5/3 いつもは私道のような中国道がETCの影響で普通の高速道路のように混んでいた。
今日は 松の木峠から寂地山へと山あるきをする。
森林インストラクターのやまんば師匠(橋本順子さん)
贅沢にももう一人の森林インストラクターゲンゴロウさん(清綱建吾さん)
やまんばのやまあるきのメンバー山本洋子さん私の4名だ。
冠高原はまだ山桜が咲いていて
木々が芽吹いたばかりという早春の状態だ。
ここ宮野とはだいぶ違う。
10時少し前に出発して、
まだ芽吹いたばかりの柔らかい若葉いっぱいの林の中を4人で進んでいく。
松の木峠からのアプローチの魅力は
なんといっても広葉樹の林がいい。
カエデ類やブナの巨木がある。
この日はオオカメの白い花が出迎えてくれた。
植物群もいろいろある。
冠山への分岐点からの寂地山の道には
カタクリの花がいっぱい群生していた。
本当は私の目的は木を見ることだったのだが
やはりカタクリは愛らしい。
カタクリの事をスプリングエフェメラルという。
ギフチョウの事もそういうらしい。
デジカメで時間を忘れて山本さんととりまくってしまいました。
観察しながらなので、頂上についたのは午後2時
それから昼食になりました。
食べ終わったあと
ゲンゴロウさんがすみれの絵本を読み聞かせてくれました。
すみれとカタクリの花は種の運ばれ方がいっしょだそうです。
種にエライオソームという蟻の好きな白い塊があって種をはこんでくれるのです。
それとかたくりの花の中にあるきれいな紫の模様は
ここに蜜があるよ 食べて、という目印で、
昆虫がそれめがけて飛んでくるのです。
すみれの花の模様もそうなのです。
それで交配してくれるのです。
知らなかった。
きれいなものには理由があるのね。
ゲンゴロウさんが三大美幹の木と説明してくれた
りょうぶ、なつ椿、
もう一つはかごの木だが、
この三つとも樹木の皮が剥けているのである。
りょうぶはここ工房へと続く道にもある。夏椿は幹がスーとのびて美しい。
家の庭に一本ほしくなる、品のある木だ。
やまんばさんは三大ハゲハゲの木 と以前教えてくれた。
同じ木の説明でも人によって二枚目と三枚目になるのね。
(私の勘違いで三大美幹木はナツツバキ アオギリ シラカバだそうです。
げんごろうさんありがとう)
山桜とミズメは木肌が似てて
ミズメは別名 梓 というかわいい名があるが
ナイフで皮をけずるとサロンパスの匂いがする。
またの名を夜ぐそみねばりとも言う。
いつもはやまんばさんがナイフで削ってくれるが
今日はゲンゴロウさんがやってくれた。
他にもアカシデ クマシデ イヌシデ ダンコウバイ クロモジ トチノキ 沢胡桃 おひょう
などなどいろんな木に会って来た。
下山はなんと4時50分
いままでで一番おそい。
(やまんばさんのだんなさん犬戻しの小屋まで迎えに来てくださって
本当にありがとうございます。)
やまんば師匠のおかげで山の事たくさん知る事が出来た。
平成14年からやまんばの山歩きを年2回ほど開催している。
花や木が好きで、そんな人たちが集まっている。
書きたい事たくさんありすぎてこのへんにします。
やまんばさんとは年に1回はぜったいいっしょに山歩きしたい。
体の続く限りお付き合いください。