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いつまで経っても、風邪薬が効いている感じがない。どうにも具合が悪い。


その後、


授業中の居眠りが頻繁になり、体育の見学も増えていきました。



ーヤブ医者だったのでは?



病院を変えて、二度目の受診。


「頭が痛くて、とにかくだるいんです。咳がちょっと出ます」


前回と同じような問診。聴診器を当てられる。


「風邪ですね、引き続き風邪薬を飲んでみてください」


同じ風邪薬が追加で処方されただけ。



いやあ〜マジか。風邪ってこんなしんどいのか。

絶望した記憶があります。
ふつうの体調ってなんだっけ?


本当はみんな、体が鉛のように重くても、
頭が痛くても、そんなそぶりを見せずに笑っているのか?


真剣にそう思いました。


学校を休みたいと訴えても、


ー熱じゃないんだから。
ー食欲はあるんだから。
ー仕事には行けるんだから。

薬を飲んで、行きなさい。


どれだけ訴えても、親に不調がうまく
伝わらないことが苦しくてもどかしかったです。


もともと体力はなかったから、そのせい。

寝不足気味な自分のせい。



明らかに体調がおかしいけど、症状は確かに風邪。


だって二箇所も病院回って、
風邪って言われたんだから風邪だよね…。


診断を疑うこともなく、
まさかそれ以上の病気とは想像もしませんでした。


このあと、入院まで急速に悪化していきます。




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