物画家たち
Ⅶ 肖像画家たち
Ⅷ 風俗画家たち
Ⅸ レンブラントとレンブラント派
Ⅹ オランダ黄金時代の終焉
Ⅰ ハールレム、ユトレヒト、アムステルダム:オランダ黄金時代の幕開け
Ⅱ 風景画家たち
Ⅲ イタリア的風景画家たち
Ⅳ 建築画家たち
Ⅴ 海洋画家たち
Ⅵ 静物画家たち
Ⅶ 肖像画家たち
Ⅷ 風俗画家たち
Ⅸ レンブラントとレンブラント派
Ⅹ オランダ黄金時代の終焉
「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展
本展覧会では、60点の作品を通して、オランダ黄金時代と当時活躍した画家たちを紹介します。フェルメール、レンブラントと並び、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ピーテル・デ・ホーホ(京都、東京会場のみの出品)など、黄金時代を彩った巨匠たちの作品によって、当時の文化と人々の生活が私たちの目のによみがえります。ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館を中心に個人蔵の作品も加え60点を一堂に展示します。中でもメトロポリタン美術館の傑作、フェルメールの《水差しを持つ女》とレンブラントの《ベローナ》は日本初公開作品となります。この貴重な機会を是非ご堪能ください。
「森アーツセンターギャラリー」ホームページ
![ver1](https://stat.ameba.jp/user_images/20160128/01/tonton3ab/b7/82/j/t02200292_0406053813551862566.jpg?caw=800)
監修:イェールーン・ヒルタイ(元ボイマンス美術館[ロッテルダム]主任学芸員)
編集:TBSテレビ
制作:石塚肇、上高家諭、住谷美都子(美術出版社デザインセンター)
発行:TBSテレビ
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