読了しました。
あー 面白かった。
2017年5月、僕のガンが進行して、自分の名前が書けなくなったり、目が見えなくなって、 このまま死んでしまうかと思った時、心残りの一つが「 井上選手がどこまで行くのか見れなかったこと」でした。
いま、井上選手は僕の予想をはるかに超えた地平を走っています。
野球の大谷選手と同じくらい、素晴らしく、突出した選手でしょう。
間違いなくボクシング史上最高の選手です。
(ファイティング原田、具志堅、辰吉、長谷川等、名チャンピオン達を超えて)
僕は二度ほど井上選手と会ったことがあります。
一度目は僕の選手を連れて井上選手とスパーリング(ヘッドギアをつけて の実践練習)をした時、
2度目は井上選手が東洋タイトルに挑戦した時、同じ会場で僕の所属していたジムの選手が前座の試合で出たからでした。
最初に会った時、井上選手はまだデビューしたてで、まだまだ子供というような感じでしたが、ボクシングをしたらやっぱりモンスターでした (笑)
2度目の時は相手のフィリピン人の東洋チャンピオンと同じ控室だったのですが、その相手選手からは自信と強い選手特有のオーラが発散していて、「これは強いな」と感じる選手でした。
しかし、試合になったら全く一方的に井上選手が相手を打ち負かし、その本物の強さを目の当たりにした記憶があります。
(井上選手×ヘルソン・マンシオ 2013年12月)
それから世界のベルトを取りまくりました。
ライトフライ級(49キロ)、ひとつ(フライ級)飛ばしてスーイパーフライ級(52キロ)、バンタム級(54キロ)。
スーパーフライ級でベルトを奪った相手はアルゼンチンの2階級王者で、
ディフェンスマスター(防御の先生)と呼ばれた伝説的名選手オマール・ナルバエス。
ナルバエス…さすがにガードが固そうですね…
世界タイトルを20回以上防衛し、プロアマ通じて一度もダウン経験のないナルバエス選手から第1ラウンドからダウンを奪い、なんと2ラウンドでKOしてしまいました。
(VSナルバエス 2014年12月30日)
バンタム級では世界4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のすべてのベルトをノックアウトで奪うという偉業。
その中には世界的名選手、5階級制覇王者のフィリピーノフラッシュ(フィリピンの閃光)ノニト・ドネア選手も含まれます。
4団体を統一した選手は、いままで世界のボクシング界で井上選手を含めて世界で9人しかいません。
ベルトひとつを獲るだけでもすごい事なのに、それを全部まとめるのは、ほんとうにすごいことです。
26日に井上選手がバンタム級に続き1つ上のスーパーバンタム級でまたしても4団体のベルトを統一しました。
これは世界ボクシング史でも2人目の快挙です。
相手のタパレス選手は僕が親しくしている勅使河原選手をアメリカでKOしてタイトル挑戦権を獲得、そして無敗のオリンピアン、ムロジョン・アフマダリエフに番狂わせで勝った実力者です。
(アフマダリエフにパンチを打つタパレス)
そのタパレス選手にほぼ何もさせずに一方的に試合を支配し、最後は一撃で吹っ飛ばしてしまいました。
恐るべし、井上尚哉!!
彼の活躍をリアルで見ることができる僕は、なんて幸せなんでしょう。
彼がどこまで行くか、ホントに楽しみです。
ああ~、生きていて、本当に良かった。
満足、満足…
(おまけ)
クリスマスに妻がケーキを作ってくれました。
ああ~ 幸せ。
ケーキは幸せの味がする。
【お知らせ】
●9月末に「ほんものさがし」という YouTube 番組に出演させていただきました。
全部で3回収録をしていただきまして、その第3回目が公開されました。
(第1回)
(第2回)
●「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。
ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。
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●オススメのお水やお茶など
よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。
オススメの本①(読むと元気になる)
おススメの本②(劇的寛解事例)
おススメ本③(生還者たちの体験記)
おススメ本④(食事関連)