1000円以内!東京とんかつ食べ歩き -3ページ目

1000円以内!東京とんかつ食べ歩き

とんかつは安くなけりゃあ、とんかつじゃない!!
東京都内の旨くて千円以内で食べられるとんかつ屋の食べ歩きルポ。
名店といわれる店から、街角に埋もれた庶民派の店までくまなく食べ歩きます。
とんかつを愛するが故、時には容赦無く斬り捨てゴメン!VIVAとんかつ!

 

小生、トンカツマニアということで恥ずかしながら何度かテレビに出演させていただきましたが、毎度苦労するのが「食レポコメント」。いわゆる、一口食べた後の“ひとこと”です。

 

みなさん、仮に自分がテレビでグルメレポートしたとして、トンカツを一口食べた後に、“ひとこと”コメントを言うとしたら、何と言いますか?

 

「サクサク!」

 

「ジューシー!」

 

「柔らかい!」

 

ちょっとひねって

 

「(脂が)甘い!」

 

……それ以外ありますか? 意外と無くないですか?(笑)

 

 

例えば、これがラーメンとかなら「香り」「麺の歯ごたえ」「出汁の分析」など、いろいろ角度からコメントできるんです。トンカツは本当にコメントできるバリエーション、足掛かりが少ないんですよ……。

 

グルメロケが「一店舗だけ 食べるのも自分一人」とかなら、上記の4つで十分成立するですが、僕のような素人グルメマニア系がでる番組の多くは、複数店舗食をロケするし、そしてタレントさんのゲストが必ずいます。お笑い芸人だったり、アイドルだったり。みんなが一通りコメントし終わったのちに、僕が一番最後になるパターンが多い。

で、上記の4つも含めて、だいたい言えることを先に使わてしまっている場合がほとんど。こっちは素人とはいえ、トンカツマニアとして気の利いたコメントを言いたいじゃないですか(笑)

 

そういった意味で、石塚英彦さんの「まいうー」や、彦摩呂さんの「玉手箱や~」は本当によくできた“レポ技”ですよね。

 

いちど番組で、苦し紛れに「これはGTOです!つまり、グレートトンカツおいしい!」という表現を使ったことあるんですが、しっかりカットされてました(笑)

 

次にテレビに出演するのはいつになるのかはわかりませんが、その時に備えて、あらかじめ「食レポコメント原稿」でも作っておこうと思います。

 

 

とんかつのツールは、「洋食のカツレツ」だったというのは皆さんご存じでしょう。

 

もう少し細かく言うと、明治時代に欧米から入ってきたフランス料理の「コートレット」を、銀座の洋食屋「煉瓦亭」が改良して「カツレツ」にし、さらに昭和の初めに「あらかじめ切れてる・箸で食べる・付け合わせがキャベツ」という現代の「とんかつ」に形に近いものになったといわれています。

 

現在は、洋食屋の「カツレツ」も、トンカツ専門店のトンカツも割と大差はなくなってきていますが、付け合わせだったりや揚げ具合がちょっと違ったり、何より店の雰囲気が全然違いますよね。トンカツ屋は割とストイック、洋食屋は和気あいあい。偏見ですかね?(笑)

 

さて、今日はそんな洋食屋の「カツレツ」を求めて、品川区中延にある「洋食屋ふじかわ」に行ってきました。半世紀もの歴史をもち、店内には芸人のサインが数多く飾られていました。

 

 

 

さて、「ポークカツレツ」を頼むか……と思ったら、メニューにないではないか!!!!

あれ、事前に調べた時にはあったはずなのに! と思いつつ、お店の方にお願いしたら快く作ってくれました(なぜメニューから消えたのかは不明。書き忘れ??)

 

昼時なので、店にはひっきりなしに人がやってきます。みなさん単品を頼むというよりも、ハンバーグやポークソテーなど組み合わせる「エラベルセット」を頼む人が多いようです。

 

さて、そしてやってきました「ポークカツレツ定食」(1200円)。ライスと豚汁もつきます。

 

 

すごい、レモンの輪切りが乗ってる!この発想は「トンカツ屋」にはないな……。

そして結構しっかり揚げているのか、パンチのある色合いです!

 

 

肉は結構厚みがあります。ジューシー、かつ肉肉しい噛み応え。これぞ「ザ・肉」!

柔らかくて繊細なトンカツもいいけど、こうゆうパンチのあるタイプもいいですよ!

カツレツの下にはナポリタンが下に敷いてありましたが、実はこれ、蒸れ防止としても一役買います。

セットの豚汁も美味しかった。ごちそうさまでした。

 

■コストパフォーマンス ★★★☆☆
■味          ★★★☆☆

■庶民度      ★★★☆☆
■豚数    80豚
■一言コメント 「家族連れでぜひ」
ポークカツレツ定食1200円(税込)

■東京都品川区東中延1-11-19

 

 

 

 

林SPF豚のお店です。

 

SPFとは 「Specific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)」の略で、文字通り豚の健康にわるい、豚赤痢をはじめとする5種の病原菌をもたない豚のこと。

帝王切開で誕生した無菌状態の子豚を種豚として、ちゃんと管理された養豚場で繁殖します。

(たまに無菌豚と表記している店を見かけますが、それは種豚の初代だけで、それ以降は無菌ではありません。なので当然「生でも大丈夫」というわけではありません、念のため)

 

最近はいろいろなところで目にするようになったSPF豚、有名なところだと「とんかつ檍」がそうですね。

手間がかかる分、当然値段も高いことが多く、いわゆる高級トンカツ屋におおいです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回は品川区の「戸越公園」にある「がんばり亭」。まだオープンして半年くらいのようです。

戸越公園というと、あの戸越銀座の近く、と思いがちですが、歩きではちょっと通り距離感。住宅街の一角にたたずんでいました。

 

「とんかつ専門店」の文字がこころ強いですねぇ!

 

 

看板はご覧の通り。ロースかつ定食1300円(税抜)と、1000円は超えていますがSPF豚ということで期待値が上がります。

 

 

店内はカウンターのみ。恰幅のいい若い店主と、女性。客席、厨房も清潔です。カウンターからは調理の模様を見ることができます。

 

さて、さっそくロースかつ定食を注文。ご飯の大盛りは無料とのこと。まつこと10分ほど。

 

 

出てきました!丸皿じゃなくて角皿というのが、ちょっとしたこだわりを感じますね。

 

 

そして断面はほんのーり、ピンクです。絶妙な揚げ具合。僕は「レアとんかつ」はあまり好みではないのですが、これは絶妙、絶品。

正直、最初にでてきたときの第一印象は(衣が柔そう……)というネガティブなものでした。衣の目も細かく、パンチがなさそう……という意味。しかし、一口たべて理由がわかりました。「豚肉が柔らかい!」そう、繊細な豚肉の食感を邪魔しない衣なんです。ラード系で揚げているにもかかわらず、軽やか。

 

とんかつの衣は、「豚肉の食感を補強する」ものと、「引き立てるもの」の二種類があるとおもってまして、今回は後者。引き算の美学。

揚げ方、衣の柔らかさ、ちゃんと計算されている、素晴らしいトンカツでした。そして見てください、このジューシーさ―。脂の融点がひくくて、豚肉の保水性も高いですね。

 

 

こんな素晴らしい店が戸越公園の奥地にあるとは、、、。近郊の方は、ぜひ行ってみてください。

 

コストパフォーマンス ★★★☆☆
■味      ★★★★★

■庶民度    ★★★☆☆
■豚数    85豚
■一言コメント 「隠れた名店の可能性!?」
※キャベツお替り自由
ロースかつ定食1300円(税込 1430円)

■東京都品川区戸越5-20-18

かなりストレートな店名です。

 

“豚”という一文字だけではバカにされてる感じがするけど、二文字並ぶとなんだか可愛いですねぇ。

 

さて、西小山は意外とトンカツ屋が多い街。最近メディアに登場することも多い、個性的な大将の「波止場」、“カフェレストラン”と称する「かつ花」、マヨネーズ+生卵でいただく「山古志」、そして「豚豚」と駅周辺だけでも四店舗あります(お隣の碑文谷まで足を延ばせば、もう2店舗あります)

 

最近、隣駅の武蔵小山駅前にタワマンが三棟も建つということで地価が高騰、個人経営の飲食店が西小山の方に移ってきた、という話も聞きます。実際比べてみても、カレー、パスタ、ラーメン、餃子など“B級グルメ”系は、西小山の方が何倍も個性的で美味しいですね。

 

さて、そんな西小山にある「豚豚」ですが、たたずまいは居酒屋風。遠くからも視認できる「豚豚」の文字。

 

 

なんとランチタイムはロースかつ定食950円! 消費税10%になって以降、1000円以内のトンカツ屋を探すのは本当に難しくなってきました。

実は「波止場」「かつ花」も、比較的高いので1000円を切るのは庶民にとってはありがたいですね。(もちろん、高いトンカツは、トンカツで美味しいですよ!)

 

 

トンカツメニュー以外も少しあるので、居酒屋使いもできそうです。

 

 

さて、店内は昭和感ただよう、落ち着く雰囲気。昼時のワイドショーが流れています。

切り盛りするのは、老夫婦の二人。永らくこの地でやってきたのでしょう。緊急事態宣言中、そして平日ということで、店内は僕だけでした。

 

さて、さっそくロースかつ定食(950円)を注文。大将が冷蔵庫から豚肉を出し、小麦粉、卵、衣をつけて黙々と揚げてくれます。

そしてにしても、トンカツ屋の店主って、無口な人が多いですよね。寿司屋みたいに大将とコミュニケーションしたり、、やたらと威勢のいいラーメン屋みたいなトンカツ屋って少ない。

トンカツって良くも悪くも派手さがないので、飲食店始めるときにトンカツ屋をセレクトする時点で地味な人が多いのかもしれません(偏見ですが……)

 

さて、10分ほどして揚がってきました、トンカツさん。

 

 

割とキツネ色になっているタイプ。香ばしい香りが立ち上ります。ラード系で揚げてますね。衣もよく茂っています。

 

 

 

ランチのロースかつ定食(950円)なので、肉質や量はそこまで期待してませんでしたが、肉質が良い!ちょっと写真ではわかりづいらいですが、脂身が右端、そして左側にもあります。これはロース肉の中でも、肩ロースに近い部位。脂身が左右にはいり、旨味も多くなります。

 

ちなみに、“上ロース”の定義は店によって異なりますが、「肩ロースに近い部分の上質なお肉を厚く切る」というところが多いです。

余談ですが、「じゃぁ、肩ロース出せばいいじゃん」とお思いになる方もいると思いますが、肩ロースは旨味も多い一方、筋も多く、下ごしらえに手間がかかるという難点があります。精肉店では肩ロースよりもロースの方が高いことが多いですが、トンカツ屋では手間がかかる分逆転することが多いです。かつ、そこそこ高級な店で出していることが多いですね。

 

 

話がそれましたが、つまり「豚豚」のランチロースは上ロースの肉質に近い、お得でいい肉質! 衣はほんほりクリスピー感あり。しかし、ランチロースかつのように、厚切りではないトンカツに食べ応えを出すためには多少衣に食感があったほうが、僕は美味しく感じます。

 

あー、昼だけどビール飲みたくなってきた。早く緊急事態宣言終わる日が来てほしいものです。

 

コストパフォーマンス  ★★★☆☆
■味      ★★★★☆
■庶民度    ★★★★☆
■豚数    85豚
■一言コメント 「このままランチ1000円以内で頑張ってください!」
※ロース
ロース定食950円(税込)
■東京都品川区小山6-10-18

 

 

 

ご存知の通り、新型コロナウィルスが猛威を振るっており、人体は健康でも、経済面で打撃を受けている人も多い。知り合いの老舗ライブハウスでは売り上げが1/5にも縮小してしまい、リストラや店舗縮小を検討しているという。「閉鎖空間・発声・接触・近距離」という、コロナウィルス感染的にもっとも避けなければならないものが、役満的にそろってしまっているのであるから悲惨・悲劇である。

 

さて、同じく飲食店も青色吐息だという。歓送迎会や納会など、年度末の大事な書き入れ時にもかかわらず、各所で催しが中止となり、さらにサラリーマンは日常での接待や会食も禁止されているところが多いという。

 

「経済が回らない」という悲鳴をいたるところで聞くが、飲食店やライブハウスのみならず、大企業や日本国家もふくめて、このままでは倒れてしまうだろう。

 

そんなときときだからこそ、とんかつである。

 

その理由はいつくかある。

 

まず、とんかつ屋は一人で食べることが圧倒的に多い。複数人でワイワイ食べたり、カウンター越しに大将と切符のいい言葉を事もほとんどない。一人黙々食べるのだから、リスクは少ないと言えるだろう。

 

第二は、換気だ。揚げ物をやっている店は揚げ油の蒸気を外気に排気するために換気が常に行われており、「閉鎖空間での感染リスク」が低いと言えるだろう。

 

そして第三は、「カツ」という言葉に秘められた、いわゆる“ゲン担ぎ”である。

 

先日無観客試合で無事に場所を終えた大相撲千秋楽、八角理事長は「古来から力士の四股は、邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました」とおっしゃってた。相撲は単なるエンターテインメントのみならず、古来より相撲のさまざな所作に意味や役割を見出し、人々は生きる気力を得てきたのだろう。

 

とんかつには厄に打ち勝つ力がある。トンカツを食べれれ気力・精力がみなぎる。健康こそ、打ち勝つ一番の薬である。安倍首相もかつて総裁選挙の時にゲン担ぎで「カツカレー」を召し上がってたようだが、みんながとんかつを食べれば、飲食店も回復するし、健康になって打ち勝てるかもしれない。いまこそ国民一豚となって、もとい国民一丸となって頑張ろうではありませんか!

 

こんばんわ。豚勝太郎です。

 

テレビ東京さんの「車あるんですけど…?」に出演しました。これで4度目ですよw

 

もうね、これは半分レギュラーなんじゃないかと。

 

今回は群馬県は沼田にある「とんかつ街道」にロケにいきました。

 

あまり知られてないのですが、街道沿いにとんかつ店が多数あるということで、ここを「とんかつ街道」と名づけ、観光名所にしていこうということなんですね。おそらく「とんかつという名前のついたとおり」は全国でここだけだと思いますよ。

 

 

ホームページはこちら

http://ton-kaido.yurutabi-club.com/

 

あんまり知らてないんですけど、群馬は豚肉旨いんですよ!!

個人的に銘柄豚にこだわりはあまりないのですが、「和豚もちぶた」だけは特に好きでして、

 

 

それを生み出しているグローバルピックファームさんが群馬にあります!それ以外にも群馬県には多くの銘柄豚があるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

和豚もち豚公式サイト

https://waton.jp/

 

あと、僕は行ったことがないのですが、群馬県前橋市では豚肉料理のイベント「T1グランプリ」というのがあるそうです。気になります。

 

http://www.t-1gp.com/

 

それでは素敵なとんかつライフを!

 

 

 

四か月ぶりにテレビ東京さんの「車あるんですけど…!」に出演しました。放送は5月27日(日)18:00です。

前回の放送が好評だったようで(要は数字が良かったそうで)、栄えある二度目の出演です。

 

http://www.tv-tokyo.co.jp/kuruma_aru/

 

日曜日の18時って激戦区なんですよ。「ちびまる子ちゃん」、「バンキシャ!」、「世界遺産」ですよ?w そんな中でとんかつの番組にチャンネルを合わせてくれるなんて、本当にありがたいです。

 

さて、今回は、とんかつは上尾市「きせき食堂」、有楽町「檍」の二店舗に行きました。そのほか、かつ丼の旨い店2店舗、そして都内唯一のパン粉工場中谷パン粉に行ってきました。

孤独のグルメにも登場したことのある「きせき食堂」はなかなか衝撃です。いまやお客さんが殺到しているので予約も一苦労なのですが、、、、。これまで豚肉になかった「熟成肉」でとんかつを揚げてくれるという、まったく新しい、とんかつという概念を広げてくれる店です。

そしてもう一店舗が、有楽町「檍」です。そう、あの蒲田の人気とんかつ店の有楽町店です。あの味が有楽町でも味わえるのです(いまなら向こうよりもこっちのほが並ばないで済むかも)

 

かつ丼マニアの人と、ゲストタレントの方と三人のとんかつ珍道中、ぜひご覧ください!

 

http://www.tv-tokyo.co.jp/kuruma_aru/

 

 

 

城南の人気店といえば、蒲田の「檍」「丸一」あたりだが、ここ大森も負けていない。

 

もともと蒲田「丸一」は、大森「丸一」で修行された方がのれん分けされたそうだ。大森「丸一」がある駅前からしばらくあるき、大森ベルポートというバブル時代の遺産ビルの傍にあるのが、今回の「とんかつ 鉄」である。

 

これが大森が誇るバブル遺産ビル、ベルポートだ!オシャレ!!

 

余談だが、あの人気バンド(?)「エブリリトルシング」さんのアルバムジャケットは大森ベルポートのエスカレーターで撮影したらしい。

 

さて、ネタはさておき、ここが鉄が入ってるビル。地下にお店はあります。

 

 

ランチ時のロースかつ定食は1000円。上ロースは1500円。

 

きょうは贅沢に上ロースかつ定食に瓶ビールをつけてしまった…。

 

 

 

 

 

ちょっと画像が白く飛んでしまっているのだが、断面は非常にジューシー。レアでもなく、ほどよい柔らかさがのこっている絶妙な感じ。

印象としては蒲田「檍」に似ている。こちらの店も林SPFという同じ銘柄豚を使用している。

 

蒲田の人気店にいくものいいけど、長時間ならばずに大森で食べるものおすすめです。

 

■大森「とんかつ鉄」 東京都品川区南大井6-19-16 カテリーナ大森 B1F

 

久々のヒットである。

 

以前からこの場所にあるのは知っていたのだが、商店街のど真ん中にあるので、歪んだマニア心(?)が働き「こんな目立つところにあるのだから、たいしたことないだろう」と高をくくっていた。が、ある日吸い込まれるように入ってしまい、雷に打たれたように衝撃が走ったのだ。

 

めっちゃ旨いじゃん!!!

 

能書きはさておき、さっそく写真を見てもらう。こちらは店頭である。居酒屋も兼ねているので、とんかつ以外のメニューもある。

 

そしてこちら、ロースかつ定食(1700円)。見た目はかなり濃い。自家製のラードで揚げているそうだ。衣は中屋パン粉(※)。中屋パン粉らしい「剣立ち」が食欲をそそる。

 

 

断面は若干レア気味で、噛んだときにジューシーな肉汁が広がる。厚みとボリュームもある。

 

 

そしてこちらが、上ヒレ定食(1880円)。中心のレア気味が絶妙。店主が揚げ加減を聞いてくるので、しっかり揚げもの可。

 

 

そしてお待ちかね、特上ロースかつ定食(2680円)である。普段はこんな高級とんかつを食べることはないのだが、

ここまで旨いと、一番高いメニューを食べたくなってしまう!

 

 

こちらも絶妙なレア具合。

 

僕のおすすめとしては、食べる間にまず香ってもらいたい。ラードの香ばしい香りが立ち上ってくるはずだ。

そして何もつけずに一口食べてもらいたい。脂の甘味と肉のジューシーさが口に一気に広がるのだ。ジュワワー~。

あとは好きにしてもらいたい。ぼくはいつも半分くらいまで何もつけずにいただき、残りはソースをつけてお米といただくことが多い。

 

なお、この店の豚肉は「ヤミ豚」という名称で呼ばれている。FPS系だそうだが、いったい何かヤミなのかはぜひ店主にきいてもらいたい!

 

※中屋パン粉…武蔵小山になる、都内唯一のパン粉専門工場。地元の「もちぶた たいよう」や蒲田「檍」など、多くの有名店で使用されている。数十のパン粉があり、オーダーメードも可能。

 



■とんかつ「波止場」 東京都目黒区原町1-3-15

 

 

 

 

 

マニアとして積極的にとんかつを食べるようになって15年が過ぎようとしているが、いまだとんかつが世の中のブームになったことがない。

この15年の間には、とんかつと同じ“揚げ物”のライバルである唐揚げがブームになり、B1グランプリからでてきた焼きそば系や担担麺がヒットしたり。挙句の果てには、とんかつのパクリともいえる牛カツなるものがブレイクしたのが2015年あたりである。

唐揚げにせよ、牛カツにせよ、とんかつ付近のものばかりがヒットして、本丸ともいうべき揚げ物の王道・とんかつが本格ブームにならないのか?

 

大きく理由は二つあると思う。

 

一つは、「とんかつ屋の店主にブーム欲求がないから」である。ラーメン屋などと比較すればわかりやすいのであるが、ちょっとした人気店となれば店内に所狭しと飾れた有名人のサイン、メディアを意識したキャラ設定(頑固、マイルール、腕組み&鉢巻)などがあるが、とんかつ屋の店主ほどテレビに出るのを嫌がる飲食店も珍しい。理由としては、昔からやっている店が多く、一時的に客が増えてもなじみの客に迷惑がかかるだけということだろう。

 

二つ目の理由は「バリエーションの少なさ」である。ラーメンなら、塩・しょうゆ・味噌などと大分類があり、さらにそこから細かく分かれていて、二郎や家系など出自なども加わり、数多あるわけだ。バリエーションが多い飲食ははやるというのが僕の持論。それにくらべ、とんかつは、基本的「ロース」「ヒレ」しかない。唐揚げだって、味のバリエーションや地域性を出したからこそブームになったと思う。

 

であれば、とんかつももう少しバリエーションを増やせばブームのきっかけになるかもしれない。ただし、店側にバリエーションを作るというのは酷というもの。そこで、現状のとんかつのままで、カテゴリーネーミングをしてバリエーションにして行こうと思う。

 

 

その1「三文字系」

これは、先ごろ閉店した神田「いもや」をロールモデルとして、「ロースかつ定食」と「ヒレかつ定食」の二種類しか置かない低価格でストイックな店。カツ丼もなければ、海鮮系も置かない。店内は清潔で白木のカウンターに割烹着をきた職人があげる和風スタイル。上野の「山家」、新橋の「まるや」などが当てはまる。なぜかこの系統の店は、シンプルに三文字に収まっていることが多いのだ。

 

その2「蒲田系」

これが一番流行りやすい気がする。近年蒲田にとんかつやが増えてて、なぜか「とんかつのメッカ」などと言われているが、人気店である「丸一」「檍(あおき)」「双葉食堂」などのとんかつに共通するのは、“レア気味”なのだ。中央にほんのり赤みが残る揚げ方である。こうしたレア気味の揚げ方をする店は蒲田などの城南以外では案外少ない。これは大きな特色といえるだろう。蒲田に限らず、レア気味とんかつは今後「蒲田系」と呼びたい。

 

その3「クリスピー系」

一言でいえば、揚げすぎとんかつのことだ。揚げすぎはネガティブな印象が強いが、筆者はこれも一つの個性だと思っており、特に時間をかけて飲みながら食べる時などは、少々固いほうが蒸れなくていいのだ。

 

その4「植物系/動物系」

これは揚げ油のことである。植物系はさっぱりしており、ラードは香りが強くパンチがきいている。これは完全に好みだが、この二つの違いが理解できればとんかつの楽しみ方が深まる。

 

 

以上、四つのバリエーションを提唱してみた。

 

ぜひ多くの人に使ってもらい、とんかつのブームの一助となってもらいたいものだ。