前回、次のような記事を書きました。

Windows PC に接続されたDVDの映像をAndrioid端末から視聴するには
https://ameblo.jp/tomosan2005/entry-12455214453.html

今回はこの続報をお届けします。

上記の記事に追記したかったのですが、文字数制限に引っかかり、追記不可能でした。
このため、こちらの記事に独立して書くことにしました。
ご了承ください。

***

あれからもいろいろなDVDで操作を試しましたが、ときどき「再生が途中で止まってしまうDVD」というのがありました。
自作のDVDであっても、止まる物と止まらない物があり、何が原因なのか、はっきりしていません。
どちらもPCでは正常に再生できるのですが、Androidからのアクセスの時に再生でトラブルものがあるのです。

ファイル構造を調べても似たり寄ったりですし、DVDの表面が傷ついているわけでもない。
DVDを焼いた時にエラーメッセージが出たわけでもないんです(エラーが出た時は別のDVDに焼き直してるので)。

私はもともとWindows7マシンでこのやりかたを始めたとお話ししましたが、Windows10になってから、やっぱり不具合が増えた気がしています。

いまのところWindows10でのこの不具合の対処法は見つかっていません
もしも見つけることができたら掲載しますが、今のところはお手上げ状態です。
Windows10で仕様が変わってしまったか、あるいは設定が変わったんでしょう。
設定変更なら設定を戻せる可能性はありますが、仕様変更だと治すのは無理かもしれないですね。

このため、Windows10マシンへAndroidからアクセスした時にDVDの再生が途中で止まるようなことがあった場合、どうしても治らないなら、Windows7に戻るしかないかもしれません。

ただ、Windows7のサポートは来年の1月までなので、頭が痛いところです。

 

ただ、サポートされなくなっても、ネットにつながなければWin7でもいつまでも使えることに間違いは無いです。

来年の1月になったらWindows7が壊れるわけじゃありませんので。

Microsoftやネット記事などでは、来年1月から使えなくなるみたいなこと書いてますけど、これはネガティブキャンペーンみたいな物で、ネットにつないでると保証できないというだけであって、マシンが壊れるわけじゃないんです。

個人的には、こういう「人を混乱させて買い換え促進させるような真似はやめて欲しい」と思いますね。

「●●臭を消しましょう」という消臭剤や洗濯洗剤の視聴者をあおって不安にさせて買わせようとする極悪な手法と変わらないと思ってます。

(洗剤や消臭剤の「●●臭」。営業の方はこういう言葉を一生懸命探してると思いますよ。こういう言葉であおればあおるほど、視聴者が乗せられて不安になって、潔癖症みたいな精神状態になって商品を買うのですから。あおり商法は僕は嫌いです。)

 

だから、ネットにつながない状態で、Windows7PCをDVDサーバーとして使うという手はありますよね?
僕は、Win10でどうしてもうまく行かなければ、余ってるWin7マシンでそういうやり方で使おうかなと思っています。
 

ここでは、Windows の PC に接続されたDVDのビデオをタブレットやスマホから視聴する方法をご紹介します。
対象は Windows PC + Android端末となります。iOSの方はご了承ください。

■はじめに:初期投資は不要という話

お金をかけず、現在PCですでに使っているDVD/Blu-rayドライブを活用できる方法はあります。
DVDのファイルをいったん mp4形式などに変換するなどの必要もありません。

ここでは単にAndroid端末でDVDを鑑賞する方法を紹介するだけではありません。
Android アプリを3つほど紹介して、それぞれどんな違いがあるかご紹介します。

■どんなことが実現できるか

お風呂やトイレで DVD や Blu-ray のビデオを観る
寝室で寝ながら DVD や Blu-ray を鑑賞
・もちろん、台所で洗い物をしながら、DVDやBlu-ray を観る

*私の場合は、この環境にプラスして TV のデータをPCで飛ばして無線LAN で受け取っています。

このため、TV番組や野球中継、サッカー中継なども、お風呂場などで楽しんでいます。
(このTV視聴の方法については、主旨が違うのでここではお話ししません。)

■私の環境

・Windows7(最新) および Windows 10(バージョン1809)で検証しました(主はWindows 10)。
・パソコンに初めから付いていたBlu-rayドライブを使用。
・タブレット:au の Qua Tab(古いタイプ)
・無線LAN(必須)を含む家庭内LAN環境

タブレットは古い機種なので、メモリも少なくかなり非力です。
でも、それでも十分、DVDの映像を楽しむことができています

●Windows 7 について

私は当初、Windows7 パソコンでこの環境を整えました。

Windows7 パソコンは今となっては非力なマシンですが、かなり非力なマシン能力でも、DVD鑑賞については全く問題なく楽しめるのでご安心下さい。

むしろ、私の検証結果では、Windows 7のほうが問題が少なかったです。
マシンをWindows 10に変えてから、いろいろな現象が起き始め、解決までに時間がかかりました。

■DVD/Blu-rayの映像をタブレット等から視聴する手順

いよいよ本題に入ります。

●手順の概要

(1)LAN環境を整える。
(2)WindowsのSMBの設定を確認する。
(3)Windows で DVDドライブを共有する。
(4)タブレットやスマホに動画再生ソフトをインストールする。
(5)自作のDVD/Blu-rayディスクを製作する。
(6)DVDを楽しむ。

■具体的な手順
以下、Windows 10でのお話になります。

1.LAN環境を整える。

Windows PC は有線でも無線でも、どちらでも構いません。
タブレットやスマホは無線LANでの接続になります。

大事なのは、全ての機器が同じネットワークにつながっているということ

携帯キャリアと光回線などを契約していた場合は、ゲートウエイ機器を借りるか買うかするかと思います。
光回線を契約している人であれば、パソコンとタブレットは、すでにどちらも同じネットワークに接続されているのではないかと思います。

要は、たとえば、キャリアから借りているゲートウエイ機器のIPアドレスが

 192.168.0.1(既定はだいたいこれです)

だった場合、たとえば

 192.168.0.2 パソコン
 192.168.0.3 Androidタブレット
 192.268.0.4 Androidスマホ

のように接続されていればOKということです。

2.Windows10 の SMB の設定を確認する。

念のため、Windows 10 の SMB の設定を確認しておいてください。

「Windowsの SMB の設定は、

基本的には、いじる必要は無い」です。


既定の状態で使えるので、設定をいじっていなければPC初心者の方でも大丈夫ということです。
だからここでは「確認」という表現を使っています。

●SMBとは

SMB は、ファイル共有機能やプリンター共有機能で利用される機能です。

Androidにインストールしたアプリも、この機能を使ってLAN上のパソコンの共有フォルダにアクセスします。

今回、特に問題なのは、Windowsがこの「SMBのどのバージョンを使っているかという部分となります。
Windows 10が SMB2.0 を使うように設定(つまり既定の状態)されていれば問題は無いと思います。
なお、SMB 1.0でもクライアント機能の方ならON(これが既定)でも問題ないようです。

●SMB1.0 のサーバー機能は大変危険

Windows10 の SMB1.0サーバー機能は既定では無効ですが、絶対にこれを有効にしないで下さい

これは、はっきりいって、ヤバいです。
Windows10 のブルースクリーンをみたいという方は、あえてSMB1.0の機能を「全て」ONにして下さい。
私はぜったい保障しませんけど。グラサン

一部の方の中には、Windows10 で、何らかの理由があって、 SMB1.0 のサーバー機能を有効にしている方がいるかもしれません。

その場合は、ヤバいことになります。

その環境で運用した場合、かなり高い確率で致命的なエラーが発生し、Windowsがブルースクリーンになって落ちます
再現性が高い現象であり、DVDの再生時に「あること」をやると確実に落ちます。
また、この機能が有効な場合、たとえ再生が始まっても、DVDの再生はまともではなくなります。

要は、

SMB1.0 のサーバー機能を有効にしないで!

ということです。

●SMB の確認方法

Windows10 の SMB 1.0 のサーバー機能が有効になっていないかどうかを確認する方法は、以下の通りです。

なお、Windows 10のバージョン(いわゆるどのタイミングの大型アップデートを適用しているかという意味)によって、画面の内容が異なることがあるようです。
ここでは、Windows10 バージョン 1809 の画面を元にお話を進めたいと思います。

(1)コントロールパネルを開き、一番下にある[プログラム]をクリックします。

(2)[プログラムと機能]グループの中にある、[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックします。

 


(3)すると、[Windowsの機能]というタイトルのダイアログボックスが表示されます。その中に機能のリストが表示されますので、

SMB 1.0/CIFS File Sharing support

の左側のプラス(+)をクリックして展開して下さい。



(4)このとき、Windows 10 バージョン1809であれば、次の3つが表示されます。

・SMB 1.0/CIFS Client
・SMB 1.0/CIFS  Server
・SMB 1.0/CIFS 自動削除

既定の状態であれば、このうち、「SMB 1.0/CIFS Client」だけがチェックボックスにチェックが入っているはずです。
このような状態でしたら大丈夫なので、何も触らずに[キャンセル]ボタンで([OK]より[キャンセル]のほうが安全)ダイアログボックスを閉じて下さい。



もし、

・SMB 1.0/CIFS  Server
・SMB 1.0/CIFS 自動削除

にチェックが入っているようであれば、この2つのチェックボックスは、かならず外して下さい

これにチェックが入っているということは、過去に何らかの理由でこれをONに変更する必要があったはずです。
このためこれをOFFにすると、「そのとき必要だったこと」に支障が出ることになります。でもOFFだとDVD鑑賞の時にヤバいことになります。
したがって、「そのとき必要だったこと」と「DVD鑑賞」はどちらか一方を選ぶことになるでしょう。
どちらを選ぶのか、これは各自の判断にお任せするしかありません。


3.Windows で DVD/Blu-rayドライブを共有する。

つぎに、パソコンに接続されているDVD/Blu-rayドライブを共有します。

作業は次のようになります。


セキュリティ設定をいじりますので、初心者で自信が無いという方は、できればWindowsに強い方にお手伝いして頂いて下さい。わからないままむやみにセキュリティ設定を変更するのは危険です。

(1)エクスプローラを表示し、共有したい(タブレットからアクセスしたい)DVD/Blu-rayドライブが表示されるように、表示内容を整えます。

(2)そのDVD/Blu-rayドライブを右クリックします。すると一番下に[プロパティ]という表示があるので、[プロパティ]をクリックします。

(3)すると[●●(お使いのドライブの名前)のプロパティ]というダイアログボックスが表示されます。
上の方のタブで、[共有]をクリックして[共有]タブに切り替えます。

(4)[共有]タブの下の方の[詳細な共有]をクリックします。



(5)すると[詳細な共有]ダイアログボックスが表示されますので、一番上の

[このフォルダーを共有する]

にチェックを入れて下さい。
ここではフォルダーという表現になってはいますが、実際にはDVDドライブを共有することになります。



(6)すると[共有名]が設定できるようになるので、適当な名前を入力して下さい。

デフォルトで入力される名前のままでも構いません。
ただし、DVDドライブが複数あるとか、LAN上にパソコンが複数あるなどの場合、区別をしやすい名前にしておいた方が無難だと思います。

例えば私の場合、同じパソコンに2台のBlu-rayドライブが付いています。このため、片方は(ほんとはBlu-ray対応だけど)「DVD_Drive_D」のようにしています(図参照)。

最後の「D」は、たまたまそのDVDドライブがDなので、これもわかりやすさのためつけました。

同時に接続できるユーザー数]はデフォルトでも構いません。環境に合わせて適当に設定して下さい。

コメント]は説明文となるので、書いても書かなくてもどちらでも構いません。

(7)続いて同じ画面で、下の方にある[アクセス許可]をクリックします。

(8)するとさらにもうひとつ[●●(お使いのドライブの名前)のアクセス許可]というダイアログボックスが表示されます。



ここで[グループ名またはユーザー名]のなかに「Everyone」というものが存在すると思いますので、それをクリックして青く反転させます(初めから反転してるかも)。

その状態で、「Everyone」に対するアクセス許可を指定して下さい。
もちろんそのまま(読み取りのみ許可)でも大丈夫です。

もし、そのDVDドライブで書き込みや変更もしたい、という要望があれば、[変更]または[フルコントロール]のチェックをONにします。ただし、いったん作成してしまった DVD-R や BD-R はリードオンリ-のため、変更や書き込みは不可能です。

また、「Everyone」ではなく、具体的なWindowsローカルユーザーで接続したいということであれば、[追加]ボタンを使ってそのユーザーを追加し、同様にアクセス許可を設定してください(細かい方法はここでは省略)。


(9)全てのダイアログボックスを[OK]で閉じて下さい。

(10)確認のため、エクスプローラのネットワークでそのパソコンのアイコンをダブルクリックし、そのとき、先ほど共有したDVDドライブが表示されているかどうかを確認して下さい。


4.タブレットやスマホに動画再生ソフトをインストールする。

Goole Playをつかって、タブレットやスマホに動画再生ソフトをインストールします。
その方法はここでは省略させて下さい。

動画再生ソフトは、できればそれ自身でLAN上のパソコンにアクセスできる機能を持つアプリが望ましいです。
ただし、自分ではLAN上のパソコンにアクセスできないようなアプリであっても、ESエクスプローラやX-ploreのようなファイル管理ソフトと組みあわせることで、アクセスが可能になる場合があります。ファイル管理ソフトから使えないアプリもあります。

ただ、動画再生ソフトとファイル管理ソフトには相性があるようです。
たとえば、動画再生ソフトが「このファイル管理ソフトからは使えるのに、こちらの管理ソフトでは使えない」というようなことになることが多いと思われます。

動画再生ソフトを選ぶ時は、これはと思うアプリを実際にインストールして、DVDにアクセスしてみてご自身が一番使いやすいものを選ぶ方が良いと思います。

●お薦めは、VLC Media Player

私がお薦めしたい動画再生ソフトは、VLC Media Player です。
機能が高く動作が安定していて、無料ですし、ファイル管理ソフトなしで単独でLANにアクセスできます。
シークも自由にできるので、動画再生中に早送りや巻き戻しも自由自在です。

DVDの動画を再生するにはDVD内のVODファイルを指定して再生することになると思います。
VLCであれば、DVDのVODファイルも同時に選択してグループ化することで、分割された動画を初めから最後まで一気に見ることが可能です。

VLCは、良いことづくめです。


●ESエクスプローラには落とし穴がある

上記で、「ESエクスプローラと動画再生ソフトを組み合わせる方法もある」とお話ししました。
典型的な組み合わせの1つとしては、「ESエクスプローラ + MX Player」がありますね。
この組み合わせは、ネットでもけっこう推薦されていますよね。
たしかに、この組み合わせでも、DVD再生はできます。

ただし!
ESエクスプローラには、決定的な難点があります。

それは、「SMB 2.0機能を使うには、基本は有料」という点です。ゲロー

無料でSMB2.0機能を使うこともできるのですが、無料で使うことを選択した場合、なにやらよくわからないアプリのインストールを強要されます。
そのアプリをインストールしてやることでSMB2.0機能がONになるのです。
しかし、なんだかわからない、使いもしないアプリをインストールするのは嫌ですよね?

ところが、ESエクスプローラの本当の落とし穴は、そこではありません

ユーザー心理で考えれば、

「SMB2.0なんか使わないで、無料のまま使いたい」

と思うのが当然だと思うのです。
そして、ここでパソコンの上級者だと、落とし穴にはまる危険が出てくるのです。

実は私もこの罠にはまり、罠から脱出できる方法に気づくまで、けっこう時間がかかってしまいました。

こういう場合、「SMB1.0でも構わないんじゃないか?」と思ってしまうと思うのです。
実際、SMB1.0でも、LAN上のフォルダにアクセスすることは普通にできますから。

しかしそのためには、Windows10 の SMB1.0のサーバー機能をONにしないと、ESエクスプローラ(無料の状態)ではアクセスできないんです。


でも私、上記で警告しましたよね?グラサングラサングラサン

「Windows10 の SMB1.0のサーバー機能をONにした状態でDVDを再生し、「あること」をすると、高い確率でWindows 10のブルースクリーンが発生し、Windowsが落ちる。再現性が高い。」

しかも、たとえ再生はできても、正常には再生が続かない状態になります。
再生途中2分~5分で突然「ネットワークエラー」が発生し、再生が止まってしまいます。

このブルースクリーンの元凶が「SMB1.0にある」ということに気づかなければ、この罠からなかなか脱出できません。
人によっては、私のようにSMB1.0の設定を有効にしたことをすっかり忘れて「無理なのか?」と思ってあきらめてしまうかもしれないんです。

一方、たとえばx-ploreというファイル管理アプリであれば、初めからSMB2.0機能があるらしく、SMB2.0を使っているPCでも普通にアクセスできます。

ただ、こちらも癖があり、外部の動画再生ソフトが使いにくいんです。

やっぱり、VLC Media Playerのように単独でLANにアクセスできるほうが面倒がなく、便利です。
もちろん、SMB2.0でもアクセスできますし。


5.DVD/Blu-rayディスクを自作する。

環境が整ったら、あらかじめ録画しておいたTVデータ(TSファイルなど)からDVDやBlu-rayをオーサリングします。

(オーサリングとは、市販のDVDやBlu-rayのように再生が可能になるように構成すること)。
オーサリングしたら、それをImageBurnなどのソフトでそれを DVD-R や BD-R に焼きます。

みたいタイトルの分だけ、この作業を繰り返します。
 

DVDという形態での映像の再生をしたいのなら、この作業だけは避けて通れないです。
(ここ、すごく強調しておきますよ。グラサン

オーサリングは面倒で嫌だという方は、DVDを作るのではなく、パソコンで再生できるファイル形式でフォルダに入れておいて、そのフォルダを共有した方が手っ取り早いかもしれません。

私はあくまでもDVD再生にこだわっただけです。
それは、DVDにしておけば本棚とかに置いておけるので、タイトルの管理が楽だからです。
HDDにファイルにしてストックしておくという手もあるんですが、HDDとか、あんまり信用してないんです。

●市販の DVD や Blu-ray について

市販のDVDやBlu-rayの場合は、DVDドライブにアクセスしてたとえ再生が始まっても、数分で再生が止まってしまうなど、再生が正常には進みません

それがきっかけでWindowsがブルースクリーンで落ちるというきっかけの1つにもなってしまうようです。
これは、著作権保護機能が関係しているものと思われます。

重要:
====================================
市販のDVDやBlu-rayの再生については、ここではこれ以上触れるつもりはありません。
技術的には可能ですし、ネットで調べてみても実際にいくつかの方法は存在するようです。
でも、法律に違反しないようにしなければなりません。
このため、市販DVDなどの鑑賞方法については、コメントでお問い合わせ頂いてもお答え致しかねますので、あらかじめご了承ください。申し訳ありません。
====================================


6.DVDを楽しむ。

あとは、パソコンのDVDドライブにディスクをセットして、お風呂やトイレ、台所やベッドの中で、DVD や Blu-ray を存分にお楽しみ下さい!!
(追記:2019/04/18 20:40)

どうやってDVDを再生するのかを書くのを忘れていました。
以下に、その方法を記載します。
ここでは、VLC Media Playerを使っている前提でお話をします。

(1)パソコンのDVDドライブに、再生したいDVDをあらかじめ入れておきます

(2)VLC Media Playerを起動し、左側のメニューから「ローカルネットワーク」を選択します。

(3)すると、画面に現在のLAN上に存在するパソコンなどの機器が一覧表示されます。
そのなかから、DVDを共有しているパソコンの名前をタップします。
操作感覚としては、エクスプローラを操作しているような感じで操作すればOKです。

 

下の図では、このときのアイコンに「smb」と書かれているのがおわかりになるでしょうか?

 

 

注意:

ローカルネットワークを表示した時、LAN上のパソコンなどが全く表示されないことがあるようです。

その場合はいったんVLCを終了し、改めて起動して試して下さい。


(4)するとそのパソコンで共有しているDVDドライブやフォルダが一覧で表示されます。ここではDVDを挿入したDVDドライブをタップします。
 

下の図では2つのBlu-rayドライブが共有されていますが、ここでは一例として「Blu-ray_E」というドライブをタップしました。




(5)アクセスが正常に行われれば、DVDーRなら次のようなフォルダが表示されるはずです。

AUDIO_TS
VIDEO_TS

DVDーRの場合はここでVIDEO_TSフォルダをタップします。



一方、ドライブに挿入したディスクがもしBD-R(Blu-rayディスク)であれば、次のように表示されます。

BDMV
CERTIFICATE

この場合は、BDMVフォルダをタップして下さい。



(6)同様にして、動画ファイルが存在する階層まで降りていき、最後に再生動作をします。

DVDとBlu-rayを分けて説明します。

●DVDの場合

VIDEO_TSフォルダの下にはたくさんのファイルが存在してますので、このなかで

VTS_01_1.VOB

というファイルが、1番目の動画ファイルとなります。
(動画はいくつかのファイルに分割されています。)

これをタップすると再生ができますが、その場合は、分割されたファイルを1つしか指定してないので、動画は途中まで再生したところで終わってしまいます。

もし、動画の最初から最後まで通して観たいというような場合は、VLCのグループ機能を使いましょう。
やり方は次の通りです。



まず、最初の「VTS_01_1.VOB」を長押しします。
するとこの行が薄いオレンジ色に変わります。これがグループ選択の状態です。
その状態のまま、

VTS_01_2.VOB
VTS_01_3.VOB
VTS_01_4.VOB

のように、最後の番号のファイルまで順番にタップします。
タップすると同様に薄いオレンジになりますので、グループに含まれていることがわかります。

全ての動画ファイルを選択し終わったら、画面右上に右向きの三角印(再生ボタン)が表示されるので、それをタップしたら再生が始まります



注意:
VIDEO_TSフォルダには他にもファイルが存在しますが、他のファイルは必要ありません
これらを区別するには拡張子と、ファイルサイズを調べます。
ファイルサイズがかなり大きいファイル(1ギガバイトぐらい)が動画ファイルとなります。

しかし、VLCの場合、ファイルサイズがリストには表示されないのでちょっと面倒です。
ただ、VLCでは拡張子ごとに、異なるアイコンをファイル名の横に表示するようになっていますので、これで大まかな区別はつけることができるでしょう。
VOBファイルの場合は、映画のカチンコのようなアイコンが表示されます(先ほどの図を参照)。

ただ、アイコンが同じでも、

VTS_01_0.VOB

だけは動画再生には関係が無いので、このファイルをグループに含めないように気をつけて下さい。


●BD-Rの場合

BDMVフォルダの下にはたくさんのフォルダが存在してますので、このなかで

STREAM

というフォルダの中に入って下さい。



すると、「xxxxx.m2ts」(xxxxxは数字)というファイル名のファイルがたくさん表示されます。
このなかの「00000.m2ts」が、分割された動画ファイルの中の、最初の動画ファイルです。



もし動画ファイルを初めから最後まで一気にみたければ、ここで最初のファイル「00000.m2ts」を長押ししてください。
長押しによってそのファイルの行が薄いオレンジ色に変わります。

これがグループ選択の状態です。


その状態で、「00001.m2ts」、「00002.m2ts」・・・のように、順番にファイル名をタップしていきます。
そのようにして、最後のファイルまで順番にタップします。
 

全ての動画ファイルを選択し終わったら、画面右上に右向きの三角印(再生ボタン)が表示されるので、それをタップしたら再生が始まります

注意:
このフォルダには他に、

01001.m2ts

のように1000番台から始まるファイルが存在すると思います。
1000番台から始まるファイルは関係が無いので、これらのファイルは再生グループには含めないように気をつけて下さい。

ちなみに1000番台のファイルは、メニュー画面を表示するためのファイルです。

本来は、00000番台のファイルはファイルサイズが非常に大きく(ギガファイル単位)、一方の1000番台のファイルはファイルサイズがせいぜい1MB程度しかありません。そのため、ファイルサイズで区別をつけることができます
ただ、残念ながらVLC Media Playerの場合はファイルサイズが表示されません。
また、ファイル拡張子が同じなので、DVDのようにファイルの橫のアイコンで区別するのも難しいです。



■(おまけ)各アプリの詳しい検証情報やブルースクリーンの情報など

私は、いくつかのアプリとWindows10の組み合わせで、動作検証を行いました。
その中で絞り込んだのがここで取り上げる3つです。
同じ動作再生アプリといっても、雲泥の差を感じました。

また、SMB1.0が有効な場合、具体的にどういうきっかけなどでWindowsが落ちるのかというお話も、簡単に書いてあります。

1.VLC Media Player (私の評価:★★★★★)

・LAN上のDVD動画を、このアプリから直接再生できます。

・X-Ploreというファイル管理アプリでもアクセス可能ですが、この場合は「共有」経由で操作する必要があります。

シークが自由にできるので、巻き戻しや早送りが自由自在にできます。
ただし、X-Plore経由でVLC Media Playerを呼び出した場合は、なぜかシーク機能は使えないようです。

・Windows10において、SMB1.0の機能(サーバー機能など)をONにしていた場合、DVDのVODファイル1つを再生し終わった瞬間に、Windows10のPCがブルースクリーンで落ちます。再現性があります。

いったん再生エラーが起きてしまうと、そのまま無理に再生を続けようとしたら、DVDにアクセスした瞬間にそこで再びブルースクリーンになって落ちます。

・ただ、VLCにはシーク機能があるので、リセットさえちゃんとすれば、いちいち最初から再生し直さなくても、落ちたところから再生を再開することは可能でした。

・現時点で最も安定して再生できる動画プレイヤーだと思われます。

複数のVOBファイルをグループ化して一気に再生できるため、再生前にグループ化しておけば、複数のVOBファイルに分割されたDVDでも、動画の初めから最後まで大きな途切れなく再生が可能です(ファイルの切り替え時に数秒間止まりますが、気になるほどではありません。)

・私の知る限り、現時点で最もお薦めのアプリだと思われます。

2.MX Player (私の評価:★★)

・LAN上の共有DVDドライブにアクセスするには、たとえばESファイルエクスプローラなどを使ってアクセスする必要があるようです。

MX Playerは、単独ではLANにはアクセスできないようです。
なお、X-Ploreではこのアプリは認識されませんでした。

・基本的にVODファイル一つ一つ単独での再生となります。
このため、映画やドラマを初めから最後まで続けてみるためには、複数のVODファイルを毎回再生操作する必要があるようです。

・DVD動画自体は再生できます。

・もしWindows10で SMB1.0機能がONになっていた場合は、再生開始後2分~5分でネットワークエラーとなってしまい、その時点で再生はストップしてしまいます。

そのときのエラーメッセージは

ネットワークエラーのため、リンク先を再生できません。

です。

・もし上記のネットワークエラーが起きた時、無理に続きを再生しようとすると、DVDにアクセスされた時点でWindows10 がブルースクリーンで落ちます(再現性あり)。

参考:
=====参考はここから=====
ESエクスプローラは、SMB2.0は有料です。
ESエクスプローラを無料で使いたいからといって、これまで書いているように、Windows10のSMB1.0を有効にすると、2分~5分でネットワークエラーとなり、エラーの後、無理に再生しようとするとWindows10がブルースクリーンになって落ちてしまいます
=====参考はここまで=====

・なお、このアプリでエラーが起きた時は、いったんMX Playerを終了し、かつ、ESファイルエクスプローラのLANを再読込してから再生すると、MX Playerのレジューム機能により、エラーが起きた部分の続きから再生ができることがあります

ESエクスプローラ経由ではシークはできません。ただし、レジューム機能があるので、いったん再生をやめても、再生をやめたところから再開できます。


3.X Player (私の評価:★)

・共有DVDドライブにアクセスするには、X-Ploreというファイル管理アプリで「共有」経由でアクセスすれば、可能です。
X-Ploreの場合、外部の動画再生アプリは扱いにくいです。

・X Playerは、単独ではLANにはアクセスできないようです。

ESファイルエクスプローラでは認識されませんでした。

・基本的にVODファイル一つ一つ単独での再生となるようです。
このため、映画やドラマを初めから最後まで続けてみるには、複数のVODファイルを毎回再生操作する必要があるようです。

・DVD動画を再生できますが、Windows10のSMB1.0機能がONになっている場合は、約5分で再生が強制終了してしまいます。

このとき、このアプリではエラーメッセージは特に出ないようです。

ただ無言で止まるだけ。
でも、一度エラーが起きてしまったら、その後無理に再生を続けようとしたらWindowsがブルースクリーンを出して落ちてしまうのは、他のアプリと同じでした。

・X-Plore経由のためか、シークはできません
このため、再生をやめると初めから再生し直しになるようです。
無理にシークしようとすると、再生が始めに戻ってしまいます
レジューム機能もないみたいで。

このアプリ、これがとても不便に思います。

以上、皆様のお役に立てれば幸いです。

*なお、この記事はもし進展があった場合は更新する可能性があります。

 

Logicool G430 ヘッドセットがゲームソフトウエアに正常に認識されないことがあります。
ネットで検索すると、このトラブルはわりと多いようです。

ところが、このG430の問題は、対処する方法が確立されてないらしいです。
調べても、たまたま偶然治ったとか、あきらめたとか、あるいはだれからも回答がつかない、サポートに連絡するしかないとか、そういう情報しか探し当てられませんでした。

しかしこのたび、なんとか不具合を回避して正常化させる方法がわかってきたので(まだ検証中ですが)、その方法をご紹介します。


■私の実行環境
・ASUS N552VX ノートパソコン
・Windows10 HOME Ver1903 64bit
・USBポート:USB3.0ですが、ノートパソコン本体のUSB3.0ポートではなく、USB3.0ハブを利用してそこに接続しています。

■ゲーミングソフトウエアに認識させようとしている機器
・Logicool G430 ゲーミングヘッドセット
・Logicool ゲーミングキーボードG510s

■起こっている現象

以下のように、G430は、不具合のオンパレードです。

1.G430がゲームソフトウエア全く認識されないことが多い

2.色々試すとG430がゲームソフトウエアに認識されることもあるが、二重に認識されてしまうときがある。

3.2.の状態(重複して認識された状態)のとき、ゲーミングキーボードG510sの液晶に「サラウンドが無効」と表示されてしまう。数秒に1回これが表示されるので、メチャクチャうざくて液晶が役に立たなくなる。

.一度G430を差し込んだことがあるUSBハブに後からG430をもう一度挿しても、ゲーミングソフトウエアが二度とG430を認識しないことがある
(ただし、いったん認識してしまえば後からでも認識するようだ。問題は一番最初に指したときに認識しなかったとき。)

5.G430よりも先にゲーミングキーボードG510sをUSBに挿すとG430は絶対に認識されない(挿す順番に要注意)。

6.しかし、逆に、G510sを挿した瞬間、以前に挿したけど正常認識されたかったG430がゲームソフトウエアに突然復活し、そのためG430が二重登録されることもある。

まぁ、メチャクチャですわ。ムキー

■原因と思われるさまざまなこと

1.USBドングルが壊れている可能性

当初は、この可能性が一番高いと考えていました。

理由は、ゲーミングキーボード510sのほうは、いつ刺しても外しても、ゲームソフトウエアにきちんと認識されるから。
G430 ヘッドセットはそういう正常な挙動にならず、とにかく認識させるのが非常に難しい。

ただ、私の場合はそうじゃなかったです。

2.ゲームソフトウエアのVersionによるエラー

Versionが9.0.2付近だとおかしくなることがある気がしました。
(ゲーミングソフトウエアに同じG430が複数登録されてしまう現象の発現確率が上がる。)

これ以前の古いバージョンだと、その不具合が多少良くなることがある(多少だけど)。

これはこの後紹介する「ドライバ完全削除」により、治るかもしれないです(この方法なら新しいバージョンでも正常に認識されるということ)。

3.Windowsのシステムが壊れている可能性も

これは、コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行してみればわかりますね。
以下のサイトが参考になります。いつも大変お世話になっているサイトです。

参考:ぼくんちのTV別館 - Windowsのシステム修復機能「sfc /scannow」を試してみよう
https://freesoft.tvbok.com/tips/windows/sfc.html


■不具合の詳細

1.G430がゲームソフトウエアに全く認識されない。

ドライバはインストールされているのに、ゲームソフトウエアには認識されないことがある。
(この現象はかなり頻繁に起こります。)

ドライバの初めてのインストール時の状態で、正常認識されるかされないかが決まってしまうようです。

基本的にG430を初めて使う時は、必ず次の順序を守ってください。
(1)G430をまだUSBに挿さない状態で、先に、ゲームソフトウエアをインストールしておく。
(2)(1)のあとPCを再起動し、その後でG430をUSBポートに差し込み、ゲームソフトウエアがG430を正常に認識したことを確認する。
(3)(2)で正常認識された後で、最後にG510sキーボードをUSBポートに差し込み認識させる。

以上の順序でやらなかった場合、G430がゲームソフトウエアに認識されない確率はたぶん99%以上だと思います。
 

Windowsの挙動でも、正常認識されたかどうかわかることがあります。
(1)ゲームソフトウエアに正常に認識されたときのパターンでは、G430をUSBに指したときに、Windows10から「ドライバをインストールしている」という意味のメッセージが表示されることが多いです。
(2)一方、ゲームソフトウエアに認識されないときはたいてい、G430をUSBに指したときにWindows10からインストールしているという意味のメッセージが表示されることがありません
でもデバイスマネージャで確認するとドライバがインストールされているのです。

このことからわかるのは、G430の認識問題には、Windowsのドライバのストックの問題が絡んでいる可能性があるということです。
実際、後半で解説しますが、この不具合を直すのに、Windowsからドライバ情報を削除するとうまくいくということがわかりました。


2.色々試すとG430がゲームソフトウエアに認識されることもあるが、二重に認識されてしまうときがある。

これは、G430を、一度認識されたポートとは異なるUSBポートに挿し込んでしまったときに発生することがわかりました。


G430を異なるポートに挿すと、それを別個体のG430だと勘違いして、レジストリやゲームソフトウエアに登録されてしまうらしいです。これが二重登録の原因。
実際にレジストリを調べると、このような時は、G430に関する複数のレジストリエントリが見つかります。

しかも、いったん登録されてしまうと、ドライバを削除したり、ゲームソフトウエアを削除しても(もちろんその後にWindowsを再起動したとしても)、次にゲームソフトウエアを再インストールしても、一度指したポートではG430が二度と認識されなくなるというとんでもない状態に陥ります。

これはレジストリの情報がゴミとして残されてしまうのがまず1つの原因です。もう一つは上に上げたドライバ情報のストックの問題。

レジストリのゴミは上級者ならレジストリエディタで削除できるのかもしれませんが、私がやった時はアクセスエラーが発生してしまうため、レジストリから一部の項目を削除することができませんでした。

メーカーのロジクールのサポートにこのことを話して相談しましたが、良い結果は得られませんでした。
レジストリのゴミを除去するような作業自体はOSの設定の問題に絡むため、ロジクールのサポートには関係が無いからだと思われます。


それならば、ゲームソフトウエアをアンインストールする時に、レジストリにゴミを残さないように、ゲームソフトウエアを改善して頂きたいというのが私の要望でした。

しかし、これもサポートに伝えましたが良い返事はいただけていません。
(対応しないというお返事ではなく、その話そのものに触れてくれない。)ゲッソリ

一時的にこの状態から回避させるには、残っている別のUSB端子を使うしかなくなります。
このため、ポートの多いUSBハブを使わざるを得なくなります。


3.2.の二重登録状態のとき、ゲーミングキーボードG510sの液晶に「サラウンドが無効」と表示されてしまう。

この原因ははっきりわかっています。
この現象は、G430s がゲームソフトウエアに誤って2つ以上重複して認識されてしまったときに発生します。

実際にはUSBにはG430が1個しか刺さっていないのに、ゲームソフトウエアが重複して誤認識しているときは、ゲームソフトウエアはその分のG430が刺さっていると勘違いしているわけです。
その勘違いの結果、あるべきはずのG430(現実には刺さっていないのに)から何らかの接続情報が(当然物理的にも)ゲームソフトウエアに届かないから、ゲームソフトウエアは、G510sキーボードの液晶に「サラウンドが無効」の信号を送ってしまうのだと思われます。

つまりこの不具合は、G430sが正しく1個だけ認識された状態であれば発生しません。
ゲームソフトウエアのご認識の不具合を直すと、実際にこの現象も治ります。


4.一度G430を差し込んだUSBハブに後から指しても、ゲーミングソフトウエアがG430を認識しないことがほとんど(特にG510sキーボードを接続している時)。
ただし、認識してしまえば後からでも認識するようなんです。とってもややこしい。
結局、問題は一番最初に指したときにG430を認識しなかったときのようです。


5.G430よりも先にゲーミングキーボードG510sをUSBに指すと、G430は絶対に認識されない。

何度も書いてますが、G510sは同じメーカーの製品であるにもかかわらず、G430とは相性が良くないみたいです。

この現象は再現性が非常に高く、まず必ず起きると言って良いと思われます。

G510sは、いつUSBに挿しても抜いても、きちんとゲームソフトウエアに認識されるのです。

その後、サポート様にG430製品を交換して頂いたのですが現象は治りませんでした。
おそらく、ハードウエアが原因ではなかったということでしょう。
その結果、G430がゲームソフトウエアに認識されないのは、ゲームソフトウエア自体が持つ、そもそもの欠陥なのではないかと思うようになりました。

修復手順の所でもお話ししますが、「G430がUSBに差し込まれた」というイベントを、ゲームソフトウエアが正常に受けとれないことが、全ての元凶のように思えます。


現在わかっている対処法

現在はまだ検証中なので絶対とは言えないのですが、以下の方法で解決する可能性は高いと思われます。
私はこの方法で解決できています。


[注意]治すための手順が存在する!作業の順序に注意
======== 注意ここから ========
・闇雲にやってもだめなようである。
・G510sとG430を挿すときの順番に制限があるように、不具合を治すためには、手順をきちんと踏まないとだめなようである。
再起動をしないで続けるのはもってのほか。面倒でもいちいち再起動してください。
======== 注意ここまで ========

では、修復するための手順をご紹介します。
まずは大まかな手順をざっとご紹介します。

●大まかな手順(順番を守ってね!ニコニコ
1.ゲームソフトウエアを、いったんアンインストールする。
2.Windowsからドライバ情報(infファイル,PNFファイル)を削除する。
3.ドライバを完全にアンインストールする。
4.ドライバがアンインストールされたか確認する(この手順を省かないように)
5.ゲームソフトウエアをインストールする。
6.G430を認識させる。
7.G310sを最後に認識させる。

次に、この手順の詳細を説明します。

 

*G430とG510sの相性が良くないようで、この2つの扱い方で障害が出るため、ここではG430だけでなく、G510sも同時に使用する場合の手順を記載します。
G510sを使わない方は、その部分の手順は無視してください。

1.ゲームソフトウエアを、いったんアンインストールする

まず最初に行うことは、ゲームソフトウエアを、いったんアンインストールすることです。

ゲームソフトウエアのアンインストールは、コントロールパネルの「プログラムのアンインストールまたは変更」でいつものように行えばOKです。

このとき大事なのは、アンインストールしたら、面倒でもすぐに再起動をする必要があるということ。
再起動は絶対に省略せず、毎回必ず実行しなければなりません。必ず守りましょう。

2.Windowsからドライバ情報(infファイル,PNFファイル)を削除する。

この作業がとても大事だとわかりました。

Windowsにドライバの情報が残っていると、ゲームソフトウエアを削除しても、次にG430を接続した時にその情報が使われてしまうため、「G430をUSBに挿した」というイベントがゲームソフトウエアに正常に伝わらないようなのです。

一方、G510sでは正常にイベントが伝わるのでいつ抜き差ししても正常に認識されるのです。

また、「G510sをUSBポートに挿した途端にG430間で認識される」という現象が起きることがあります。
これが起きてしまうと、たぶん確実にG430が重複認識されてしまいます。
G430を挿した時に認識してないのに(内部的には認識の準備ができている)、その状態でG510sを挿し、それがきっかけでG430が急に認識されるため、後から認識されたG430情報とともに、内部的に残っていた認識情報が合わさって、結果として二重に認識されるものと思われます。

●ドライバ情報の削除の具体的手順

参考にしたサイト:

デバイスドライバーを完全に削除する - デバイスドライバのドライバストアからの削除 (Windows Tips)
https://www.ipentec.com/document/windows-delete-device-driver-in-driver-store

以下、私の行った手順です。

(1)デバイスマネージャを表示し、Logicool G430 Gaminig Headset のプロパティを開きます。
(G430が存在しないときは、デバイスマネージャのメニューで「非表示のデバイスの表示」をONにしてみてください。)

(2)G430のプロパティの[詳細]タブを開きます。その中のプロパティで、「ハードウエアID」を選択し、その時

USB\VID_046D&PIO_0AD ・・・・・

というような情報が表示されるので、ここで表示される内容を丸ごとメモします。



(3)デバイスマネージャは、ここでいったん閉じます。

(4)次に、エクスプローラで、「c:\Windows\INFフォルダ」を表示します。



(5)INFフォルダには拡張子.infや.PNFのファイルがたくさん含まれているはずです。
このファイルの中からG430の情報を持っている「OEMxxx.inf(ッッxには数字が入ります)」を探して削除します。

該当する「OEMxxx.inf」をこの中から探すのがちょっと大変です。

ヒント:
======== ヒントここから========
簡単に探せるようにするためには、この作業をする前に、わざとドライバのアンインストールとインストールを1回やってみるという手があります。

インストールをすると、その時の日付が「OEMxxx.inf」の「更新日付」(作成ではなく更新の方)に記録されます。

作業前に一度この作業をすることでファイルが今日の日付に更新されるので、この更新日付で新しい順にファイルを並べ替えると、該当する「OEMxxx.inf」をすぐに見つけられるということです。
======== ヒントここまで========

(6)これはと思う「OEMxxx.inf」を見つけたら、メモ帳のようなテキストエディタで開きましょう。
すると、次のような内容が見つかるはずです。
見つけにくい時はエディタの検索機能を使いましょう。

[LogitechGserie.NTx86]
%lgAudio_G430_Descr%=lgAudio_G430,USB\VID_046D&PID_0A4D&MI_00   ;; G430 headset



(7)該当ファイルを削除または移動します。

上記で見つけたファイル内の「VID_046D&PID_0A4D&MI_00」の部分が、(2)でメモした内容と一致するかどうかを確認します。

例えば、「OEM31.inf」の内容が一致していたのなら、
・「OEM31.inf」
・「OEM31.PNF」
両方を、「c:\Windows\INFフォルダ」から削除してください。

ヒント:
======== ヒントここから========
ファイルを削除してしまうのが不安なら、移動でもOKです。
私はデスクトップ上に新しいフォルダを作っておき、そこに2つのファイルを移動して試しましたが大丈夫でした。
======== ヒントここまで========


(8)この作業が終わったら、次のドライバの完全アンインストール作業に入ります。


3.ドライバを完全にアンインストールする。

ドライバを削除するときは、デバイスマネージャを使います。
G430が複数認識されている場合は、すべて完全にアンインストールする必要があります。

G430がデバイスマネージャに表示されていないように見えても、デバイスマネージャの表示メニューの「非表示のデバイスの表示」をOnにすると、これまでインストールされた「すべてのG430」が表示されます。
ここで表示されたG430は、全て完全に削除する必要がありますので注意してください。

ドライバの削除自体は、デバイスマネージャでG430のプロパティを表示し、「ドライバー」タブで、「デバイスのアンインストール」ボタンをクリックします。

実際に削除する際は、このとき表示されるダイアログボックスで、「完全に削除する」というチェックボックスにチェックを入れる必要があります。
ただし、このチェックボックスは、表示されるときと表示されないときがあります。

ケースA:削除のチェックボックスが表示される
これは、現在の機器に対して、OEM製のドライバが使われている時に表示されるようです。

ケースB:削除のチェックボックスが表示されない
現在の機器に対して、Microsoft製のドライバが使われている時には、削除チェックボックスは表示されないようです。

OEM製、つまりLogicool製のドライバはいったん確実に削除しなければならないので、削除チェックボックスにチェックを入れONにした状態でドライバを削除してください。

同様のことを、すべてのG430に対して繰り返し、全てのドライバを削除します。

ドライバが削除できたら、ここで必ずPCを再起動してください。

要注意:
G430やG510sなどは必ずUSB端子から抜いて再起動すること!!要注意。
挿したままだと失敗する可能性が高く、上記の作業が初めからやり直しになる可能性があります。


4.ドライバの情報がアンインストールされたか確認する(この手順を省かないようにグラサン

ドライバの削除が終わったら、次に、先ほど削除したinfなどの情報が確実に削除されているか確認しておく必要があります。

(1)そのために、コマンドプロンプトで、次のコマンドを実行してください。

「pnputil -e」

(2)すると、現在インストールされているドライバのinf情報の一覧が大量に表示されます。

(3)表示されたら、コマンドプロンプトの検索機能を使って、「2.Windowsからドライバ情報(infファイル,PNFファイル)を削除する。」で削除したinfファイル名(例:OEM31.inf)が、その一覧に存在するかどうかを確認してください。

(A)infファイルが削除されていた場合:infファイル名が検索されません。これでOKな状態です。

(B)infファイルがまだ削除されてなかった場合:削除したはずのinfファイル名(例:OEM31.inf)が検索で引っかかります。

もし、(A)の状態でしたら問題ないので、次の手順「5.ゲームソフトウエアをインストールする。」に移動して作業してください。

(4)もし、(B)の状態でしたら、ドライバ情報の削除をやり直す必要があります。
この場合、デバイスマネージャーで、まずもう一度G430のドライバを確認し、もし存在していたら削除して下さい。
(この段階でドライバが存在しない場合もありますが、この場合でも、次で示すコマンドの実行を念のため行う必要があります)。

(5)つづけて、コマンドプロンプトで、pnputilコマンドを使ってドライバ情報をWindowsからアンインストールします。
具体的には次のコマンドを実行してください。

「pnputil -d (infファイル名)」

例:pnputil -d OEM31.inf

上記を入力して、Enterで実行です。

(6)実行した際、結果が別れると思います。

もし、

ドライバーパッケージを削除できませんでした : 指定されたファイルが見つかりません。

と表示された場合は、すでにデバイスドライバーがアンインストールされているということになります。
この場合は、もう一度(1)の「pnputil -e」を実行すると、今度は当該のinfは検索してもしても見つからないはずです。

またもし、

ドライバー パッケージを削除できませんでした : ひとつ以上のデバイスが現在、指定された INF を使用してインストールされています。

のメッセージが表示されてしまった場合には、面倒でももう一度デバイスマネージャでG430が残っていないか確認します。

もし残っていたら削除して、(5)から繰り返します。

(7)最後にもう一度

「pnputil -e」

を実行して、表示される一覧の中に当該のinfファイルが検索に引っかからないことを確認します。
その確認が終わったら、次の「5.ゲームソフトウエアをインストールする。」の作業を実行します。


5.ゲームソフトウエアをインストールする。

注:G430やG510sのドライバは、ゲームソフトウエアに含まれているようです。
このため、G430やG510sのドライバを個別にインストールするようなことはできないらしいです。

インストールはゲームソフトウエアのマニュアルに従ってインストールしてください。
終わったら、必ずPCを再起動します。

注意:
しつこいですが、このとき絶対にUSBにはG430もG50sも挿さないこと。
必ず外したままで行ってください。
うっかりやってしまって失敗したら、全部初めからやり直してください。グラサン


6.先にG430をUSBポートに差し込む

PCを再起動したら、いよいよG430をUSBポートに挿してみますが、このとき先にゲームソフトウエアのメイン画面を表示しておきましょう。
このようにすると、ゲームソフトウエアのメイン画面を見ていれば、USBポートにG430を挿した時に正常認識すればG430の画像がリアルタイムで表示されるので確認が便利です。

【厳重注意】
===== 注意点ここから ======================
・G510sよりも、かならず先に、G430をUSBに差し込まなければならない
・先にG510sをポートに差し込んでゲームソフトウエアにG510sを先に認識させてしまうと、あとからG430をポートに差し込んでも認識しなくなります。
・もし誤って先にG510sを先に認識させてしまったら、もう一度手順1に戻って、ゲームをストウエアやドライバのアンインストール、そして再起動まで全部やり直さなければだめになります!ゲロー
===== 注意点ここまで ======================


■ここでG430がゲームソフトウエアに正常に認識されるかどうかで、その後にやることが変わる

この段階で、USBポートにG430を挿した時、G430がゲームソフトウエアに認識されるかどうかで、その後にやることが変わってきます。

G430が認識された場合

(1)そのまま、ゲームソフトウエアで、ボリューム調整とかサラウンド調整とかできるかどうかを必ず確認して下さい。


きちんと認識されていない場合、たとえゲームソフトウエアにG430の画像が表示されていても、ボリューム調整が不可能な状態のままになります。

*きちんと認識されず、ボリューム調整などができない場合は、一度PCを再起動してみてください。

(2)もし無事にボリューム調整ができるようなら、次に、「7.最後にG510sをUSBポートに挿す」の手順でG510sをURBポートに差し込んで認識させます。

→うまくいけば、ゲームソフトウエアには、G430とG510sの両方が認識され表示される。

G430が認識されたけど変な場合

G430が認識されたが、G430が2個以上複数表示されることがあります。
これが上記で説明した誤認識の状態です。

このような場合は、もう一度手順1に戻ってゲロー、ゲームをストウエアやドライバのアンインストール、そして再起動まで全部やり直さなければだめです。

これを放置すると、先に説明したように、G510sの液晶で「サラウンドが無効」と数秒に1度表示されてしまい、うざくて使ってられなくなりますし、他にも色々不具合が出てくると思います。
面倒でも完全に初めからやり直すようにしてください。

それでもG430が全く認識されない場合

完全に作業に失敗しています。ゲッソリ
もう一度手順1に戻ってゲロー、ゲームをストウエアやドライバのアンインストール、そして再起動まで全部やり直さなければだめです。
面倒でも完全に初めからやり直すようにしてください。


7.最後にG510sをUSBポートに挿す

全てが終わった後、最後にG510sをUSB端子に挿します。

しかしここではまだ安心できませんガーンガーンガーンガーン


G510sを挿した瞬間に、Windowsの内部に残っていたG430のインストール情報が発動し、このタイミングでG430が複数個認識され、ゲームソフトウエアに複数個のG430が表示されてしまうことがあるのです。

この場合ですが、いったんG430をUSBから外し、PCを再起動してみてください。
運が良ければ、再起動後にG430を挿しても、1個しか認識されないことがあるようです。
もし運が悪ければ、手順1から初めからやり直した方が早いです。
面倒ですが、色々悩むよりも、「急がば回れ」で、ドライバ削除からやり直した方がむしろ早いです。


8.上記で(1)「正常に認識された」場合

この場合は、ゲームソフトウエアを使って、G430のオーディオ設定をしてください。

なお、念のためここでもう一度再起動するとさらに良い結果となると思います。グラサン

大変お疲れ様でした。

■その他の情報

1.ネットでは、G430の音が小さいという評判があるようだが・・・

この評判は間違いかもしれません。

別にそんなことないです。

(1)ゲーミングソフトウエアは既定では、G430のボリューム設定が半分以下になっています。
既定がそうなっているので、音が小さいのは当然です。

これを例えば最大の100にしてやれば、音は十分大きな音が出ることが、私の方では確認できています。

(2)また、G430の場合、複数の箇所で音量を調整できるので、全部チェックした方がよさそうです。
例えば、以下のような感じです。

(1)G430のケーブルの途中についている、物理的な音量調節
(2)ゲームソフトウエアの音量調節
(3)Windowsのサウンドの音量調節
(4)動画や音楽の再生に使用しているソフト側の音量調節

2.G430で音が割れる、ひずむ、雑音が入るなど

これは、サラウンドの設定がキチンとできてないと起こるかもしれません。
サラウンド設定をやるためには、ゲームソフトウエアが必要になります。

 

具体的には、私の経験した範囲では、

たとえば、

 

・Blu-rayはdts対応なのに、ゲームソフトウエアではドルビーのほうに設定されていた。

 

こんなときに音が割れたり、なんかやたら低音ばかりが響いて、その一方で出演者の声がやたら小さいとか、なんかおかしな再生状態になることがあるようです。

 

dtsとドルビーは規格が違います。

似て非なるものなので、映画のBlu-rayとかを観る際には、正しい設定をしてから鑑賞してください。

実際に体験しましたけど、低音と高音の音量のバランス具合とかが、けっこう違ったりしますよ。

 

実のところ、ゲームソフトウエアに認識されなくても、ゲームソフトウエアを使わない状態でも、実はG430は辛うじて使えるみたいです。

でも、音を正常にするためには、上記のように結局はゲームソフトウエアを使わなければならなくなります。

このため、ゲームソフトウエアを使わない選択をするのではなく、ゲームソフトウエアにちゃんと認識をさせて使わないとダメって事になります。

3.ゲームソフトウエアを削除しても、情報のゴミが残ったままになる。

これはLogicool社が、ゲームソフトウエアをアンインストールする際にレジストリまできれいにするような仕様に作り替えて頂かないと、ユーザー側では対処は難しいと思われます。

たとえば、ゲームソフトウエアの中で設定したプロファイルの情報は残ったままとなるようなんです。
このため、ゲームソフトウエアを再インストールすると、その前に設定していたプロファイルが復活する。
いったいどこに記録してあるんでしょうね。

そこまで探ってませんけど。

G430が複数認識されてしまう問題と、原因が共通している気がします。

4.G430関連のレジストリはいじるのが難しかった。

上記3のようにレジストリ内にゴミが残った場合。
レジストリ内を「Logicool G430」で検索すると、たくさんの候補がでてきますが、その中には削除ができない(保護されているため、アクセス不能で削除不能)ものがいくつもあるのです。
つまり、キーなどが削除できないので、リセットすらできないのです。
これはもう、Logicoolさんの対応をほんとお待ちしています。真顔

以上、現在まだ検証中ですので、もしこれ以上の進展がありましたら追記、もしくは新しいブログ記事で情報を提供したいと思っています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。ニコニコニコニコニコニコ

 

 

今回も、備忘録的に書いておきます。

auのホームゲートウエイBL900HWの設定内容は、バックアップファイルとしてHDDなどにバックアップしておくことができます。

バックアップを使用すると、MACアドレスフィルタリングで使うMACアドレスや、LANの固定IPアドレス設定などをいちいち設定し直す手間が省けて便利です。

■設定のバックアップファイルには大きな欠点が

ところが、このバックアップファイルには大きな欠点があるようです。
それは、故障などでBL900HW本体を交換した場合に起こります。
でもこれって、設定のバックアップファイルを最も使いたい場面ですよね?


ところが、絶対に、以前使ってた機器のバックアップファイルを、新しい機器(交換した後の機器)で復元しないようにしてください

 

かなりヤバいことになります。滝汗

■具体的な障害はこんな感じ

以前の機器でバックアップした設定ファイルを新しい方の機器で復元しようとすると、復元作業自体はエラーも出ず、問題なくおわります。

これがくせ者で。グラサン

エラーとかでなかったら、これで問題ないって、ふつうは思っちゃうじゃないですか。真顔


しかし、この設定を適用した瞬間に、BL900HW本体前面のランプが、電源ランプ以外、すべてが消灯して点灯しなくなります


この状態になると、ネットはもちろん、電話回線(契約している場合)すら、全く使えない状態になってしまいます

焦りますわ。ふつーに。滝汗

ただし、192.168.0.1にアクセスして、管理用のページ(クイック設定Web)を表示することはできるようです。

 

クイック設定Webは表示できるんですが、でも、上記の操作によって設定が壊れているため、たとえば、無線に関する設定をしようとしても、

「無線を使うには契約してください。」グラサングラサングラサングラサンけいやくしろ、おらおら~グラサン

みたいなふざけたメッセージが表示され、無線に関する設定は全くできなくなります
また、LANも設定できているのに、実際にはLANには接続できない状態なので、ネットにもアクセスできません


■上記のような障害が起きたら

いったんそのような障害が起きたら、BL900HWを工場出荷の状態にリセットしないとだめなようです。チーン

リセットするには、ソフト的なリセット、またはハード的なリセットを行います。
管理用ページにはアクセスできるので、通常は管理用ページからのソフト的なリセットで十分だと思われます。
それがうまくいかなかったときは、ハードウエア的なリセットを試みてください。

●ソフト的なリセットの方法

(1)ブラウザで192.168.0.1にアクセスし、管理画面(クイック設定Web)を表示させます。
(このときもしかしたら新しいパスワードの入力を求められることがあります。その場合は適当なパスワードを設定すると管理画面になります。もちろんその時入力したパスワードは大切に保存しておく必要があります。)

(2)クイック設定Webの左側で、[メンテナンス]をクリックします。

(3)[設定値の初期化]をクリックして、画面の指示に従って工場出荷の状態にリセットします。


●ハードウエア的なリセットの方法

クイック設定Webに接続できない場合は、ハード的にリセットするしかないと思います。

(1)BL900HWの電源コードを抜き、30秒以上待ちます。

ここできちんと「待つ」ということがすごく大事です。焦りは禁物です。
マニュアルには10秒と書いてありますが、10秒では完全にリセットされないことがありました。工場出荷状態に完全にリセットするためには、焦らず気長に30秒は待ちましょう。

(2)BL900HWの裏側上部にあるリセットボタンを押しながら、電源コードを本体に挿します。

このときも、電源コードを挿してから、少し待ってからリセットボタンを放しましょう。


■その他の余談

私が今回なぜBL900HWの交換をしてもらったかというと、どうやってもIPv6接続ができなかったからです。
IPv6のほうが回線がすいてて圧倒的に早いという話を聞いていたので、ぜひともIPv6で接続できるようにしておきたかったのです。

・IPv6かどうかの確認は簡単

ご自身の接続がIPv4なのかIPv6なのかは、KDDIのホームページにアクセスするだけでわかります。


KDDIのホームページにアクセスすると、ブラウザの画面右上に、現在の接続状況を表すアイコン(というかバナーというべきでしょう)が表示されるのです。
このバナーに「viaIPv4」と書かれていたら、現在はIPv4接続になっています。
しかし、バナーに「via IPv6」と書かれていたら、現在はIPv6接続ということです(下の図参照)。

 



・私の場合は、機器に不具合があった

私の場合、BL900HWを工場出荷の状態に戻してみても、どうしてもIPv6接続にはなりませんでした
(この方法はサポート様からお聞きしました。)
そのため、サポート様が新しい機器と交換してくれるということになり、新しい機器をつなげたところ、問題なくIPv6で接続できることがわかりました。

前の機器は壊れてたんですね。

こういうことがまれにあるので、どうしてもIPv6で接続できない場合、一度KDDIに相談してみましょう。グラサン

そして現在の私の接続速度はこんな感じ。

 

人口の多い東京で、アクセスが多いと思われるお昼の休み時間(12:40ごろ)に測定したのに、これだけの速度が出ています。
ただし、2月下旬頃から、au光回線が、以前とは全く比べようもないほど急に激速になったので(たぶん軽く10倍は速くなった、突然に)、今回IPv6にした効果については、まだわからないです。

でも、とりあえずこれだけ速度が出てれば満足満足ですよね。グラサン
IPv6の効果、どこかで体感できれば良いな。

なお、IPv6接続ができているかどうかの確認は、新しい機器に交換した後、何も設定変更をしないで、工場出荷状態のままですぐに行った方が良いと思います。


その状態でまだIPv6接続できなかったなら、交換した機器がまた壊れていたか、あるいは、パソコンの側の設定が間違っているかということになるので、原因の切り分けができます。
それをやらないうちにBL900HWの設定を変えてしまうと、あとから「IPv6で接続できない」となっても、原因の切り分けが複雑になってしまう恐れがあります。

 

それでは皆様、快適なIPv6の旅を!!爆  笑爆  笑爆  笑

実は最近、急にTVTestでふたたび音がプチプチと途切れる現象が起こり始めました。

 

そこで今回、ふたたびTVTestの音飛びについて、備忘録的にブログを書きます。

今回は、前回までにご紹介してきた2つの解決方法では解決できず、まったく違う角度から治す必要がありました。
今回は「灯台もと暗し」的な原因でした。
こんなの普通は気がつかないよなぁ、という感じでした。滝汗

今回のトラブルは、かなり意外な原因だったので、「どうしても音が途切れて治らない」という方は、今回ご紹介する意外な原因に当てはまらないかどうか、一度チェックした方が良いかもしれません。

なお、TVTestの音(途切れやズレ)に関して、すでに2回ブログを書いているので、そちらも参照いただけたらと思います。

●関連するブログ

==================================
・TVTestを最大化すると音飛びするとき
https://ameblo.jp/tomosan2005/entry-12375662318.html
・TVTestを全画面(フルスクリーン)表示したときの音ズレ(および映像の崩れ)
https://ameblo.jp/tomosan2005/entry-12385338050.html
==================================


■概要

結論から書きましょう。

今回ふたたびおきた音が途切れるトラブルは、これまでの方法では治せませんでした
なぜ、今回はいままでの方法で治せなかったのか?

原因は、

LANケーブルの破損

でした。


つまり、物理的な原因なので、ソフトウエアの設定などで治せるわけがなかったのです。

普段あまり気にしていないLANケーブル。
ここに落とし穴があったとは。
灯台もと暗し。


■私のTVTest視聴環境

*今回の修理に直接関係がないと思われるものは省略しています。

●ハードウエア環境

1.TVの映像を配信するためのPC(TVサーバー)

・CPU:Intel Core2 (TVの配信位でしたら、この程度のCPUで十分)
・メモリ:12GB
・Windows10 Ver.1903 (64bit)

2.TVを視聴するPC

・CPU:Intel Core i7(第6世代)
・メモリ:16GB
・Windows10 Ver.1903 (64bit)
・Cドライブは256GBのSSD
・Blu-rayドライブ


3.LANの接続状況

私の場合、複数のハブをつなぐ「たこ足配線」ではなく、大本のブロードバンドルータから、できるだけ放射状にLANを形成させる形にしています。

LNAの物理的な接続は、次のような感じです。

ブロードバンドルータ(LANポートは4個)
 |
 |---NAS
 |
 |---TV視聴用PC(居間1)
 |
 |---寝室のPCへ
 |
 |---ハブ(居間2)
     |
     |---TVサーバーPC ★
     |
     |---プリンタ
     |
     |---ハブ
         |
         |---その他のPC
          (最近使ってない)

今回トラブルを見つけたのは、★の部分です。


●ソフトウエア環境

1.TVの映像を配信するためのPC(ここではTVサーバーと呼びます。)

TVTest Ver0.9.0-dev(x86) (予約録画に使用)
Spinel(他のPCへのTV映像の配信に使用)

2.TVを視聴するPC(ここでは視聴パソコンと呼びます。)

TVTest Ver0.9.0-dev(x86) (TVの視聴に使用)
ImgBurn(最新)

■今回起こったトラブル

(1)TVTestで、プチプチと音が途切れる
(2)なぜか音が途切れやすいTV局と、そうでもないTV局がある。全国ネットのテレビ局は意外と大丈夫(それでも調子が良いとは言えないが)。
(3)MPEG-2デコーダを変更しても直らない
(4)TVTestの設定の中にある「映像と音声のPTSを同期する」や「音声レンダラのクロックを使わない」などの設定、あるいはバッファの設定などをいろいろいじってみるものの、全く改善しない
(5)突然録画に失敗することが多くなった。

昨日までどうやっても解決しなかったので、もうお手上げかと思いました(笑)。
寝る直前に、ふと、

まさか物理的な原因なのか?キョロキョロ

と思いついたのが、解決のきっかけでした。


■TVTestのトラブルとは関係ないと思い込んでいたトラブルも

*実は,解決の糸口は、こちらのトラブルを解決する過程にありました。

(1)ImgBurn(DVDを焼くソフト)の処理速度が、やたら遅くなった。

TVサーバーで録画したTSファイルを、LAN経由で視聴パソコン側のImgBurnを使ってDVDやBlu-rayを焼こうとしました。

ところが、DVDを焼いたりISOファイルを作ったり、なにをやってもやたらに時間がかかるようになりました。
処理速度は×0.5(0.5倍)のように、通常より遅い速度になってしまっていました。
しかも、ImgBurnのログからは、三角の注意を表すマークが続出しました。

(2)サーバーPCと視聴用PCの間でのファイル転送がやたら遅い

これは上記の(1)に関係します。
どちらのPCも1000Mbps対応のイーサネットアダプタ搭載なのですが、トラブルが起きているときの転送速度は、せいぜい25Mbps位しかでなかったことが判明しました。
スループットは、ひどいときは2%位しかでていなかったのです。

これはつまり、1000Mbpsの能力のうちの2%しか活用されていないということです。

[参考]スループットは、タスクマネージャーの[パフォーマンス]タブで、LANの詳細を表示することで、リアルタイムで調べることができます(注意:実際に送受信しているときでないと測定できまないので、送受信しながら測定する)。


■原因がはっきりと判明

LANケーブルがすべての原因でした。ガーン

まさかとおもって、TVサーバーがつながっているハブのLEDランプを見ると、ルーターとハブの接続部分のLEDがオレンジ色
 

オレンジ色というのは、たいがい100Mbps接続のときです。
1000Mbps接続のはずなのに、ルータとハブの間が100Mbpsでしか接続されていなかったのです。
これがすべての原因でした。

しかも、トラブルを起こしていたLANケーブルは、直接PCをにつないでいたものではなく、ブロードバンド-ルーターからハブに接続していた部分のLANケーブルでした。

(先ほどのLANの接続図で、赤い線で示したところです。)

TVサーバーPCと視聴用PCは、先ほど示したように、それぞれブロードバンドルーターから枝分かれするような系統別々に接続していました。
このため、普段使いの視聴PCではこのトラブルの影響を直接的には受けなかったため、LNAケーブルの影響だとはすぐに気がつきませんでした。


■解決の具体的方法

この際だと思い、ブロードバンド-ルーターからハブ(TVサーバーを接続)に接続していた部分のLANケーブル(フラットケーブル)をはじめとして、TVサーバーに接続するLANケーブルや視聴用PCのLANケーブルを、すべて新品のカテゴリ6A(10ギガ対応)に交換しました。

これにより、ハブのオレンジ色の光は、緑色(1000Mbps接続を表す)に変わりました。

そしてTVTestで視聴をしてみると、いままでの音のプチプチ途切れが全く起こらなくなりました。グラサン
快適な視聴環境が戻ってきました。笑い泣き
解決です。チョキ

結局、ブロードバンド-ルーターからハブに接続していた部分のLANケーブルが中途半端に破損していて、100Mbpsでしか接続できていなかったため、これがボトルネックになって、LANを使用したすべてのソフトに不具合がでていたわけです。


どうせなら通信できないほど壊れてくれれば、すぐにケーブルだと気がついたのに。

その後、TVサーバーPCとTV視聴PCの間のファイル転送のスループットを調べると、

修理前: 25Mbps程度
修理後:900Mbps程度

と、本来の1000MbpsLANの実力が戻ってきていました!


■トラブルはこのようにして起こった

今回のトラブルをまとめると、次のような感じでトラブルが起こったものと思われます。

(1)まず、ブロードバンド-ルーターからハブ(TVサーバーを接続)に接続していた部分のLANケーブルが破損
完全な破損なら通信できなくなるのですぐ気づいたと思うが、中途半端に100Mbps接続はできていたので、気づくのが遅れた。

(2)TVサーバーを接続していたハブとルーター間でLANケーブルのトラブルが起きているため、TVサーバーの送受信で100Mbpsというボトルネックが発生。これ以上の速度は物理的に出なくなった

(3)本来TVサーバーからもらえるはずのTV映像データが、TV視聴パソコンのTVTestへ正常に送られなくなり、それが原因で、TVTestで音が途切れたりするようになったと思われる。
これも中途半端に通信/視聴できていたため、音切れの原因がスループットにあると気づくのが、かなり遅れた。

(4)TVサーバーの通信がダメなので、TVサーバーと視聴パソコン間でのファイル転送も25Mbps程度というかなり遅い転送速度になってしまった。

(5)(4)と関連して、視聴PC側のImgBurnにてTVサーバーで録画した映像ファイルをDVDディスクにしようとしても、PC間のデータ転送がやたら遅いため、結果としてImgBurnでDVDを焼く速度までが遅くなった。

(6)このような通信トラブルのためか、TV録画自体にも影響を及ぼし、原因不明で録画に失敗することが頻発した。


■まとめ

たった1本のLANケーブルの不調が、これだけたくさんの不具合を発生させるとは、夢にも思いませんでした。滝汗
こんなことがあるんですね。一つ勉強になりました。

トラブルを起こしたLANケーブルは、ふだん人が近寄らない壁沿いに敷設してあったので、「まさか」という感じでした。びっくり

どうしてLNAケーブルが急に壊れたのかわかりませんが、使用しているLANケーブルの形状が「フラット」だったことがとても気になりました。真顔
フラットケーブルって圧力などに弱そうで、確かに買ったときからなんとなく不安ではありましたが、実際にこういうことになるとは思ってもいませんでした。

今回新しく交換したLANケーブルは、フラット形状をやめ、すべて標準の(断面が丸い)LANケーブルにしました。
今回のような「気づきにくいトラブル」は、もうごめんです。グラサン

今回学んだのは、

「TVTestの音が途切れるトラブルは、必ずしもソフトウエアによるものとは限らない
場合によっては、ッケーブルを調べてみるなど、物理的な原因まで視野を広げて探索をやってみないとだめかもしれない。」

ということでした。

テレビ視聴PC自体には問題がないのに、ルータとハブの間のケーブルが原因で様々なトラブルがでるという意外な展開

LANケーブルが突然壊れるというようなトラブルは予想がしにくいので、みなさんも、十分お気をつけください。

今日、午前11時40分頃、新元号として

 

「令和」

 

が発表された。

 

 

新元号が発表されたら、その元号のツヅリを持つ「.com」ドメインを取れるかどうか見てみようと思っていた。

 

でも、案の定、同じことを考える人は多かったのだろう。

 

某有名サイトで検索したらドメイン検索を行うサーバーが大混雑し、接続できなかった。

皆が同じことを考えて、殺到したものと思われます。

あわよくば「reiwaドメイン」を手に入れようという魂胆です。

 

有名すぎるサイトだといつまで経っても混雑するので、すぐにやめてあまり有名でないサイトでドメイン検索したら、やっぱりつながった(笑)。

 

でもやっぱり検索に時間はかかった。

で、とりあえず「reiwa.com」は取れないことはすぐに表示された。
なーんだ、面白くないな。真顔

これ以外のreiwaドメインは取っても魅力はないので、検索はそこでやめた。

 

さて、その後、じゃぁだれがreiwa.comを所有し、使っているのだろうか?が気になったので、調べてみた。

 

すると単純。

ブラウザで“reiwa.com”と打って検索したら、ネット上でしっかり「reiwa.com」は使われてたじゃん。

 

それがこちらです。
(興味がない人は無駄にアクセスしないでね。無駄なアクセス、しかも知らないところへのアクセスは、マルウエア感染の危険度が上がるだけです。)

 

・「reiwa.com」(不動産業者らしい)

https://reiwa.com.au/

 

(上記URLが「reiwa.com」ではなく、「reiwa.com.au」になっているのは理由があるらしいが、それは後で話します。)

 

このドメインを現在持っているのは、“reiwa.com”という名前の不動産会社で、西オーストラリアに存在する会社らしい。

 

なーんだ。やっぱり、とっくに使われてたのね。笑い泣き

今日慌てて検索した皆様、大変お疲れ様でした。ニヤニヤ

完璧に無駄な努力でしたね。・・・私もね。ムキー

 

でもしつこい僕は、reiwa.comについてもうちょっと調べてみた。

 

すると、「reiwa.com.au」の謎が解けた気がした。

 

調べたところによると、「reiwa.com」が初めて取得されたのは、19年も前2000年03月29日のこと。

 

なんだ、けっこう前じゃん。

で、最終アップデートは今年の2月29日だった。

アップデートもしたばかりだったのね。

これじゃ、「reiwa.com」が取得できるわけがない。

 

ドメインは早い者勝ちであり、それを取得した人や会社がそれを手放さない限り、手には入らない。

 

更に調べると、どうやらこのドメインは、ドメイン管理会社が管理して、“reiwa.com”を名乗る不動産会社に「reiwa.com」というドメインを貸しているような形になっていた。

要は、日本でいえばお名前.comみたいな会社を経由してこのドメインを契約しているということですね。

 

そして最後に、「reiwa.com」ではなく「reiwa.com.au」になっている謎について。

 

後ろについている「.au」というのは、ccTLD(country code TLD、国コードトップレベルドメイン)の一つです。

ccTLDの仲間に含まれる「.au」は、各国/地域に割り当てられたTLD(トップレベルドメイン)なので、それが割り振られた国の中でしか使用が認められていません

ちなみに、「.au」は、オーストラリアでなくと使えないドメインです。グラサン

 

実際に、「reiwa.com」を管理している会社を調べたら、やっぱりその会社のドメインの最後に「.au」がしっかりついてました。

 

だから、「reiwa.com」でアクセスしているつもりでも、実際にアクセスするのは「reiwa.com」ではなく、「reiwa.com.au」になってしまいます。

これが、「reiwa.com.au」の謎ときです。

 

まとめると、


(1)「reiwa.com」自体は19年も前の2000年からすでに使われていた。

(2)現在はオーストラリアの“reiwa.com”という名前の会社が「reiwa.com」を使っている。

 

ということで結局、「令和」になるからといって、「reiwa.com」は取れないよというのが結論でした。

 

このドメインを現在持っているのがオーストラリアの会社なので、自分たちの会社名が日本の元号になったからって驚くようなこともないでしょうね。

ただ、この会社が日本と何らかの取引をすることになった場合、「令和は我が社の名前と同じですよ」程度の話題作りはできるでしょうね。

 

 

Canon My Image Garden のCDレーベル印刷で内部エラーが出る時がありました。

あるいは、Canon Quick Menu から直接 CDレーベル印刷を起動すると、まるでフリーズしたかのように起動時間が異常にかかることがありました。
この解決方法がわかったので、こちらに備忘録的に掲示しておこうと思います。

■私の環境

・Windows 10 Home(ビルド1809) 64ビット

私の場合、TS9030を使用しているので、ドライバは次の2種類をインストールしています。

・Canon TS9000 Series
・Canon TS9000 Series XPS

以下の説明ではこのドライバで説明しますが、これは一例です。
ドライバについては、ご使用の機種に読み替えてください。

■発生する現象

(1)My Image Garden は起動するが、CDレーベル印刷にて印刷ボタンをクリックすると、「内部エラー」が発生してしまう。

(2)Canon Quick Menu から直接CDレーベル印刷を起動しようとすると、起動はするのだがフリーズしてしまったかのように見える(たいがいはこのときウインドウが真っ黒に表示されることが多いようです)。
しかし正確にはフリーズしているのではなく、しばらく(2分から5分程度)待つと自然とフリーズが解けて、使用できるようになるようです。
でも結局、印刷したくても(1)と同じエラーになって印刷できません。

*このぐらいの長時間フリーズすると、普通の人は「完全フリーズ」と勘違いして、タスクマネージャを使って強制終了してしまうと思います。私も最初はそうでした。でも、時間が経つとなぜかフリースが解除されることがわかりました。なぜそうなるか私なりに考えて、最後の方で書いていますので、そちらもご覧ください。*

(3)CDレーベル印刷にて印刷ボタンをクリックする前に、ドライバを「Canon TS9000 Series」ではなく、「Canon TS9000 Series XPS」に変更してから印刷すると、なぜかレーベル印刷はできてしまう
つまり、内部エラーが起きるのは、CDレーベル印刷のダイアログでドライバを「Canon TS9000 Series」に設定した時だけ。

(4)「Canon TS9000 Series」ドライバや「Canon TS9000 Series XPS」ドライバなどをいったんアンインストールしてから再インストールし、Windowsを再起動したとしても、上記(1)~(3)の現象は治らず、再現されてしまう。


■考えられる原因

My Image Garden の環境設定内の設定(フォルダの指定)が、現在のパソコンの構成に合っていないと、このような現象が起こるようです。
環境設定内で指定されているフォルダが、「実は現在は存在していないフォルダ」だったりすると、My Image Gardenは、一見フリーズしたような異常に重い挙動を示すようです。


■解決方法

(1)My Image Gardenを起動します。
(2)ツールメニュー → 環境設定 → 画像解析設定タブを選択します。
(3)画像解析設定タブにある画像解析対象フォルダの設定を修正します。

 


現在は存在していないはずのフォルダ」が[画像解析対象フォルダ]に設定されている状態になると、My Image Garden の起動が異常に遅くなることがあります。その場合、そのフォルダを削除し、正しいフォルダを追加する必要があります。

具体的な修正方法は以下の通りです。

(A)現在[画像解析対象フォルダ]に設定されているフォルダが正しいかどうか確認します。。

例えば、外付けHDDや外付けDVDドライブを増設したり外したりすると、HDDのドライブレターが変わってしまうことがまれにあります。このため、[画像解析対象フォルダ]に設定されているフォルダが正しいかどうか確認してください。

(B)画像解析設定タブ[画像解析対象フォルダ]に設定されているフォルダが間違っていた時は、修正します。



(修正例)

以前は「F:\画像フォルダ」を使っていて、My Image Garden の[画像解析対象フォルダ]もこの設定になっているが、HDDを付け替えたために、いまはFドライブではなく、フォルダは「G:\画像」を使用しているとします。

このような場合、[画像解析対象フォルダ]に登録している「F:\画像フォルダ」は削除し、「G:\画像」を追加する必要があります。
(もちろん、実際のフォルダは、ご自身のパソコンの構成に合わせてください。上記は私の場合です。)

(4)続いて、環境設定の詳細設定タブに切り替えます。

 


詳細設定タブには一時画像スキャン画像保存先が指定できるようになっています。

これらの設定が間違っていないかどうか、確認してください。特に一時画像の保存フォルダは注意する必要がありそうです。

これらに設定されているフォルダがもし現在は存在していないなど間違っていた場合は、[参照]ボタンを使って正しいフォルダに設定し直してください。

(5)以上の修正ができたら、CDレーベル印刷を試してみてください。


■私が感じたこと

1.ソフトの作り(仕様)に問題がある気がする。

以下は、この現象が意味するところを私が自分なりに考えたもので、特に根拠はありません。

My Image Garden は、間違ったフォルダ(現在は存在していないフォルダ)を設定していても、エラーを出さずに内部でエラー処理をしてしまうようです。一見するとフリーズしたように見えるけどエラーにならずにある時間経過後に使えるようになるのは、このためだと思われます。
 

おそらく、環境設定で指定されたフォルダがなくても、ある一定時間の間、指定したフォルダをスキャンしてだめな場合、そのままエラーを出さずにフォルダのスキャンはあきらめ、CDレーベル印刷の画面を強制的に表示する仕様になっているのではないかと思われます。
 

このような仕様だと、ある一定時間フォルダをスキャンしている間は、その作業が終わるまで、My Image Garden がフリーズしたような状態になってしまうのだと思われます。しかし規定時間を過ぎると強制的にスキャンをやめて CDレーベル印刷の画面を強制的に表示するので、数分するといつの間にかフリーズが解けているという状態になるものと思われます。

上記の私の考えが正しいのであれば、エラー処理をきちんと考えているという点では、プログラムをきちんと作っているという印象はあります。
しかし、ユーザーにエラーを示さずに内部的に処理してしまうと、ユーザーは何が悪かったのかを見いだせず、結果として、エラーへの対処に時間がかかるか、あるいはエラーへの対処ができなくなる可能性があります。
したがって、このような仕様は善し悪しであると思いますね。

My Image Garden 関連ソフトは、全体としてこのように、ユーザーの使い勝手をあんまり真剣に考えてないのではと思われるような仕様が多いように見受けられます。

むしろ、「ある決まった手順を踏まないと使用できないソフト」になっている気がしてます。

昔、「ウイザードのような、ユーザーに自由度を与えず手順を踏ませるソフトは、一歩間違えると使い勝手が非常に悪くなる。」と聞いたことがあります。My Image Garden もそのようなソフトになってしまっている印象が、私にはあります。

2.各種の設定が、あちこちに分散しすぎてて非常にわかりにくい。

今回は、CDレーベル印刷の内部エラーやフリーズの直し方を説明しました。
しかし、Canonkら提供されたこれらのソフトはなぜか 設定項目があちこちに分散してしまっています。
このため念のため、My Image Garden の環境設定以外にも、
・Canon Quick Menu 内のスキャン設定
・CDレーベル印刷の設定
・Canon Quick Menu下部にあるドライバの指定
など、HDDやDVDドライブなどの構成を変えた場合は、それらをすべて必ず点検しておいた方が良さそうです。

でもこれらの設定が一カ所に集中して置いてあるのではなく、とにかくあちこちに分散していますから、おそらく設定を見落としてしまう人の方が多いのではないかと私は思います。

どうして設定項目を一カ所に統一せず、あちこちに分散しているのか?
これもソフトの作りが悪いといわざるを得ません。

3.EPSON製と比べて、余りにも見劣りするソフト群

私はCanonもEPSONもどちらのプリンターも使ったことがあるのでわかるのですが、特に My Image Garden から始まって、関連するあらゆるソフトが、EPSONで提供されるソフトと比べると、かなり使いにくいと感じます。はっきり言って雲泥の差。

My Image Garden のCDレーベル印刷などは、最初は全然使い方がわからないし、画像の位置を変えるなどの操作一つとってもすごくやりにくい。また、CDの内径などを変更するボタンも、画面下の矢印ドタンでかなり右の方までスクロールしないと設定ボタンが出てこないなど、ほんとに使いにくいソフトだと感じています。CDの内径の設定がそんなところにあるということに気づくまで、戸惑ったのなんのって。

ことCDレーベル印刷に関しては、「らくちんCDラベルメーカー」のほうがはるかに使いやすかったです。
私も「らくちんCDラベルメーカー」を愛用してましたが古くなって使うのをやめましたが、天下のCanonさんが提供するソフトがこのような使いにくすぎるソフトだったとは、心底がっかりしたものです。
いまはもうあきらめて使っていますけど。

実際、「My Image Garden は使いにくい」という書き込みをネットのあちこちで見かけます
だからたぶん、皆そう思っていると思います。

きつい言い方ですが、ソフトを作る時、ソフトを作った下請け業者が、実際に自分たちで使ってみて使用感を確かめるとか、そういう基本的なことをしていないのではないでしょうか?
Canonさんは、早急にもっと使いやすいソフトを開発して、現在のCanonユーザーにも無料で新しいソフトを提供すべきではないかと思います。

 

「朝から酒を飲みやがって」みたいなことを書く人がいる。

朝から酒を飲んで顔が真っ赤になっていると、「だらしがない」とか、[マナーが悪い」と書くわけです。

でもそれって、間違いなく偏見です。

 

僕は基本的にほとんどお酒を飲まない人なのですが、それでも上のような批判はおかしいとしか思えません。

 

パイロットとか、タクシーとかバスとかの運輸関係の仕事を持つ人は、乗務前のアルコールチェックが厳しく定められています。

アルコールの処理時間は個人の体質で左右されるところがあるので、乗務の何時間前までというのは一概には言えない。

でも肝臓に自信がある人でも、アルコールチェックに引っかからないようにするためには、前日の夜に酒を飲むなんてことはしてはいけないんです。

こういう職業の場合、どうしても酒を飲みたい、あるいは、つきあいで酒を飲まなきゃいけないという場合は午前中を中心に酒を飲むことがあるのです。

 

たとえば、タクシードライバーは、シフトによっては朝一番で乗務が終わる人がいます。

タクシードライバーは原則として一日おきの乗務なので、朝に乗務が終わるとその日はお休みで、翌朝にはまた乗務が待っています。

この場合、仲間同士で飲み会やろうぜという話になった場合、乗務が終わってすぐ後に集合しますので、たいていは午前中に飲み会を始める人が多いのではないでしょうか?

午前9時から飲み会を始めて午前11時までとか、そういう感じになると思います。

アルコールチェックが法律でしっかり決められてますから、翌朝のアルコールチェックで引っかからないようにお酒は早めに飲まなければならないのです。

 

だから、午前中に真っ赤な顔をしているからといっても、マナー違反だとかだらしがないとか、そういう批判はおかしいのです。

 

ホテルの朝食のビュッフェ(食べ放題)もおなじ。

食べ放題の時にアルコールを頼んでいると、それだけで批判する人がいます。

でもさ、お店のメニューにアルコールが載っていて、いつでも頼める状態なのに、それを頼むなって方がおかしいでしょって僕は思う。

そんなの、完全に個人の自由なんだから。

朝からお酒を飲んではいけないのなら、朝からお酒を提供するお店の方に責任があるということにもなってしまう。

でもそれって変ですよ。

僕の父はビールが好きで、朝からビールを飲む人です。

普段の仕事を忘れて、旅行先のホテルで朝から酒を飲んで何が悪いのか。

そういう「個人の自由」を自分の基準で縛り、自分の基準から外れたら「だらしない」とか「マナー違反だ」とか叫ぶ人。

そういう個人の自由を全く考えない押しつけタイプ人の方がずっと僕はマナー違反だと思います。

 

世の中はこういった偏見が多いです。

世の中の人は一つ一つ反省して、偏見を無くさなければいけないと僕は思います。

 

 

3840×2160ぐらいの高い解像度では、アプリケーションの表示内容が小さくて見にくいことがあります。
これに関して、基本的な対処方法は以前のブログで紹介させて頂きました。
簡単に言えば、アプリケーションのEXEファイル(実行ファイル)のプロパティの[互換性]タブの設定を変更します。
 

そして今回ご紹介するのは、ATOKを使用するときの修正方法です。
なぜこれを採り上げたかというと、ATOKの場合、実行ファイルが多すぎてどのファイルの設定を変更したら良いのかがとてもわかりにくいからです。
全てのEXEファイル(実行ファイル)に対して設定変更をしても良いのですが、それではめんどくさいです。
動作の中心になると思われるEXEファイルに対して設定変更をしてやれば、ほとんどの場合はそこから呼び出されるEXEファイルの解像度は自動的に修正されます(例外はあるようですが。)

1.具体的な事例

私が使用している環境は次のようになります。

・PCの基本的な画面解像度:3840×2160
 (私の場合、この設定を少し変更してます。)
・Windows10
・ATOK2015

このような高解像度の場合、ATOKで変換するとき、基本的にはWordや秀丸などに設定した解像度で表示されるので、事前にWordや秀丸などの互換性タブの設定を修正することで基本的な対処は出来ます。

ところが、ATOKの手書き入力などの機能を使おうとすると、事情が変わってきます。
Wordや秀丸などの互換性を修正したとしても、手書き入力パレットまでは効力が続かないようなのです。
このため、そのままでは手書き入力のパレットはやたらに小さい表示になって使い物になりません
ATOK2015の手書き入力パレットを次の図に示します。



この図のパレットの下部を見てください。
この例では「陽」という手書き漢字の変換候補として、パレットの下に漢字が並んでいます。
しかし解像度の修正をしないと、この変換候補があまりにも小さくて、とんでもなく読みにくいのです。

また、表示が小さすぎて各種のボタンを区別しにくいため、これらをクリックすることもままなりません。
入力した漢字が複雑な漢字だと、もう目も当てられません。
今回のブログでは、これを修正しようということです。

2.修正方法

ATOK2015の場合(他のバージョンでは確認していません)、ATOKの「ATOK28PC.EXE」という実行ファイルの互換性の設定を変更します。
ATOK2015の「ATOK28PC.EXE」は、次のフォルダにインストールされています。

C:\Program Files (x86)\JustSystems\ATOK28

なお、この実行ファイルは、タスクマネージャでは「ATOKスタートアップツール」として表示されます(詳しくは後述する「3.今回のEXEファイルはどうやって見つけたか?」の所を参照)。

●具体的な修正手順

(1)次の項目「3.今回のEXEファイルはどうやって見つけたか?」で紹介している方法でEXEファイルのプロパティを表示させます(こちらの方法の方が簡単)。

もしくは、エクスプローラで

C:\Program Files (x86)\JustSystems\ATOK28

というフォルダを表示します。その中にある「ATOK28PC.EXE」という実行ファイルを右クリックして、プロパティを表示させます。

(2)プロパティウインドウの[互換性]タブをクリックします。すると、図のように表示されます。
ここで、[高DPI設定の変更]ボタンをクリックしてください。

もし全てのユーザーに対して同じ設定を施したければ、その下の[全てのユーザーの設定]ボタンをクリックした後に、[高DPI設定の変更]ボタンをクリックします。



(3)すると「このプログラムの高DPI設定を選択します。」と表示されるので、各設定を次のように変更します。

・「[設定]での指定ではなくこの設定を使用して、このプログラムのスケーリングの問題を修正する」をONにします。
・「次の場合、メインディスプレイに設定されているDPIを使用する」は状況や目的に応じて設定します。
 私は[Windowsにサインインしたとき]にしています。

・「高いDPIスケールの動作を上書きします。」をONにします。

・「拡大縮小の実行元」は「システム(拡張)」に変更します。
ただし、これはアプリケーションなどによっても状況が変わるので、ここで選択出来る3つの選択肢をそれぞれ実際に試し、最も具合が良いと思う選択肢を見つけるようにしてください。




3.今回のEXEファイルはどうやって見つけたか?

(*)この話題に興味がない方はここは飛ばして結構なのですが、今回のような障害に対処するためには、こういう考え方や方法で対処法を見つけるということを知っておいた方が、今後に生きてくると思いますので、お読み頂くことをおすすめします。

今回のEXEファイルは、次のような手順で見つけました。
この方法は、ATOKでなくても、他のアプリケーションでも応用出来ます。

(1)タスクマネージャの[スタートアップ]タブを使って、Windowsが起動するときに自動起動すると思われるATOKのプログラムを探します。
今回は、「ATOKスタートアップツール」として表示されているのがわかります。



(2)EXEファイルのプロパティを表示させるため、「ATOKスタートアップツール」を右クリックし、プロパティをクリックします。

“最初にエクスプローラを探してフォルダを表示して・・・”のような面倒な手順を踏まなくてすむのが、この方法のメリットです。



[参考]
何らかの事情で、EXEファイルのあるフォルダを表示したいときもあります。
そのような場合は、(2)の手順において、[プロパティ]ではなく、[ファイルの場所を開く]をクリックしてください。これによりその実行ファイルが存在するフォルダが表示されます。なお、ここはうまく出来てまして、フォルダが表示されるとき、ちゃんと先ほどのEXEファイルが選択候補になるように表示されるようになっています。便利ですね。

[ファイルの場所を開く]をクリックするというこの方法は、デスクトップ上のアイコンやスタートメニューのアイコンなどいろいろなところで使用でき、ファイルの存在するフォルダを一発で表示出来ます。とても便利なので覚えておいてください。