①    就職活動

高専の情報系で、私はJavaなどの言語やネットワーク、アプリ開発などを学習していた。その中で、ソフトウェアよりもハードウェアに強く興味をもった。
そこで、ハードウェアを中心とするカスタマーエンジニア職という職種があることを知った。地元企業の中で、カスタマーエンジニア職を募集している企業をメインに就職活動を行った。

★    会社にて

入社後は、半年間OJTを行い、その後は予算を持ち、営業活動を含め、お客様への提案、納品、障害対応、アフターサポートまで幅広い業務に携わった。
お客様とのダイレクトなやり取りも多く、コミュニケーション能力は一層鍛えられたと思う。また、予算に触れることで、どのように予算を達成するか考える力も同時に鍛えられた。
ほぼ、一人で現場対応をしていたため、PCからサーバー、ネットワークの知識を幅広く身に着けることができた。スピーディーな対応を求められるため、スケジュール管理能力も必要だった。

★    転職したくなったきっかけ

現在の会社に入社して5年ほどたち、もっとインフラ部分の根幹に触れる仕事に携わりたいという気持ちが強くなった。しかし、現状の勤務先は、市場も小さく、インフラ周りの案件も少ないためインフラ周りの実務経験や専門知識を積むことが不可能だと思った。
そこで、早く情報周りのインフラ案件が充実している企業に転職しようと考えた。

★    転職活動を通じて気づいた点

コロナ過ということもあり、ほぼWebでの面接試験が多く、時間をある程度調整できた。
しかし、仕事をしながらの時間調整は難しく、多くの企業を検討することはできなかった。一人で転職活動をするよりもエージェント様を利用する方が、スムーズに活動できた。日程の調整等もエージェント様が行ってくれたので助かりました。

⑤    転職先に対する意気込み

何事も、チャレンジし、失敗を次の経験に活かすことを軸に今後も頑張っていきたい。

昔は永年勤続が当たり前、しかし、最近は転職する人が増えてきました。

その理由は何でしょう????

 

転職者数の増加傾向(統計データ)は、年々増加傾向にあり、毎年10~20万人のペースで増加しています

 

転職者数の推移(年代別)の比率の推移で注目すべきは、20代から30代前半にかけての転職率が他と比べ、2倍近くなっている点です

もちろん若いうちの方が転職しやすいということもありますが、それに加えて若者世代の転職意識が高まっていることを表しています

 

転職者が増加している理由としての主な要因は3点が挙げられます

 

〇 企業の中途採用活発化

転職者数増加の最大の要因は、企業側の中途採用活動が活発化している点です。

中途採用は、教育コストがかからず、即戦力として働いてもらえるというメリットがあります。ただし、この点は今も昔も同じ。それではなぜここ数年で急に中途採用に力を入れ始めたのでしょうか?

それは時代の変化するスピードが速くなったことで、短期間で新たな技術やノウハウを取り込む必要性が出てきたためです

近年DX、AI、ブロックチェーンなど様々なトレンドが生じ、それら技術に基づくサービスがどんどん開発されています。このようなビジネスのキーとなる技術を有しているかどうかで企業の競争力は決まります。

既存社員に新しい技術を習得させるのには時間がかかります。なので、中途採用により即戦力を取り込もうという動きが加速しているのです

 

〇 キャリアアップ意識の高まり

このような企業側の動きを受けて、社員側のキャリアアップ意識も高まっています。

最近では数年間隔で転職を繰り返す「ジョブホッパー・キャリアビルダー」と呼ばれる人々も出てきています。

転職を繰り返す理由は様々ですが、以下のようなメリットがあることが理由として挙げられます。

  1. 短期間で幅広い経験や能力が身につけられる
  2. 多くの人とコネクションを築ける
  3. 年収をアップさせやすい

一昔前までは、「転職=仕事が行き詰まったときに行うもの」というネガティブなイメージがありました。今ではそのような風潮も薄れてきています。

むしろ「転職は最短でキャリアアップすることができる手段」と捉える人も増えてきており、ポジティブな理由で転職を志す人が増えているのです。

 

〇 転職サービスの普及

以上のような企業と社員の転職意識の向上に合わせて、両者をつなぐ転職サービスも急速な広がりをみせています

具体的には、求人情報を集約して提供する「転職サイト」や、転職活動をトータルでサポートする「転職エージェント」といったサービスが挙げられます。これらサービスの普及により、求人情報の収集や申し込みといった転職活動にかかる労力が大幅に軽減されました

このように転職活動のハードルが下がったことも、転職者数増加の大きな要因だといえるでしょう。また現在も転職サービスは拡大し続けているため、今後より一層環境が整備されていくものと考えられます

 

第二新卒とは一般的に「新卒で入社した3年未満の転職者」をさします。

現在は、人手不足の上に、ようやく採用した新卒者も3割が3年以内に退職している最中、多くの企業が第二新卒者の採用を積極的にすすめている傾向がみられます。

企業として第二新卒者を採用するメリットとしては「基礎的なビジネスマナーが身についているため手間やコストがかからない」「若いため仕事や環境になじみやすい」などがあげられます。

また、一般的にいえば第二新卒者はキャリアがほとんどないものとして捉えられていますが、高専卒の第二新卒者は大卒者の第二新卒者よりも実践力が多いといえます。

近年は、団塊世代の退職によりベテランの技術者が不足していることもありますので、高専卒の第二新卒者の転職には絶好のチャンスといえるでしょう。

 

高専とは、「高等専門学校」の略称で、5年制の高等教育機関です。卒業時に準学士を授与されます。

高等教育機関の在学生なので、15歳から「生徒」ではなく「学生」と呼ばれます。

 

高専は、外国にはあまりない学校なので、知名度も少ないのかもしれません。

「工業高等専門学校」「商船高等専門学校」などがあり、電気、機械、情報、建築や船舶などの技術系の学科に特化している学校です。

高専卒者が転職活動を行う際、求人情報を探すなど高卒者や大卒者と手法に変わりはありませんが、「転職活動のポイントとしては「転職先は同業種から選ぶこと」があげられます。

全く関連がない異業種への転職は、高卒者や大卒者に比べると相当難しいと考えられます。当然、給料などの労働条件は悪くなる傾向が強いといえます。

なぜならば、高専卒者は技術系の学習を受けてきていますので就職先も大部分が技術系のため、異業種への転職となると素人当然と見られるためです。

一方、同業種には強いため、キャリアアップをはかるのであれば同業種がおすすめといえます。

中小中堅企業によっては、上級管理職の高専卒生も散見されます。

 

今、中小中堅企業では、IT関連の情報学科、建築学科の高専卒者が人材不足で、特に、即戦力となる転職者が求められています。

 

【企業側】 

  ・日本に本社を置く事業会社の99%が非上場の中小中堅企業。

  ・日本人口は、1966年に1億人突破し、それから約40年かけて

   2008年に1億2,800万人到達。

  ・そこからは山をゆっくり下山するが如く、40年後の2040年

   には人口1億人割れの見込み。

    (人口動態は高い確率で当たります。移民政策などを採用し

   ないかぎりは・・・)

  ・中小中堅企業も昨今の採用難でようやく「今のままではダメ」

   と気付き始めた。

  ・従来型の人事部が採用するカタチでは人材確保が出来ないと

   気付いた会社は、理系人材採用を「1つの事業」として認知

   する会社が今後現れると仮定しています。

  ・即戦力になる転職希望者に期待しています。

 

【理系人材側】

  ・新卒社員の3割が3年で辞めてしまっています。これは企業

   規模に関わらず、自分に合った企業】を見つけづらいことが

   要因の一つです。

 

   企業側と理系人材側との

          ジョブマッチングは何になるのかな???