備忘録的に書いておきます。
TVTestを普通のウインドウで再生しているときは問題が無いのに、ウインドウを最大化すると、数秒後ぐらいから音飛びが始まってしまいす。最初はバッファが効いているのでしょうか、ウインドウを最大化してすぐに音飛びするのではなく、数秒経ってから音飛びが始まります。場合によってはブロックノイズが入ったりもします。
●私の環境
私が使用しているTVTestのバージョンは、TVTest Ver0.9.0 dev (x86) というバージョンです。
これはわりと新しいバージョンのはずです。
また、PCのスペックなどは次のような感じです。
・CPU:Intel Core i7-6700HQ 2.60GHz (第6世代)
・メモリ:16GB
・OS:Windows10 Home 64bit バージョン1803 ビルド17134.48
音飛びを治したくていろいろググってみましたが、ほとんどの対策法は以下のようなものしか見つからない感じでした。
●一般的な対策法
・[設定]の[再生]で、バッファリングサイズを変更したり、次の3つのチェックボックスを入れたり外したりしてみる。
(以下の3つは、TVTestのバージョンによっては[再生]ではなく[音声]の方にあるようです。)
・音声サンプルのストリーム時間を調整する
・映像と音声のPTSを同期する
・音声レンダラのクロックを使わない。
この設定変更は、音飛びにはあまり効果が無いようですが、音ズレには有効なようです。
私の場合は、次のように設定したら、ウインドウ最大時の音ズレは解消されました。
(この設定をする前に、下で紹介する音飛び対策を先に実行してください。)
・音声サンプルのストリーム時間を調整する : チェックを入れる
・映像と音声のPTSを同期する : チェックを入れる
・音声レンダラのクロックを使わない。 : チェックを入れる
・最大バッファサイズ:10000 パケット (ここは 20000 でも 40000 でも音ズレがあるようですので、試行錯誤で探してください。)
・データが溜まってから再生を開始する : チェックを入れる 、割合 : 20%
しかし、どれを試しても、私の環境では音飛びについては結局治りませんでした。
ところが・・・。
●私が音飛びを治したときの対策法
試しにデコーダを違うものに変更してみたら、音飛びは治りました。
・音飛びしていたときのデコーダ: LAV Video Decorder
・音飛びしなくなったデコーダ: TVTest DTV Video Decorder
LAVは、0.70.2を使用していました。
実は、ffdshowの方が音飛びの改善状態はよりよかったのですが(TVTest DTV Video Decorderでは、多少まだ音飛びが出ることがある)、ffdshowだと今度はウインドウを最大化したときの音ズレが治らないようです。
ヒントになったのは、次のWebページでした。
いつもいろいろお世話になっているページです。
・PLEX チューナーに関するFAQ (PX-W3U2 W3U3 S3U2 S1UD BCUD W3PE Q3PE)
FAQ項目:13)D(rop)やE(rror)は0で受信は問題ない筈なのに、プチプチという音飛びがしょっちゅう出る。あるいは映像と音が微妙にずれている。
http://vladi.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/plex-usbfaq-px-.html#2Q13
上記のページでも、基本的には対策は最初に書いたチェックボックスによるものなのですが、この項目の最後の最後に書いてある一言。
「また使うデコーダに依存する場合もあります。」
ヒントはこれでした。このヒントにより、音飛びはあっさりと治ってしまったわけです。
いままで同様の不具合が出て、いろいろ試してだめだった方は、一度デコーダを変更してみたらいかがでしょうか。