ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -6ページ目

2000.11.18 プラハ

カレル橋
朝7時発のプラハ行きのバスに乗る予定。今朝は5時に起床、とにかく寒い。顔をバシャっと洗って服を着替えてささっと身支度完了したのが5時半、早すぎる。ところが馬鹿なことに荷物を入れてあるロッカーキーをかけたままレセプションにかぎを預けたままでいるということに気づく。もちろん受付は7時にならないとスタッフはやってこない、がーん。とりあえず電気が消えて真っ暗になっているレセプションにいく。後ろのたなにでーんとキーがかけてあるのでこっそりと使う、もちろん自分のぶんだけだ。けどちょっと盗人気分でどきどき。で、無事荷物を取り出すことができて反省しつつYHを後にいざ出発。
外は暗いし寒い。メトロに乗車すると人がまばらにおり安心。早朝の人気の少ない街って大好き、けど寒い。目指すバス出発地はウィーン大学近く。到着しても誰もおらずしかもまだまだあたりは真っ暗。カフェはないかなって見渡してもそんな便利な場所はなく、逆に早朝散歩の住人に「何をしているんだ?」と声をかけられる始末。ちょうど近くにヨーロッパ特有な地下空調のようなもののがあり、そこから暖かい空気が吹き抜けてくるところを発見。で、ここでバスを待つ。寒さはしのげるけどかなりみじめな気分。さて、やっと時間になってバスがやってきた。リザーブした「Euroline」の文字のバスじゃないけど「Praha」という文字があったのでチケットを見せると乗ることができた。電車と違ってバスはわかりにくい。
乗車後はとにかく眠いのでひたすら眠る。途中目が覚めるとのどかな田舎の風景が車窓いっぱいに広がっていた。列車とは違った風景で新鮮。でも、かなり普通のローカルな道を走っているみたいで高速はないのか?と疑問に思った。国境越えはいたって簡単なもの。まず出国側がパスポートチェック、その後入国側のスタッフがやって来る。チェコの場合はバスに乗っていた乗客で日本人は私だけでなぜか私のパスポートだけ持って行かれてしまってどきどき。オーストリア人とチェコ人はちらっとパスポートを見るだけのものだった。数分後無事手元にパスポートが帰ってきてほっと安心。途中おなかがすいたので昨日購入していたブダペスト産のまずいパンがかばんの中に入っていたので食べる。
プラハについたのは12時。まずは宿、と思いテレカを購入してガイドブックで目星をつけていた宿にコール。しかし満室だったのでとりあえず街の中心部へ一旦出ることにする。プラハのメトロはイタリアなんかに比べるとはるかにわかりやすい。表記も外国人トラベラーにわかりやすく英語もあるし、複雑なホームもなんなく乗り換えられる。で、中央駅にでてきょろきょろしていると宿の紹介所のようなところがあり早速そちらで手配してもらう。とにかくバスに揺られて疲れていたのでここから近いプライベートルームならどんなところでもいいっというリクエストをする。徒歩5分以内というところを紹介していただくもオーナーが買い出し中で1時間ほどしてから部屋に行くようにと言われる。えー、いますぐベッドに横になりたいのにと思いつつおなかもすいていることだしまあランチで時間つぶしをしようとひらめく。街に出るとストリートに露店がならんでいたので簡単なサンドを購入しぶらぶら歩いて1時間。オーナーらしきお兄さんは親切にお風呂の使い方まで教えてくれた。マンションのワンフロアーがすべてプライベートルームとなっていてバストイレは共同ということだけど本日の宿泊者は私しかいないのでご自由にどうぞ、とのこと。ラッキー。ここは大通りに面したマンションの4階で、メトロも近い。なんだかうれしくなってさっそく外へお出かけ。
大通りを歩いて早速カレル橋へ。ストリートには道案内もあってさすが観光地といった雰囲気。とにかく歩きやすい街。カレル橋というのは、橋のたもとに塔があって遠くにプラハ城が見える。そして橋には聖人の像というのがところどころオブジェとして並んでいて、露天商が絵を売っている。どこからともなくジャズの演奏が聞こえてきたり・・・とすっかり雰囲気に酔ってしまった。とにかく素敵すぎる場所。橋をわたったところでトラムにのり登山列車にのって街の高台へ、と思ったがおりる場所を間違える。着いたところは国立劇場というところで、そこでまたトラムを待って無事登山列車にのることができた。がんばって列車にのって展望台まであがったわりにはイマイチの見晴らしでがっかり。あたりは散歩道があったのでさっとめぐって下に歩いておりる。この下山遊歩道がなかなかグッド。
夕方日暮れにカレル橋付近をうろうろして、はがきを購入したり夜景の橋というのを鑑賞。カフェで一息いれて旧市街広場へ。そこから歩いてメトロに乗って宿に帰る。
本日のディナーは宿近くのレストラン。プラハビール+蒸しパン+フライドポテトをオーダー。アイスホッケーの試合が流れていて周りのお客さんは釘付けになっていた。夜は一週間ぶりにシャワーじゃなくバスタブっていうのにつかってほっとひといき。


【本日の旅の費用】
プライベートルーム 800KC
スーパーで買いだし 78.54KC
切手 28KC
メトロ一日券 70KC
写真 60KC
ディナー 70KC
ソーセージ 25KC
はがき4枚 20KC
カフェ 45KC
お茶 20KC
バス 325AS
トータル  325AS+1216.5KC(5341円)

2000.11.17 ブダペスト

ハンガリー
ブダペストへ日帰りトリップの日。利用しているYHが駅に近いという立地条件を生かして、はりきって朝8時すぎの列車に乗り込む。列車はコンパートメントになっており、一緒になったおばさんはアメリカ人。プラハを一人旅した後、ローマに住んでいる娘とブダペストで会う予定だという。ブダペストいきの列車にのったけどそのルートが途中スロバキアという国を通るわけで、入国ビザをもっていないとたとえ列車で通過するだけでも入国できず強制的に下車させられたという。ガイドブックにスロバキアの入国は厳しいというようなことが載っていたな、と思いながら話をきく、かなりスロバキアに対して怒っているおばちゃんだった。
車窓からところどころこぎたない村が見えてきたなっと思ったらハンガリーだった。パスポートコントロール後、車内にインフォメーションの人らしき方が本日の宿や観光の案内パンフレットをくばっていた。なんと旅人に親切な国なんだ、とびっくり。こんなことなら日帰りなんかじゃなくのんびりここらあたりを旅してみたいなって思いながらも日帰りのつもりだったのでウィーンに荷物をおいてきたので断念。ところで、例のおばさんが宿泊予定にしている宿は公認のものではないので警察に宿泊届けをだしておいたほうがよい、なんてことをアドバイスされていた。おばちゃんはびっくり、私も驚きと同時にハンガリー=旅しにくい国、にやってきたと実感した。
駅につくと、やはりタクシーなどの客引きがけっこうあった。私はぶらっと簡単に観光案内&できれば温泉につかりたいという思い。手っ取り早く観光したいのでインフォメーションで市内観光のバスツアーを申し込む。13時45分ツアースタート、2時間くらい時間があるので腹ごしらえ。ツアー出発場所近くへとりあえず地下鉄で行き、近くのレストランで食事。ブダペストにしたら一流どころ、といえるらしいところでのんびりくつろぐ。庶民的なレストランでもいいけどなんか疲れたのでゆっくりとくつろぎたい気分。周りのお客さんも紳士的な雰囲気のかたが二人。私はスープが飲みたかったがウェイトレスの方のおすすめでパプリカチキンを食べる。やわらかいお肉でおいしいし、付け合わせのヌードルもなかなかのもの。が、なにしろすごいボリュームで食べきれない。水をがぶがぶのみながらがんばって食べる。
いい時間になったのでツアーに参加する。ランチがちょっと豪華メニューとなってしまったので銀行からお金を引き出してツアーバスに乗り込む。バスはオープントップではなくて一階のみの小型カー。ただ屋根までガラス張りでツーリスト気分になれる。イヤホンにて日本ご案内が聞けるというしくみでらくちん。町歩きもいいけどたまにはこんな観光の仕方も楽しいな、なんて思う。2時間ほどかけて町の名所をめぐる。アンドラーシ通りを通り、英雄広場前あたりの大きな住宅街が印象的。秋の銀杏並木とごうかな家々、それに石畳の通りがマッチして美しい。途中温泉前を通過、いつになるかわからないけど再訪問時に入浴できるようお楽しみはとっておく。それからバスはゲッレールトの丘目指す。途中市民のバスやトラムが横に止まり手をふると皆めずらしそうにするのが、東欧的というかノリが悪い国民性だというか・・・。でもジャパニーズもノリは悪い方だなって思たり。
さてゲッレールトの丘、ここから街全体が見渡せる。バスからおりてしばし休憩。1~2ヶ月前にみたドナウ河の上流部はものすごく小さな小川だった。眼下に見渡せるドナウ川は街の中心部的な存在になっていてとてもきれいだ。しばらく写真をとったりくつろいだ後バスに戻る。車窓から漁夫の塔が見えてきた。とっても個性的なつくり。最後にまわった国会議事堂あたりも素敵。なんといっても今日は晴れていてよかった、街全体があかるく映る。ツアー終了後、くさり橋あたりでぼーっとする。あっという間に日暮れで橋からの眺めがきれいで夕焼けに見とれる。
メトロにのっていざウィーンへ戻る。ほんの少しのブダペスト旅だったけど来て良かったと思えた。メトロの駅付近でも男性ばかりがうようよ~としていて旧社会主義な国だと思いどきどきしたり会う人の無愛想ぶりに辟易もしたけど、夕焼けはホントに美しかった。ちょっと名残惜しい。
駅では明日の切符の手配をしてYHへ戻る。お友達になった日本人女性えみちゃんとちょっとおしゃべり。ウィーン少年合唱団がすきだという。で、いろいろ合唱団のことを教えてもらった。ファンクラブまでできていてけっこう熱心なファンがいるということをしった。一度聞いてみたいな、話は盛り上がり私にしては珍しく寝るのが遅くなってしまった。


【本日の旅の費用】
YH 160AS
列車代(ブタベスト往復) 614AS
ツアー 4800HUF
ランチ 2800HUF
メトロ 210HUF
トータル  774AS+7810HUF(7919円)

2000.11.16 ウィーン

ウィーン
朝食は別途注文せねばならない。まわりのツーリストは自炊派が多かったけどとりあえず食堂で朝食をオーダー。オーストリアYHの朝食はかためのパンふたつにジャム、それと紅茶のみ。さみしいメニューだこと、けど熱い紅茶が飲めるので私にはそれだけで十分。日本人女性がいて、大学を休学して2ヶ月こちらにいるという。留学にきているということでいろいろお話を聞きながらの食事、楽しい。
朝食後は、駅に向かうというので一緒に途中までいく。私はインフォメーションにまずは足を運ぶ、彼女は友達と待ち合わせ。インフォメーションへはメトロをのりついでカールスプラザというところまでいく。地図とオペラスケジュールをいただく。ウィーンにきたからにはオペラなんぞ鑑賞してみたいもんだと思った。で、JCBプラザへ向かう。ここだと日本語案内なのでけっこうディープにいろんなことがきける。ひととおり街のことをいろいろと聞く。やはりオペラ座で芸術鑑賞をしたい、のでバレエのチケットを購入。ふんぱつして、といっても下から二つ目のグレードの席をリザーブ。今夜は楽しみ~。
ところで今後クロアチアへ向かおうとおもっており、その飛行機のチケットを何とかしたいと思い、JALのオフィスを案内してもらう。で、ウィーンの目抜き通りにあるオフィスへ向かう。首都のメインストリートもなんだか人気が少ない、ヨーロッパってどこでもそうだけどもともと人口が少ないんだろうな。人がうようよしていないだけで街ってこぎれいに見えるから不思議。さて、JALのオフィスできいたところでは今後めざすルート上のザグレブ~トルコ間という飛行機がなく、いったんウィーンを経由しないといけない。つまりこれから訪問予定のクロアチアから直接トルコには行けないということが判明。どうしよっかな、と思いつつ近くまで来たのでステファン寺院を見学。ミサ中でなかにはいれなかったので外からじっくり拝見。広場中央にどんとかまえる聖堂で、屋根にある装飾に見とれる。ぐるっと一周して、市庁舎のほうへ向かう。クリスマス前なせいかまわりのイルミネーションがそれっぽく華やかな雰囲気。
歩いているとトラベルエージェンシーをみつけ、いろいろ聞く。と、トルコにいきたいのなら断然トルコ航空がやすいよ、と教えてくれるのでそのオフィスを訪ねてみる。で、トルコ航空でチケットの値段を聞いてびっくり、けっこう高い。がっくりしながら近くに美術館があったのでそちらにいって気分転換。ブリューゲルで有名なところで、建物自体もきっと元宮殿といったおもむき。さすがにブリューゲルの前は人がたくさんいた。ベラスケスなどのフランドル派の絵画がたくさん展示されていたけど、近代のものはまったくなし。思えばすべてハプスブルグ家のコレクションというわけだからあたりまえのことだけど、現代アートっていうのにふれてみたい気分だったのでさらりと鑑賞しておわり。
つかれたのでYHに帰ろうとしたら・・・、旅行代理店を見つける。「ディスカウントチケット」と表示されていて聞くと今までいろいろ聞いたなかで一番チープなチケットだった。ので、日程が決まり次第こちらで手配しようと決心。なんかほっとしてYHに戻ってくつろぐ。ごろごろうとうととして、時間がきたので身支度してバレエを見に再度お出かけ。
7時半講演開始で、ついたのが7時すぎ。さすが国立オペラ座、タキシード姿もあり優雅な雰囲気。ロビーでラフなかっこうでいる私がうろうろするというのはちょっとまずいな、と思い急いで席を探すことに。うろうろしているとスタッフがちゃんと案内してくれてうれしい。ボックス席になっているところで私のとなりに座る人があとでやってきた、と思ったらイスをアレンジしだす。けっこう慣れた雰囲気の方で私にもいろいろと「バレエ鑑賞」について語ってくれる。おまけに、「彼が本日のプリマの父よ」などなど教えてくれる有様で妙に詳しい。久しぶりに見るバレエは楽しくってあっという間のものだった。途中20分くらい休憩があるが、服を考えロビーにはでないようにした。水でももってくればよかったと後悔する。オープンテラスになっているようなところがあって夜のウィーンの街が少しのぞけていいかんじだった。演目である「くるみ割人形」はビデオで昔みたことのあるものだったのでストーリーはよくわかった。最後のカーテンコールでボックスからさかんに花をなげるおじさんがいてこういう文化なのか、妙に感心した。帰りはメトロで帰るがやはりつかれた。

【本日の旅の費用】
YH 160AS
メトロ一日券 60AS
美術館 100AS
ランチ 104AS
バレエ 434AS
ディナー 76AS
トータル  934AS(6351円)