「アンネ・フランクの家」を見学した!
2~3日前、深夜ラジオを聞いていたら、ユネスコの「世界記憶遺産」というものがあることを、僕は初めて知りました。ラジオではどういうものが「記憶遺産」に登録されるのか、どんなものが指定されているのか、その時たしか「アンネの日記」が指定されている、というようなことを聞きました。次の日ネットで調べてみたら、「『アンネの日記』世界記憶遺産に」という2009年7月の記事が見つかりました。ほぼ2年前の記事です。
「アンネの日記」世界記憶遺産に~ユネスコ
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)は30日、貴重な資料を保護する目的で創設された「世界記憶遺産」に「アンネの日記」を登録すると発表した。世界記憶遺産は、世界的に価値があるものや危機にさらされているものを保護する目的で、97年にユネスコが創設したもの。「アンネの日記」は、第2次世界大戦中に、ナチスから隠れて暮らしていたユダヤ人少女、アンネ・フランクの生活をつづったもので、ユネスコは「世界で最も読まれた本のベスト10に入る」と評価している。このほかに、イギリス憲法の基礎となった「マグナ・カルタ」など、新たに35点が指定され、これで、登録された資料は193点に上るという。 (2009年7月31日)
先月、「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク」への格安ツアーに行ってきました。第7日、マーストリヒトから「クレラー・ミュラー美術館」を観て、アムステルダムへ戻り、世界遺産である17世紀の運河地区をゆったりと眺める「運河クルーズ」に参加し、その後、「アンネ・フランクの家」を見学しました。さすがによく知られているだけのことはあって長蛇の列、入館するのに約1時間ほど並びました。
上に挙げた「未来に向けての歴史の叫び アンネ・フランク」の背表紙には、「アンネ・フランクの物語は現代の私たちにとっても貴重な教訓です。アンネを若くして死に至らしめた人種差別や偏見は、第二次世界大戦が終わった後もなくなることはありませんでした。アンネの半生に触れることによって、人間が互いに受け入れあい尊敬し合うことの大切さや人権の重要性を再確認するきっかけが生まれますように」とあります。
「アンネ・フランクの家」は、“表の家”と“裏の家”の二つの部分に分かれており、“裏の家”は「隠れ家」とも呼ばれていました。“表の家”はオットー・フランクの会社になっており、1階には倉庫、2階から上には事務室と貯納室がありました。倉庫は建物の奥行きいっぱいに続いていたため、裏の方はすぐ上が隠れ家になります。“裏の家”では、2階から上のスペースに8人の住人が2年以上もいっしょに潜伏生活を送っていました。しかし遂に密告され、強制移送されます。
ものがたりのあるミュージアム」
著者:小川洋子
著者:赤染晶子
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