※2011年の話です
白血病と診断されましたが…
輸血をしたらメキメキに回復いたしました。
(初めての輸血量は赤血球400ml、血小板200ml)
体が軽っっっ!!血液すごすぎる!!!!!!
感動したことを覚えています。
薬を飲んでも治らない、鉛のように重い体。
それまで抱えていた体調不良が、輸血によって解消されました。体感としてはすっかり元通りです。
体が回復すると、心にも元気が湧き上がってくるんです。
白血病と言われたものの
輸血でこれだけ回復できるなら心配はいらないはず…!
むしろ抗がん剤いる?
ずっと輸血してればいいのでは?
抗がん剤が始まるまでの白血病への受け止め方は、それくらいの感覚でした。
ここでは、
入院当時の血液数値と現在の血液数値を
比較していきます。
※血液の正常値は見解によって微妙な差があります
白血球600/µL 現在5000/µL
白血球は様々な病原菌や異物から体を守る役割をしています。
正常値は年齢や性別によっても違いますが、
2000/µLを下回ると感染を起こしやすくなります。
ヘモグロビン5.1g/dL 現在14.6g/dL
ヘモグロビンは赤血球に含まれるタンパク質。
酸素と結合し、肺から全身に酸素を運びます。
数値が低くなると頭痛や息切れ、めまい、疲れやすさなどの貧血症状が出やすくなります。
血小板1.4万/µL 現在13.9万/µL
血小板には出血を止める働きがあります。
2万/µLを下回ると出血が起こりやすく、血が止まりにくくなるため、痣が出来やすくなります。
現在値と比べると、もう本当によく耐えてたな自分…と思います。
触れただけで出来たアザに、
止まらない鼻血。
すべては、
白血病による血液成分の著しい低下によって
引き起こされる貧血状態だったんです。
「あと数日でも遅かったら、本当に倒れていたと思いますよ。」
その状態までよく我慢したね、と言ってもらえたことに救われました。
あのとき輸血がなかったら…考えただけでゾッとします。いつも献血してくださる皆さん、命を繋いでいただき本当にありがとうございます。