久しぶりに「目黒のSUNまつり」 へ行ってきました。体調は悪いのですが、快晴、汗ばむようなお天気で絶好調でした。久しぶりというのは、第32回以来、なんとなく足が遠のき、なんと6年ぶりということだからです。先週は目黒駅前の「目黒のさんま祭り」 がありましたが、ややお天気に恵まれませんでした。
目黒区と品川区、二つのさんま祭りがありますが、たとえばさんまは気仙沼産と宮古産、等々、それぞれに特徴があります。それにしてもたくさんの人でにぎわっていました。さんまを食べるには、長蛇の列の最後尾に並ばなければなりません。したがって、並ぶのが嫌いな僕は、一度もさんまを食べたことがありません。
このお祭りは、言うまでもなく落語の「目黒のさんま」からきています。
落語「目黒のさんま」
ある大名が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。屋敷へ戻ったが脂がのったサンマの味が忘れられない。しかし、屋敷の御膳にサンマが出るわけもなし。そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマの油を蒸して抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくもなんともない。「このサンマはいずれより取り寄せた?」、「日本橋魚河岸にてございます」、「それはいかん。サンマは目黒に限る！」。
過去の関連記事：
「目黒のさんま祭」
（第32回）
目黒のさんま祭
（第31回）
朝日新聞：2014年9月15日朝刊
