2011年05月19日 23時51分04秒

ニューオータニ美術館で「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」展を観た!

テーマ:ゲ~ジュツ見てある記

ニューオータニ美術館で「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」展を観てきました。副題には「開館20周年記念展 第1弾」とあります。ホームページを見ると、「ニューオータニ美術館は、1991年2月、都市ホテル機能と高度情報ビルが融合した21世紀型国際ホテルをめざしたインテリジェントビル、ガーデンコートの建設を機会に、文化的機能の充実と社会還元を目的とし、同ビル6階(ロビィ階)に開館いたしました」とあります。開館20年とはいえ、僕がこの美術館を知って、行き始めたのは2009年が最初ですから、わずかに3年しか経っていません。赤坂見附の駅からも近いし、「都心の穴場」と言ってもいいでしょう。


そうそう今回の「ビュフェ展」へ行ったのは5月5日の「図録放出会」の帰り、弁慶橋の手前の横断歩道で、「つまずく石も縁の端くれ」 というブログの一村雨(ひとむらさめ)さんにお会いしました。こちらはこれからニューオータニ美術館へ向かうところ、向こうは(たぶん)ニューオータニ美術館からの帰りでした。その後ブログに「ビュフェ展」のことを書いているので、まず間違いありません。一村雨さんとはあちこちの美術館でよくお会いします。知り合ったのはアートブロガーの集まるオフ会でした。


もう一つ、共通点を。一村雨さんは、ブログに「私が学生の頃は、ビュフェのリトグラフが、あちこちで数多く売られていて、気軽に手の届く値段であったことを思い出す。その時、はじめて、ビュフェという画家の鋭い黒線を知ったのだった」と書いています。つまり、僕と一村雨さんは同年代だというkと、僕も同じような経験、というか、体験をしています。大学時代の友人が、横浜の石川町、中華街の入口ですが、倉庫の奥の6畳の和室、そこは昔は宿直室か休憩室だったようですが、そこに下宿していたので、よく遊びに行きました。その彼の部屋にビュフェの作品、たぶんリトグラフか、印刷したものだと思いますが、額に入れて飾ってありました。そこで初めて僕は、ビュッフェの作品と出会ったというわけです。


さて今回のビュフェ展、26点のビュフェの作品が展示されています。たしかに昔の、50年代半ばまでのビュフェの作品の印象は、黒い輪郭線が際立だったモノクロームのものがほとんどでした。一村雨さんも「墨で描かれた線を思い起こさせるので、日本人はひときわ愛着を感じるのであろう」書いている通り、日本人には好まれたのでしょう。チラシにある「パレットのある自画像」(1967年)は、わずかに色はあるものの、もの悲しい孤独感の漂う作品です。「アナベル夫人」は、今回展示されていたものの中で最も古い作品、縦長の女性像で、最もビュフェらしい作品です。50年代半ば以降のビュフェの作品には色彩が加わり、より作品に幅が出てきた、というか、表現が豊かになっていることを感じさせます。


以前にもニューオータニ美術館でビュフェの作品を観ていましたが、日本が好きで、日本の絵を描いていたことは、ハッキリとは知りませんでした。今回、風景では「日本の高速道路」や「石鏡港、志摩」がありました。一大傑作は、なんと言っても「睨み合い」でしょう。横綱大乃国を描いたもので、身体は大きいが、眉毛が八の字に下がっている情けない表情をしています。「二羽の鳥(つる)」は、ダイナミックな構図で、二羽の丹頂(?)鶴を描いています。これももちろん、ビュフェの傑作です。









開館20周年記念展 第1弾

「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」

パリに生まれたベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、美術学校在学中にはやくも頭角を現しました。1947年のサロン・デ・ザンデパンダンに出品して脚光を浴びると、翌年20歳の若さで画廊と専属契約を結び、その後、ヨーロッパ各地の美術館や画廊で毎年のように個展が開かれました。その制作活動は油彩のみならず版画、挿絵、舞台美術にまで及び、芸術家としての情熱と幅広さを感じさせられます。初期の色彩を抑えた画面は、50年代中頃から徐々に鮮やかな色調の世界へと移行を始めますが、黒の直線的な輪廓は一貫して変わることがありませんでした。本展では、約2000点のビュフェ作品を所蔵する静岡県のベルナール・ビュフェ美術館から拝借した貴重な作品と当館初代館長大谷米一が、ビュフェに直接制作を依頼した絵画を含む収蔵作品を合わせて、計26点を紹介いたします。初期のモノクロームから晩年の色彩の世界を通して、祖国フランスとビュフェが大好きであった心のふるさと日本にちなんだ風景、静物、家族、文化を描いた作品をお楽しみください。


「ニューオータニ美術館」ホームページ


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