自分のことは、「自分」がいちばんよく知ってるよ！
まあ誰でもそう言いますし、そのとおりです。
でも、本当にそうでしょうか？
自己紹介してください
と言われたら、
まずは「名前」を答えますね。
はい、僕の名前は「刀根 健」です。
でも、それは僕につけられた「呼び方」「称号」「記号」であって、僕自身ではありません。
あくまで僕と他人を識別するための「呼び名」です。
私の仕事は講師・執筆です。
それは私の「仕事」であって、僕ではありません。
私は二児の父です。
それは父という役割・立場であって、私ではありません。
私は千葉県に住んでいます。
それは僕が住んでいる場所であって、僕は千葉県ではありません（笑）。
僕は6年ほど前に、肺ガンステージ4になりました。
それは僕が体験したことであって、僕自身ではありません。
私は「アイス」が大好きです。
（今日もまた、ジャイアントコーン/笑）
それは「私」が好きな「食べ物」であって、「私」ではありません。
とまあ、こういう感じで、ひとつひとつ、綿密に見つめ直していくと、
「私」なんて、「いない」ということが、分かってしまうのです！
「私は、いない」
「私は、いない」
では、いま、僕たちが「私」といっている、この「私」って、
いったい、誰？
それは…
自我
いわゆる、
エゴ
です。
生まれたとき、
僕たちには「エゴ」はありません。
まっさらな状態です。
その後、様々な経験や体験を通じて、
その、まっさらなキャンバスに、プログラムがインストールされていきます。
これが「エゴ」です。
赤ちゃんは、親に抱っこしてもらって、口を乳房にもっていってもらわないと、生きていけません。
こんな無力な生き物、人間以外にいません。
プログラムをインストールする人は、主に「両親」。
人間は、親からその存在を「認められ」「受け入れられ」「愛され」ないと、生きていけないという宿命的な立ち位置でこの世界にやってくるのです。
ですから、そのために作られるプログラム、サバイバル、生き残りのためにインストールされたプログラム、これが「エゴ（自我）」です。
つまり「エゴ」とは…
この世界を安全に生きていくための
サバイバル・プログラム
なのです。
「親」から「どう扱われ」どんなことを「言われ」、なにを「されて」、どんな「自己概念」」を創ったのか…
ということです。
エゴはサバイバルのプログラムなので、基本的「ネガティブ思考」です。
生き残るために、足りないところ、十分じゃないところ、不安なところ、やらなきゃいけないこと、そういった部分にフォーカスします。
周囲から認め、受け入れ、愛してもらうために、どんな表情で、どんな行動をし、どんな言葉を話し…
そして、その逆もしかり。
なにをしたら親の機嫌を損ねるか、自分が危険にさらされないか、いかにして自分の安全を確保するか…
エゴの最大の関心です。
なので、常に「不安」です。
それから、自分の「不安」を埋めるために、自分の外側に何かを求めます。
お金、財産・モノ、評価、ステイタス、若さや美しさ、その他、自分の外側にある全て。
これを「欲」と言います。
「欲」はエゴの「不足感」からスタートします。
幸いにして、親から「大丈夫」「よしよし」「あなたはそのままでいいんだよ」という、ポジティブエゴを伸ばしてもらって、成長する子供たちも、多く存在します。
でも多くの場合は、両方をインストールされて、ネガティブなほうが多いのが、現実です。
何度も書きますが、エゴは危機回避、サバイバルのために作られた「プログラム」なのです。
一昨日書いた「心猿」の話…
この「心猿」が、まさに「ネガティブ・エゴ」です。
心の中でしゃべりまくる「猿」
ケ～ケケケ
あれが足りない
これが足りない
もっと もっと
あれしとけばよかった
これしとけばよかった
あ～なったら、どうしよう
こ～なったら、どうしよう
しんぱいだ
ふあんだ、
こわい
あ～
あいつのせいだ
腹立つ！
でも、どうしようもない
なんて不運なんだ
どーして私ばっかりこんな目に
こんな人生、生きていても、しょうがない
でもでも…
あれを、やらなくちゃ
これも、やらねば、
もっともっと、認めてもらうために、
もっと頑張らなくちゃ
もっと、強くならなくちゃ
もっと他人に尽くさなきゃ
もっと、私は「完璧」にならなくちゃ！
でなければ、僕は人から愛されないんだ！
もっと
もっと
もっと
がんばれ
もっと
もっと
もっと
やらなくちゃ
あ～
書いていて、苦しい（笑）。
ガンになる前の「僕」のよう。
（もちろん、気づいていませんでした/笑）
これじゃ、幸せどころじゃないですよね。
こんな心の状態では、ガンにだってなりますよ。
で…
大切なのは、自分の「心猿」の声に「気づく」ことです。
インストールされた「心猿」が、「どのタイミングで」「どんなことを」「しゃべりはじめる」のか、
プログラムが発動する「トリガー（引き金）」は、何なのか。
それを心理学者の冷徹な目で
知ること
これに尽きます。
知ることで、客観視出来る可能性があがります。
知らなければ、客観視なんて、無理ですからね～。
心猿と一緒に、ず～っとダンスの人生です。
頭の中＝お猿さんのままです。
それは、ほんとうの私ではありません。
心猿は、偽りの私、ニセモノの私です。
心猿からの離脱。
禅の言葉でいうところの
常照我（じょう・しょう・が）
自分を知り、客観視し、手放し、離脱していく。
「自分を知る」
いや、「自分が自分だと思っていた、プログラムを知る」ということ。
これは、「ほんとうの自分を生きる」という視点からは、絶対的に外せないものです。
そもそも、ほんとうの自分ではなく、ニセモノの自分で無理して生きていたから「ガン」になったのですからね。
ほんとうの自分に戻ること。
エゴをエゴと知り、ちゃんと活用しつつ、それに巻き込まれないこと。
エゴを超え、本来の自分の周波数で生きること。
そそて、エゴの発する低い周波数から離脱し、高い「周波数」にチューニングすること。
8月20日（土）に心理学（交流分析）の無料セミナー（ZOOM）を行います。
心理学の理論で、自分を「知り」ます。
まずはＴＡ（交流分析）ってどんなものか、自分を知るってどういうことなのか、知りたい人、体験したい人、お待ちしています。
（講座名から8月20日無料）をお選びください
3時間、がっつり学びますが、はっきり言って、この3時間では全く足りません。
さらに上に講座、僕が講師を担当している「TAコンサルタント養成講座」は8日間、44時間かけて、自分を知ります。
第5期が9月17日から始まります。
本気で自分の人生を変えたいと思っている方、お待ちしています。
（ＴＡコンサルタント養成講座の内容）
僕からの紹介ですと、約4万円ほど割引になりますので、その際は直接ご連絡くださいね。
（ご返信致します）
前回（第4期）の皆さんも、多くの変化・変容を体験されています。
この講座、本気で自分人生を変えたい人を、お待ちしています。
講演・執筆・お問い合わせなどはこちらへご連絡下さい。
生還体験記です。
ベストセラーになりました。
チャンネル登録者が51万人の「学識サロンさん」で「読んだ後、確実に人生が激変すること間違いなしの本」とご紹介いただいています。（10分ほどの画像です）
ありがとうございます。
講演などの画像です。よろしければ。
（オススメのお水やお茶など）
よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。
オススメの本①（読むと元気になる）
おススメの本②（劇的寛解事例）
おススメ本③（生還者たちの体験記）
おススメ本④（食事関連）
その①
心理学（ＴＡ・交流分析）無料ＺＯＯＭセミナー
またまた、やります！！
今年1月と2月に開催して大好評だった、心理学ＴＡ（交流分析）の無料ＺＯＯＭ講座をまた開催します。
◎8月20日（土）13：30～16：30（zoom）
（同じ内容を2回開催します）
お申込みはこちらのページから出来ます。
https://strokefullife.org/application_form
前回参加された方は良くお分かりだと思いますが、この講座では、いわゆる無料セミナーによくある「ほかの講座の案内」や「広告宣伝」などは、ほぼありません。
中途半端に終えて、あとはお金払ってね、みたいなこともありません。
がっつり3時間、ＴＡを学びます。
『心理学に興味がある、もっと自分を知りたい、自分のエゴの特徴を知りたい』
こういったことにご興味のある方は、ぜひいらしてください
その②
無料お話し会「リーラの会」
8月26日（金）20時～22時(ＺＯＯＭ）
「がん」を含めて（ガンでなくても、もちろん歓迎）、病気や気持ちや環境など、その中で感じていること、悩んでいることなどを語り合える仲間がいるだけで、心が軽くなります。
人は、話すことによって癒されるのです。
（カール・ロジャース談)
7月26日は約55名の方がいらっしゃいました。
本音で語り合える仲間がいることは大切です。
その③
「時空の杜」リボーン（再誕生）・リトリート
9月2日（金）～4日（日）
生きているうちに、1回死にましょう！
お申込みはこちらから
その④
「時空の杜」サレンダー瞑想キャンプ
10月20日（木）～23日（日）
お申し込みはこちらから
※浜松は中止になりました。