:フランス・パリ「みなさんは仮眠ベッドの特別な想い出ありますか?」 | 南 の 島 か ら の 日 誌

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  サトウキビ畑の中 ポツンと一軒家
  満天の星空 リッキーと私だけです 

庭で収穫した南国果樹をひとつでも食したいと思って 達成‼
バナナ パパイア パイナップル マンゴ アボガド アセロラ
パッションフルーツ シークワーサー  ドラゴンフルーツ 

2024.7.24 フランス・パリ・オリンピックが始まりました

オリンピック史上初めての屋外セーヌ河による開会式

良かった!見ごたえがありました 

特に私はセーヌ河畔には想い出が多いのです

 心の風景を巡って ・愛しのパリ ・憧れのパリ ・魅惑のパリ   blog

 

1991年フランス強烈な旅を想い出しました

 

「みなさんは仮眠ベッドの特別な想い出ありますか?」

                                           

自宅での仮眠ベッドは何十年と使っておられるでしょうが

この話は自宅ではなく旅先の話なんです

旅先の旅館・キャンプ場等ではない特別な仮眠ベッドの想い出話です

 

それは 海外フランスでの強烈な仮眠ベッド 思い出話なのです

 

日本での旅に例えるならば

仮眠ベッド替わりに新幹線を利用するという無謀な想い出

 しかも グリーン車で 無料で !

 

 

 

ではなんと不思議なこの事実なる話しを致しましょう

フランス モンサンミッシェルから話は始まります

 

モンサンミシェル(Mont Saint-Michel)は、フランス西海岸

サン・マロ湾上に浮かぶ小島 その上にそびえる修道院である 

 

いま誰もが訪れたい奇跡の島 世界遺産です

パリ発車レンヌまでフランスTGV それからバスでモンサンミシェルへ

 

1991年6月22日 私はそこで一人の高齢日本人に会ったのです

32年前の私 それでも40歳半ば
3ヶ月間 手荷物は無く 小さなリュックひとつの気楽な旅でした

 

 

                          彼と このポイントで一期一会                        32年前の私 それでも40歳半ば

 

当時 彼は60歳前 東京大手広告会社に勤務 彼は仕事で外国映画を舞台にした
各地有名な景色を出版のため撮影旅していました

 

ここでの詳細は以下のブログをご覧ください。

「心の風景を巡って ル・マン24時間耐久レース」ブログ


私は3ヶ月鉄道ヨーロッパ一人旅をイギリスから始めて
アイルランド経由 船でシェルプール港に着きフランスをまわり始めていたときです

 

超特急列車TGV パリからル・マンそしてモンサンミシェル

 

さて この当時日本人のシルバーひとり旅も珍しく・・・・二人意気投合

その時 彼にこんな話をしました

「数時間前 ルマン駅に向かう列車TGVの中で 珍しく数人の日本人若者を見ました」
「何処まで行くのですか?」  「あれ ご存知ないのですか」
「この先のル・マンで24時間耐久レースがあるのですよ」  初めて知りました

 1971年公開の映画
スティーブ・マックイ-ン主演「栄光のル・マン」を思い出しました
 

その話を彼にすると「知らなかった 嬉しい情報ありがとう!」「一緒に行きます 」

彼の嬉しそうな顔  そりゃーそうでしょう

外国映画を舞台にした
各地有名な 映画舞台を出版のため 撮影旅していた彼にはピッタリの題材なのだから

 

 

 
 

先に 後日談になりますが・・・・・後日送られてきた彼の著書発刊本に
彼はこの時のル・マン観戦を「栄光のル・マン」の項目で私との想い出を書いていましたし

アイルランド経由 船でシェルプール港「のんびりした静かな港町」と話した後訪問したのでしょう

カトリーヌ・ドヌーブの「シェルプールの雨傘」もきっちり港撮影写真 発刊本に綴っていました

 

あれっ! このブログ題材からそれてしまいましたね

 

 

それでは・・

彼とモンサンミシェルからル・マンに戻り ル・マン24時間耐久レース場へ

午後3時過ぎていましたが 轟音‐爆音のなかのレース場は凄い人・人・人・・

24時間耐久レースですから 轟音‐爆音 仮眠も出来ず 明け方二人ともフラフラ 

今日昼頃までと・・  頑張ってみていましたが 残念ながらリタイア

実は 日本が初めての優勝を狙って

マツダ・ロータリー車がトップ独走していたのです

 

    

 

場外に出て どこかで寝たい仮眠場所をと・・ そこで私の提案 

「特急TGVで1等車両に乗りパリへ 到着後すぐ再びTGVに乗りル・マンに戻りましょう」

「TGV1等車両だと ゆっくり足を延ばせて冷房空調の中で 無料で仮眠できるはず」

彼は 私の思いがけない提案に驚きましたが その提案に決定! 即決行 

 

 

 

TGV1等車両                                    TGV2等車両

 

上記写真は現在のTGV 30年以上前のTGV 1等車両はもっと豪華だったような・・ 

当時の記憶では この1等車両の乗客は5人ほどだった

当時 TGVは開通間もない綺麗な車両でした

 

 

TGV1等車両 適度な振動・冷房の中でパリ ル・マン往復ぐっすり無料で 仮眠できました

 

 

 

 

ここで不思議・謎と思われたであろう この決行の種明かしを!

 

当時 私のユーレイルパスは40歳過ぎで
3ヶ月ヨーロッパ1等車両乗り放題で
このユーレイルパスがあればヨーロッパどこでも鉄道無料

彼も短期のユーレイルパスを持参していたから実行できたのです

(現在もあるのかなユーレイルパス 長期間旅には絶対必要 超割安)

当時ヨーロッパはユーロ圏はまだ すべてヨーロッパ国境がありました

各国通貨は違い 為替通貨換算交換に苦労したのを覚えています

今となっては なんとスリル・冒険心ある豪華な 

楽しかった仮眠ベッドの実行だったのだろう
 

このパスは列車だけでなくアイルランドから
フランス シェルブール港の乗船料も無料だったし
ドイツ ライン川 川下りも無料でした
さまざまな無料が使え 実に有効に使えました

 

 

そのまま彼と共にTGVで ルマン・ボルドーを通過して Arcacion
ここはスペインに近く大西洋のリゾート地です


 

フランスの6月はまだまだ寒く 泳ぎを楽しむ人達は少ない

彼とこのリゾート地のホテルで一泊 

その晩 ホテル部屋のTVニュースで「ル・マン24時間耐久レース

日本車マツダ・ロータリーエンジン車 優勝!」 日本の技術を称賛していました

二人でハイタッチして喜んだのが今も懐かしい想い出 
彼とは朝に別れました 

「シェルブールの港も良かったですよ」私の言葉で彼はシェルブールへ
送られてきた彼の発行本に
カトリーヌドヌーブ 「シェルブールの雨傘」が載っていたのは言うまでもありません

それから 私は以下のフランス国内を巡り  *印は宿泊地

( シェルプール *パリ ルーアン *モンサンミッシェル *ル・マン *アルカッション

 *シャルトル  レンヌ  *アンボワーズ ボルドー  トウルーズ * カルカッソンヌ

     *ディジョン リヨン *アヴィニョン *アルル *マルセイユ カンヌ ニース )

3か月鉄道旅モナコ・イタリア・ドイツ・スイス・オーストリア・ベルギー・オランダ etc へ

 

翌年東京に出たついでに彼とコーヒーブレークを楽しみましたが
次の年 東京駅から再度電話した時
「先月 主人は事故で亡くなりました」 


一期一会  旅は喜びも悲しみも連れてきます
 

32年前40歳代で行動した ヨーロッパ3か月鉄道ひとり旅は

 どんな財産よりも 大きな心の財産となりました

 

 

 

フランス・パリ・オリンピック開催5日目でメダル獲得順位世界でトップ!

1位日本 金6 銀2 銅4  2位フランス 3位中国 4位オーストラリア

凄い!日本 馬術も100年ぶりメダル    

2024.7.30現在

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